夏目久美の生きてりゃ上等!



夏目久美の生きてりゃ上等!


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●KUMI NATUME●
2002年10月12日(土)    それでも色々ある訳よ。


 今日。うちの船長さんが。

 「…もう、頑張らんとこうか。何もかもほおり出して。」

 と。

 弱音を………。←超珍しい。


 彼女は。

 そりゃ、もう。20歳そこそこの時から。

 頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って。

 来た。

 ここまで、来た。

 あれから6年。


 おーーーーーーーーーーい。

 日本で5本の指の女っーーーーーーーー!!!!!

 Nちゃんーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!

 うちの可愛い船長を!!!

 助けてやってくれいっ!!!!!!!!!


 「あたしが。もうちょっと頑張ったらいい???

  楽になる????」

 首を振るYちゃん。

 短気で。勝気で。強気のYちゃんの、弱音。


 
 ええと。

 私じゃいかんのよ。

 この、気持ちを解るのは。

 やっぱ、Nちゃんしかおらんかと。



 自分のプライベート削って。

 吐いてでも、動く。

 他人の為に、尽くす。


 1人、立つ。


 これ長い間やってると。

 さまざまな裏切りにも会う。

 Nちゃんがどんな気持ちで。

 「久美ちゃん。人に何かを伝えようと思ったら。

 利用されて、利用されて、利用されつくさんと。いけん。

 知ってて、行動するしか。方法なんかない。

 愚痴は置いて行く。

 ここに、置いて行くけん!」

 と。

 その台詞を吐けるのは。

 やった人にしか、気持ちは解らない………。


 私が。高校の時から、20歳の間。

 結局、辛かったのは。

 どんなに人の為に動いても。所詮、人は自分の事しか考えてなくて。

 平気で裏切る。

 自分が裏切っているとも、気がつかずに。裏切って、恩有る人でさえも傷つける。


 10年。我慢してた事があった。

 「いずれ、変わるかもしれないから。」

 と。我慢して、いい子でい続けた。

 周りのことばかり考えて。

 だけど。その結果がこれかと。

 泣きたい気持ちで。居た時。


 あたしはNちゃんと出会った。


 世の中に、こんな人が居たのかと。

 居るのかと。

 驚いて。

 安心して。

 泣きたくなった。

 
 そんなNちゃんの負担になりたくなくて。手をかけんように。自分で出来る限りの事を動こうと。

 Nちゃんに、甘える事だけは…。しないでおこうと。

 誓ったのに。

 そんな私でさえ、何度もNちゃんには助けられた。

 「Nちゃんが解ってくれてたら、いい。私は、それでいい。動ける。」

 と。思った。



 それでも。いざNちゃんが結婚して。この地から居なくなった時。

 人は増えてても。

 やっぱりガタガタになっているのは…。

 なんとなく解った。

 私でも、『自分さえよければいい。』とか。思いたくなって。困った。


 だけど、そんな時でも。

 うちの船長Yちゃんは。

 「いけませんっ!!」

 と。いつも強制 (笑) で引っ張って、私を連れ出した。


 何回か、彼女のいい方の悪さに頭に来て。

 電話ぶち切った時も、あったけれども。


 だけどね。

 私だって。これでも、あの人材の少ない時代に。

 吐いてでも動いた人間の1人だから。


 今、Yちゃんが動いている事実が。どんなに奇跡に近いかなんて…。

 予想したら、解るんだよ。

 いい方とか、問題はあったとしても。(確かに、あるが。笑)

 だけど。

 『動いている人には敵わない』事実がそこにあるから。


 実際、何を行動したのか。

 この事実には、何を言われても変わらないことくらい。

 皆、解ろうよ…。


 言いたい事あるなら。影で言わずに。本人に言えよ。

 大人なんだからさ。1対1で、喧嘩しろよ。


 そこだけは譲らずに。

 「Yちゃん。Nちゃんに会いに行けよー。彼女しか解らないよー。

 やった人にしか、解らないよーーーー。(涙)」

 と。


 
 夜勤あるような人で。休みが不定期で。

 ここまで動いて身を削っている子は。

 私は初めて見ました。

 今までで、いません。

 仕事が体力気力ともにハードな人は。

 普通、ここまで動きません。動けません。


 仕事が事務とかとは、凄い段階で違う。体力もたないのが普通なんですけど。
 (事務も疲れるけどさぁ…。)


 さてと。

 


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