夏目久美の生きてりゃ上等!



夏目久美の生きてりゃ上等!


BACK INDEX NEXT

●KUMI NATUME●
2007年02月05日(月)    日頃大人しい娘ぁ、意外と度胸?






 これは中学3年の時のお話。





 グループでつるんでた少女の1人にYちゃんという
 お金持ちの娘さんがおりました。

 えーと。リンドバーグのボーカルっぽい可愛い娘。

 特別気が合うとかは無いんだけど、
 何となく皆で一緒に遊ぶ程度の仲。

 利発というよりどっちかと言うとおバカキャラで。
 だけど愛想のいいちょっとぽっちゃりしてる
 性格はちょっと気が強く派手めの早熟な感じ。
 (私はあくまで地味ーに。
  地味ーにボケかましつつ生きてるタイプでし。)


 で。

 クラスきっての硬派(?)のA君がおりまして。

 彼がいきなりYちゃんに怒鳴りつけて絡んで来ました。

 えーと。アレは何時だ?確か体育祭か文化祭の準備中。


 教室の後ろの隅で、彼A君はYちゃんに詰め寄る。
 周りの机がガタガタ状態になり。(ナニ)
 しかも、Yの胸ぐら掴んでボタン飛ぶ。


 恐いの何の。



 クラス一瞬シーン。固唾をのむ図。


 もちろん私もビビりました。一瞬。
 (いきなりだったし!汗)



 A君の友人一同まで固まってますがな。


 したら。

 うちの仲良しTAKAが
 果敢にも止めに入ります。


 私は目が点状態。(「おいおい!無謀なっ。」)




 が。こいつは日頃可也気弱な性格故に、


 超オロオロ
 してます。(笑)


 涙目です!



 TAKA「Y、こっち来さいっ。」


 A「五月蝿いんじゃコラ!
  関係無い奴は
  ひっこんどけ!」




 暴走してます。(爆)



 Y「いいんよ。いいの。ほっといて…。」





 この状態で、いいんかい!!
 男前だなっ!(笑)


  ↑夏目心の声。



 
 TAKA「でもっ。でもっ。…ボタン飛んだし…。」

  ↑ボタン拾いつつ可也動揺してます。


 いつもは気弱で優等生のTAKAが、
 あまりにも動揺しつつ食い下がるので。

 流石に私も見て見ぬフリが出来なくなり…。(汗)


 
 夏目「まあまあ、TAKA。
    Y本人がいいって言ってんだし。
    何か事情があるんやろ。

    (こいつら前ーに付き合いよったと聞いたしなあ…。)

    A君だって1人で言って来てんだし。
    他に迷惑かけてないし。

    ちょっーと、クラス中の注目集めとるけど。(汗)

    うちらが口挟む事じゃないみたいよ。
    いいんやろ?Y。」


 Y(頷く)


 TAKA「でも夏目っ。…机っ…とか…。」




 A君「後で
 なおしとくわっ!!!(怒)」





 夏目&TAKA
「「後で
 なおすのっ!?」」



        ↑素直な驚愕感想がつい口に出た。



 (いや多分、その場一同がココは突っ込みたかった筈だ!)




 噴出す者もおるギャラリー。



 だって想像してみてよ。

 これだけシリアス全開で2人の世界で
 痴話(だろ?あれ?)喧嘩
 して絡んで来てんのに。

 自分で蹴った机とか、
 絡んだ後に一人でいそいそと整理するって本人言ってんだよ?


 これ程間抜けな図は無いと思うの。(笑)



 場の空気を読んだのか。

 A君こっち振り向きつつ。


   にや。



   ↑思いっきり照れてます。この人。



 夏目「まー、A君。ボタン飛ばすのはやりすぎ。相手女の子なんやし。
    そこまでする気は無かったんだろーけど。
    でも、だからTAKAだって心配して口出してしもーたんやし。
    TAKAには当たらんでもいいやん。関係無いんやし。
    それは謝ってあげてよ。」


 A君「(こっち向いて)…ごめん。」


 夏目「ほらTAKA。素直に謝りよるし。」


 TAKA「う、うん。」


 夏目「TAKAこっちおいで。誰か裁縫箱持ってる?」

    ↑もう笑いをこらえてる状態に陥る。



 
 その場の女グループ一同


 「Yー。喧嘩終ったらこっちおいでよー。
  ボタンつけるけん。安心せーよ。」

 「後は任せろー。準備は万全だー。」

 「え?万全か?夏目がボタンつけて?」

 「……それは、ちょーと万全じゃないかも……。」

 「失礼なっ!」

 「大丈夫。TAKAが器用だ。」

 「そーだそーだ。」

 「いやあ。A。Yに向ける態度と、その他に向ける態度がコントよ。」

 「面白いよねぇ。だって机片付けるんやで?いい奴だ。」


 時々、こっち団体を振り返って笑ってますがな。

 

 だが。この状態でまだYには真剣に睨みつけてます。


 まさにヤンキーガンつけ状態。(苦笑)


 Yよ…。アンタ何やったんだよ。(笑)

 ↑謎のまま。




 よくこっちサイドに怒らなかったな。A君よ…。

 (どちらかと言うと真面目クラスだった為、
  こっちにまで怒ると、
  他クラスメイト特に女子の空気が凍りつくのは
  流石にマズイと感じ取ったと見た。)



 ま。日頃大人しい気弱な優等生娘、
 意外と度胸有りなTAKAの一面。

 (この子が巻き込まれんかったら、
  私も驚いたまま固まっとったかな?)




MAIL HOME BBS



My追加



Design by shie*DeliEro
thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for HTML→CHIPS!