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昨日の続き。 スコット・リッターさんが言う。 『イギリスのトニー・ブレア首相は議会で 「イラクの次は、北朝鮮に対応する」と名言した。 ブッシュ大統領も2年前の一般教書演説の中で、 北朝鮮をイラク同様「悪の枢軸」の一味という烙印を押した。 では、イラクの次に北朝鮮への武力行使が強行されたとき、 北朝鮮はどうするだろうか? ミサイルの弾頭に、保有していると疑われている 核兵器を搭載し、韓国と日本の都市に狙いを定めるのではないか? イラク攻撃を認めることは、日本にとっても脅威になる。 そのことも日本は知るべきである。』 -------------------------------------------------- そして。寺井さんは言う。 『 では、日本はどうするべきなのか? アメリカの中東戦略は、人口の3%にすぎないが、 大きな政治影響力をもっている米国内のユダヤ人の影響の元に たえずイスラエルを支援せざるをえない構図みたいなものがあり、 いわゆる「第3者」として中東問題にかかわる事が出来ない、 いわば「宿命」を持っている。 それに対して「日本」は幸いな事に、 アラブ・イスラエル紛争に対してどちらかに加担しなければならない 必然性はなく、 アメリカが「悪の枢軸」として名指ししているイラン・イラク 両国とも正式な国交関係を持っている。 しかも。 欧米諸国が中東という地域に対し、短期的な利害から 軍事介入したり、武器援助するという血塗られた過去を持っているのに 対し、 日本はいかなる(中東の)国に対しても軍事援助をした事もなければ、 軍事行動を持って介入したこともない、 例外的な 先進国 なのである。 中立ということはありえないまでも。 日本のように中東に対して特殊な関係があるという事をテコにする というタイプの友人を持っている事は アメリカにとっても決してマイナスではない。 その事を日本はきちんと語るべきなのである。』 『 国際社会の中で 「日本は金は出すけども、血を流さないではないか」 と指摘された時。 私は「日本人はこういう考え方で、こういう憲法に基づいて、 信念としてそうしているのだ」と説明しているが、 それで、「軽蔑すべき国だ」というような評価を受けた事は、 一度もない。 』 |
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