七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2006年12月09日(土) 頭痛が治らず夜まで寝ていた。

昨日一日あまりにたくさん泣いたので、目が痛くて頭痛もひどくなり、今日は起き上がることができなかった。
床暖房やエアコンなどが作動しなくなり、ガス屋さんが来ている間も起き上がれなかった。
先月定期点検の電話があった時も寝ていて、点検ができなかったため、パジャマのままふすまをちょっと開けて、
「今日も先日も具合が悪くて寝てましてすみません」ということと、「床暖房とか使い方が悪かったのでしょうか?」とたずねた。
ガス屋さんが言うには、ポンプの寿命だったらしく交換したから大丈夫とのこと、定期点検も今日やってくれた。
リビングだけガス暖房なため、ガスの部品が壊れると暖房設備がなくて困る。

夕方起きて、息子のお昼の食べ残しを食べ、やっと朝の薬を飲んだ。でも頭痛は治らず、どうにか薬を飲まないでいたのだが、
夜になってどうにも我慢できず、頭痛薬を飲んだ。2時間経ってやっと効き、起き上がって夕食を食べた。
ごはんはあったので、おかずだけ旦那に買ってきてもらったのだ。

実は夕飯を食べるまでも、私は気持ちがつらくなって、ふとんの中で泣いた。
息子が無茶なことを言い、どんなに言っても言うことをきかないので、私はまた怒鳴ってしまった。
子供は言うことをきかない。自分が子供の頃からそう思っていたから、子供が大嫌いだった。
やっぱり嫌いだ、そう思うのと同時に、健常児だとまた違うんだろうなとも思った。
ここで日記を書いてるのは健常児の親御さんがほとんどだから、私のこの文章を読んでもたぶん、
「子供はどこもおんなじだ」と思われるだろう。
違う。申し訳ないけど違う。健常児とは違う独特のこだわりがあったりして、通じないところがたくさんある。

ゆうべ泣き叫んだ時、逃げられるものなら逃げたいと何度も言った。でも私は、病気になって手術が必要になろうが、
どんな手術も受けて生き延びてやるとも言った。息子には私と同じように兄弟がいないし(本当はいても会えないし)、
できるだけ長生きしなきゃと思っているからだ。
でも反面、つらくて逃げ出したい気持ちもあるから苦しい。私自身のことも抱えているから、
ゆうべも、本当のお母さんに連れて行ってもらいたかった!!とも叫んだ。そしたら今ここに私はいないだろう。
まったく別の人生を歩んでいただろう。どんな理由があろうが、親に捨てられたという気持ちは拭えないまま、
その苦しみは年月が経つにつれてよけいひどくなっている。
だから私は、どんなに苦しくても息子から逃げないでいる。どんなに苦しい毎日だろうとも、
私は実父のように蒸発はしないし、他の親に子供を託したりはしない。離婚もしない。どんな親でも子供にとっては親だから。
でも本当は逃げ出したいほどつらいのだ。
実の親に捨てられたという気持ち、どんなに理由があろうとも捨てられたという気持ちは、心の傷は治らない。
同じ経験をした人にしかたぶんわからないよ。ゆうべも泣きながらそう言った。
たぶんうちのような子供のことも、同じ経験をした人にしか理解できないことがたくさんあると思う。

旦那が見ていた番組。日本や世界の教育。それを見ていても、授業時間や授業の中身を見ても、
私にはピンとこなかった。別世界に見えた。息子が受ける授業はこんなじゃないから。
ゆうべも旦那に叫んだ。どんなに頭がよくても人の気持ちが汲み取れないんじゃダメだ!!と。
息子の学校でも、私はただ単に学習能力を高めてほしいわけじゃない。それぞれの子供に合った教育を
してほしいと望んでいるだけだ。しょうがいを持っているからこそ、その子その子に応じた教育を
してほしいだけだ。
押さえつけるだけじゃ伸びるものも伸びてなんかいかないと、私は思っている。
世界の教育事情がどうだかしらないけど、人を思いやる気持ちだけでいいから、学校では学んでほしい。
能力主義の学校はもういらない。私は勉強が嫌いじゃなかったから勉強しただけだ。
旦那は私より頭がいいかもしれないけど、人の心を汲み取ることは学んでいない。誰にも注意されていないから、
たぶんここまで来たのだ。だからゆうべ私が言った。

治ったはずの頭痛がまた始まった。自分で言うのもなんだが、たぶんバカマジメなんだろう。
楽しいことは好きだけど、適当には生きたくない。たとえ病んでもね。

今また、旦那がネット問題の番組を見ている。顔を載せている女の子とかね。
さっきも書いたけど、人は経験したことしかわからないから。
痛い目に遭わないとわかんないだろうね、あの女の子も。
メールでその人がわかるとか言ってたけど、確かに文章に人柄は出るよ。でもネット上じゃそんなの通用しない。
私が信用しているのは、限られた人だけだ。旦那にすら信用の気持ちが少ないから。
PCにしろ携帯にしろメールをするのは、気心の知れた友達で、なおかつ電話などでは連絡が取れない時間だったり、
電話できない状態の時に便利、という意味合いでするだけだ。

電車男も、ノンフィクションじゃないという話も聞いたことあるけれど、あの世界が本当だとしたら、ごくまれだと思う。
ネット上だけのつながりは、もう私は信用してないから。痛い目に遭ったからそう思う。
子供が痛い目に遭う前に防ぐことが大切、こんなご時世だから。いろんな犯罪も起きてからじゃ遅いし。
でも、さっきの女の子じゃないけど、なんか勘違いしちゃってる子は、痛い目に遭って初めてわかるんだろうなって思う。


追記。

念のため書いておきます。
ネット上だけのつながりは信用しないというのは、決してこの日記を読んでくださってる方を
バカにして言ってるわけじゃありません。私の経験上だけですが、ネット上だけのつながりだと、
顔が見えない分、どんなことも書けたりするので、人を信用できない自分もかなしいですが、
信用度が減っても致し方ない世界だと思います。
顔が見えないからと日夜日記で毒を吐いてるわけじゃないです。
ただ、自分の毒を吐いてどうにか自分を保ってるんです。
読んでくださる方には申し訳ないですが、よろしかったらこれからも読んでやってください。
読んでくださるだけでいいんです。


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