七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2006年12月03日(日) 今ならわかるかも

OL時代にお局様のイビリの対象だった私。いじめがいがあったんだろうね、こういう私は。(-_-)
職場異動したら、後輩に「○○ちゃん(←私の名前)がいなくなっちゃったから、あたしが代わりに
いじめられるようになっちゃったじゃない!」って言われた。知るか!って返す気にもならなかった。
こんな後輩がいた職場だった。(-_-;)

お局様に言われて忘れらない一言がある。この日記に書いたことがあるかもしれないけど。
職場の掃除当番決めの時、私は当時もひとりでやる方がラクだと思ってたから、ひとりでやりたいと言った。
そしたらお局様から直接猛反撃された。「主婦は忙しいの!(だから二人組で掃除したいの!)お気楽な独身とは違うの!!」
結局ひとりでやりたい人はひとりで、組んでやりたい人はペアで掃除することになったけど。
今ならお局様の言う言葉の意味がわかる。確かにそうなんだ、家族がいると自分のことだけ考えてればいいわけじゃない。
でもなぁ・・・そうは思っても私は、面と向かっては言えないなぁ。きつい性格だったもんなぁ、あの方。
席が目の前で、ホントにきつかった。いつもビクビクしてた。言い方がきつい人って、いまだに嫌だ。

テレビで結婚してない30代OLの特集やってる。自分に時間を費やすことができるって言ってるのが、
ポルノの音楽聴きながらこの日記を書いてる耳にも、小さく届いた。
確かにね、旦那も息子もいる休日は、ポルノの「休日」のような平凡な幸せな図じゃない、特にうちは。
結婚する前だって、実家は毎日ばたばたゴタゴタしてる家だったから、一人暮らししてるOLとは違って、
どこか自由がなかった。
確かに友達同士で夜遊びできてるOLは、友達の結婚話なんか聞いたら、結婚する気にもならないだろう。
でも全部のOLがそうかと言ったら、違うだろう。
自由な孤独、孤独じゃないけど不自由な家庭。比べられるものじゃない。

この育児日記読んでくださってる方は、もちろん育児ジャンルだから、子育て中の方がほとんどだろう。
結婚してお互いパートナーと自由に暮らして、おしゃれな生活、インテリアも妥協せず、かわいいワンちゃん飼って、
子供なしの生活。
インテリア雑誌に載ってるような家の人は、やっぱり子供は持たない主義の人が多いだろう。
子供がいたら、インテリアどころじゃなくなるよ。それをきれいに保つには、自分にも家族にも負担がものすごくかかる。
私は昔からインテリアは好きで、OLの頃は一応、自分の部屋は気を配って生活していた。
今だって本当はきれいにしたい。それでも片付けして掃除して、息子が帰宅すると30分で元通り散らかった状態になる。(-_-;)
子供が自分の部屋で過ごすことがメインになるまで、この状態は致し方ない。
息子の成長が遅れているとしたって、みんなこのような状態は一通り経験しているのだろうから。

結婚しない女が多いのは、私たちがつい家庭内のグチを友達に話してしまうことに原因があるのかな。
OL時代、自分のためにお金使って、家庭に入ったら全部自分のために使うのも制限されてくるから、
そんなの嫌だって思う人もいるだろうし。それに日本の男性は、多かれ少なかれ家庭ではお殿様になるからね。
それに日本の女は耐えようとする人が多いだろうから、グチも多くなるし、そんなんだったら結婚なんかしなくていいって
思うのかもしれない。これは推測にすぎないけど。

あぁ、やっと休日が終わる。ポルノさんの「休日」とはどえらい違いの世界だよ。だから私はあの「休日」が聴けない。
あまりに私のいる世界と違いすぎて、聴くとつらくなる。そういう「休日」に憧れているのに、違うから。
その憧れを「絆」に託して書いているのだ。私の理想の中の理想。そうやって過ごしている。
明日からはまた平日だ。ゆっくりできる時はゆっくりできる。私にはこの時間が大切なのだ。
たとえ日常で、息子を歯医者に連れて行ってエネルギーを使う場面はあるが、睡眠含めやっぱりひとりで過ごせる時間が
私には必要で大切だ。

たぶん私が鬱になっていなかったら、きっと職場異動するか転職して、まだきっとひとりだったと思う。
実家を出て一人暮らしできてたとは言い切れないけど。あの家族はいいトシの女が家を出る時は、嫁に出る時だと
思い続けてるような人たちだから。
実家があるのにわざわざ一人暮らしなんて何事だ!ってな感じの家だったから。
ヘタしたら婿養子だっただろう。でも私はゴタゴタの家を見てきたから、結婚に対して期待の気持ちは持ってなかった。
ただただ、穏やかに過ごせる場所がほしかっただけだ。それは今も昔も変わらない。

今日も買い物に出た時、公園で子供を遊ばせるお父さんたちの姿をたくさん見た。
スーパーに行けば、子供連れのパパたちが買い物してる。
私はこういう光景を見るだけで、ものすごくつらくなる。そういう場所からは早く立ち去りたい。
寒い空気に当たって、からだの芯から冷えてしまった。マックのココアを飲んで、すこし温まってから帰宅した。
家の中はあたたかいけど、息子と旦那がぎゃーぎゃー言い合っている。
それを聴いて、私はまたもからだが冷え始める。こんな家でもうやらましいって思う人はいるのだろう。
私はただただ、穏やかに過ごしたいだけなのだ。

ホントに他人の芝生は青く見えるものだよね。


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