夏目久美の生きてりゃ上等!



夏目久美の生きてりゃ上等!


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●KUMI NATUME●
2007年02月13日(火)    少女漫画を語ろう。『福屋堂本舗』



 『福屋堂本舗』 遊知やよみ・著

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 って少女漫画がありまして。



 何か地味に、コツコツと(何。この表現…。)面白いです。

 んー。でもこれ…。
 少女向けというよりは社会人向けな内容な気が…します。


 主人公は三姉妹がそれぞれの視点で、回で、主人公。


 いやあ。何が驚いたって…。

 和菓子屋の跡継ぎの長女、福吉 雛 ちゃんがですね。

 行き成り。取引先の銀行員から
 商談中にプロポーズされる場面からはじまる。


(……っていうのか?あれは…?
 取引商談の延長戦口調で。
 ところで。と急に、自分の嫁にほしいという流れで。

 しかも、雛ちゃんは……
 恋愛感情も無く、恋愛対照にも見てなかったのに。

 その場で即決!笑)




 お互いたいして

 恋愛感情も無しで、

 『プロポーズを
  する、受ける』

 ところから始まるという。




 「……は、い?え?今、な、何が…?」
なスタートでビビります。

 

 で。



 「この雛ちゃんって女性キャラは、
  何考えてそんな即決決断を…?(笑)」



 と、読者を引き込みます。




 銀行員は、はっきり言ってタヌキなんですが。

 桧山 薫 (ひのやま かおる)

 これがコレで。
「計算+ある程度の好みだけで嫁決めた奴」です。(笑)



 余談ですが。うちの親友Tちゃんは…。
 この手の腹黒い男性が好きだと言うおなごです。
 ………いやあ……。
 アンタの趣味は理解不可能です……。
 私はコイツは1番苦手です…。
 見ただけで解り易い、単純明快な人が私は好きなので…。



 
 それは兎も角。




 雛ちゃんの嫁即決行動は、
 一家を巻き込んでの騒動になります。


 何せ。このキャラは「優等生、大人しいが芯は強い」という性格なのと。
 伝統ある京都人ならではの、裏と表を使い分けて(コラ)
 行く事の出来る腹黒い(だからコラ)優等生。
 型にきっちりとハマって生きて行くタイプなのに。
 「伝統ある和菓子屋跡継ぎぶち壊し」
 というとんでもない決断1人でしちゃった訳ですから。

 母親1人が主にきりもりして来た和菓子屋。

 期待の跡継ぎが居なくなる為、
 今まで歯牙にもかけてなかった下2人の娘に目をやるが…。


 次女、福吉 あられ。

 短大卒業後、定職にもつかずにパチンコその他で遊びほうける
 ご近所でも悪名高い放蕩娘。
 (だが、コレでも姉妹ん中で1番男にモテてます。笑)



 三女。まだ中学生。福吉 ハナ
 長身の手足の長い美人で内気な優しい性格。




 この2人に和菓子屋を継がせるのは、母は今一不安。




 次女と三女は、今まで跡継ぎというものを考えた事が無く。

 ご近所でも評判の優等生長女が嫁に行ってしまうと。


 和菓子屋跡継ぎというレールが出来てしまうので大慌て。

 それに。何でまた相手が「あの男(タヌキ)?」という謎が。



 この3人の姉妹が各話のヒロインとなってストーリーが進みます。



 舞台が京都なので、京都ならではの腹黒さ(だからオイ)の説明などなど。

 面白いです。


 
 女系家族には何となーく理解出来る、
 女姉妹ならではのお互いの価値観みたいな、
 同じ環境で育っているのに性格がこうも違うかとか。
 姉妹の関係とか。

 姉妹がいる子らで話すと、何となく「あれ、解るー。」とかなります。






 私は姉妹との関係も面白かったが…。


 雛ちゃんの嫁ぎ先での 修羅場 が。印象的でしたわ。




 夏目「あのさあ…。何ていうの?
    妾関係っぽい雛ちゃんに似てる舞子さんだっけか?女の子と。
    雛ちゃんが嫁ぎ先でニアミスする場面があるじゃん?」

    ↑どうでもえーけど、エグイ内容だな。(笑)



 貸してくれた友人「うん。」



 夏目「あれで。雛ちゃんが『よくこの人はこれで平気でいられる』って
    いうようなモノローグがあるじゃん?細かくは忘れたけど。」



 貸してくれた友人「あー。ソコかあ。」




 夏目「あれ。女性だとね。空気から全て否定しちゃうっていうか。
    息とかもしたくないくらい、
    その女性とは…下手に顔も似てる訳だし。
    ニアミスにしても、
    一緒には居たく無いという感覚になっちゃうんだというのは
    すんなり理解出来て。
    で。当の本人(旦那)は
    少なくとも女性よりは平然としてるってのが。
    雛ちゃんが『何でこの人(旦那)は平気なんだろう』
    とか思うシーン。
    何ていうか…体質的に?性別的に?家柄的に?
    そういうモンだよなー所詮って。
    あそこ鳥肌立つくらい嫌なシーンやったなあ。

    それと、そういうので優等生だった雛ちゃんが、
    ありえない実家帰りして。
    そういう噂っていうのが、何よりも嫌だったのが本人でなくて。
    『自分はいいけど、優等生だった姉がとやかく噂されるのが嫌』
    っていうあられちゃんの気持ちがなー。姉妹ってあんなんよね?」




 友達「それあるよねー。自分はいいけどって。
    いつもは反発してても、
    土壇場では実は優等生の姉の事を誇りにしてたってのが。
    姉妹ってあるよねー。
    仲がいいから真逆の性格の姉に反発してたんだよね。
    子供ん頃とかは、そういうのあるよね。」




 とか話してました。







 三姉妹のそれぞれのキャラらしい恋愛話があるので、
 それぞれの立場から読めるのが楽しいです。
 同性に人気あるのは次女のあられちゃんでしょーか。



 
 ま。コレは少女漫画ですけど。
 朝の連続ドラマっぽいムードの話です。




 この作品はあんまり知名度無いんだけども、
 穴場的奥深い面白さで。
 女性には、特に姉妹がいる人には。結構おすすめ。




 


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