確かに ブームやムーブメントというもの 仕掛け人・業界・メディア・フィクサーなど 様々な思惑が絡んだ産物ではあるのだが もちろん 数の論理で多いほうが優れ マイノリティは悪だなんてことはないのだけれど されど民主主義資本主義においては 大多数を獲得することが ビジネスでは最優先されるわけで そうなると 不特定大多数に いわゆる一般受けするような それでいて安価な商品開発が これ必須 しかし 個人の趣味が多様化した現代では 少々高価でも質の良いもの もしくは 個性的なもの他に類を見ないもの を人々は求めるようになり その結果大衆的スーパーは淘汰され 嗜好を限定したセレクトショップや 富裕層やマニア向けなど 消費者を限定したビジネスが増えてきた もちろんそれは 客単価を上げる事や一億層中流 生活が豊かになり 消費の矛先が趣味の部類に向けられたからなのだけれど 未曾有の大不景気金融危機 消費が冷え込む中 消費者はまたスーパー的な大量生産薄利多売に 向かうのか 否 確かに 一部には生活が逼迫し そこに向かわざるをえない場合もあるが 往々にしてさにあらず 一度上げてしまった生活水準は そう簡単には下げられないのであり 無理に下げてしまうと我慢と言うストレスになってしまい その反動でまた散在してしまう だからこそ ビジネスにおいては 流行や景気に左右されない普遍的な物 もしくは 流行や景気に合わせられる軽いフットワークができる物 それが肝要なのだけれど 利益第一主義の売らんかな主義では そんなフットワークがあるはずもなく また 不景気に強いといわれていたエロ産業といえども 多様化細分化された性的嗜好に対応しないと 当然ながら淘汰されるわけで AVを例に見ても 一般受けする必要はなく その内容がマニアックになればなるほど そこには市場が存在し また消費者も大金を出すのもやぶさかではない そこで思う 私が熟女に惹かれたのは まだ20代前半の頃 当時は単体アイドル女優や女子校生モノが全盛で 当然人々の嗜好や 若くて綺麗な女性を求める衝動こそが 人間として当たり前だと思っていたわけで 疑いなくそういったAVを嗜好していたのは もちろん若くて綺麗な女性と交わりたいという衝動でさえ それが当たり前だと思っていたし そういう風潮があるからこそ そういうAVが並んでいるのであるのだが しかし しかしあるとき ふと思った 人妻や熟女というジャンルがあることに 気がついた AVにSMやその他マニアックなジャンルがあることくらい 先生知っていたけれど 熟女と言うジャンルはそんな小さな政党ではなく マニアと言う言葉では片付けられないほどの 市場に成長しており 市場があるということは それだけ需要があるということで それを知らない私は井の中の蛙ってことではないかと それが私が熟女に目覚めたきっかけであるのだけれど 熟女の世界を知ってしまうと 勿論若い子もきらいではない 若い子が好きな上で 熟女の世界を知ってしまうと 視野が広がり そういえば風俗にも熟女専門店が増え 熟女専門の雑誌でさえあることに気づく そう それが知られざる熟女ブームなのだと 思えば 熟女コーナーにいること自体 白い目で見られたひところに比べ 最近では若者が堂々と熟女を吟味しておる 誰が糸を操っているのか はたまた自然の流れか それはわからないのだけれども 10年前に比べて 熟女の地位は向上し マニアどころか王道に変化し 今やAVも風俗も 熟女のほうが多いんではないかと思うくらい 熟女が席巻しているのであり いわば 飽和状態といっても過言ではなく そこで思う もし ブームと思っていたのが ブームでなかったとしたら そう ブームには必ず終焉があり 市場が成熟すると あとは右肩下がりのビジネスの鉄則とは異なり 熟女は市場が成熟しきっても まだその勢力を拡大し続けているのであり 熟女はもはや ブームといった言葉では片付けられないわけで では一体 熟女とは何なのか 昔から私は 女性は卑怯だと思っていた 学生時分の頃は 同級生の女性は年上や上級生に憧れを抱き 処女よりも童貞の比率のほうが断然に高く ようやく年上の立場になったと思いきや おっさんくさいなどと批判され 若い子は誰も相手にしてくれない ブサイクな女性でも彼氏がいるのに ブサイクな男は日々オナニーに頼る だからこそAVの市場が存在しているのだけれど しかし しかしだね 男性と女性の比率が同じならば 女性のほうが性行為経験が豊富で 男性のほうが浅い ということにはならない 何故なら同じ比率だから 同性愛は抜きにして 性行為は男と女がいて初めて成り立つわけで 女性の性行為経験が豊富ならば 男性も豊富でないとおかしいわけで 考えられることは 女性の性の目覚めが早いなんてことは 実はこれ妄想で 女性の処女率が高い もしくは 一部の男性が一定量の女性を支配することで 童貞があぶれている 体験人数が多いと淫乱だとか軽いだとか 女性は非難されるのだけれど それは間違いで 体験人数と同等の男性が同じ体験をしているのであり マスコミやメディアに作り上げられた幻想というものは それだけ罪深いのだけれど つまり ブームや性に対する幻想が 全て妄想ならば 熟女とは 一体何ぞや もちろん 私は若い子も熟女も大好きで 不特定多数との性行為についても セーフセックスを心がけているのならば 寛容であるつもりで 別に 特に 熟女を非難しているわけではない そこで問う 熟女ブームとは何ぞや 今までにも熟女は現役であったのに 熟女ブームでクローズアップされたから 明るみになったのか 熟女の性が 明らかになるのは非常にいいことで 何故なら老いへの不安 人間いつまで性行為できうるのか そう考えたときに 年老いても性行為の現役であるのは 非常に勇気付けられるし もしくは 熟女ブームがあって 熟女の性が活性化されているのか はたまた 医療の進歩で高齢出産が可能になり それに伴い現役の年齢が飛躍的に上がったのか 残念ながら 詳しいことはわしわからん わからんねんけども 熟女の性が増殖していることはこれ事実 段々 何言うてるかわからなくなってきたので 問題をシンプル化してみよお つまり 如何なる要因で熟女の性が注目されてるとはいえ AVや風俗においては これ 熟女ブームや言ってるけれども 実はこれ 少子化の影響だとしたら 単純に仕事を求める熟女が増え 身体を売る若い女性の絶対数が 減っているとしたら そう考えると 熟女の増殖にもうなづけるし 供給が増えれば増えるほど 需要に対しての受け皿ができるわけで 改めて 誤解のないよう 私は熟女が好きだ大好きだ 大好きであるし 性行為の高齢化には表彰したいくらい 多大なる勇気を与えてくれる それほど 熟女の性は社会に対して 多大なる影響を与えているのだが 数年後十数年後数十年後 今以上に 熟女が増殖し それと同時に若い子が少なくなるとするならば 私は この国は それこそ 終わり なのだと思う 熟女とは 何十年も前から 来るべき少子化対策に 何の対策も示さなかった政府政策による 歪み なのだと 熟女に罪はない 問題は全て 国家にある。
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