師匠戦記 第5章 by R-MOON

 

 

数学者=詩人 - 2005年05月14日(土)

最近買った本の中に

「世にも美しい数学入門」

って本がある。
俺がリスペクトする物書きの1人、小川洋子氏の名前があったから買ったんだけど。
買ってよかった、面白い。

・数学は意味が無いから良い
・だけど、後々意味が出てくる可能性もあるからまた良い
・数学者は詩人

などなど。
数学を研究分野にする気はさらさらないんだが。
「数学」って分野はすごい好きな俺としては相当面白かった。

3つ目の「数学者は詩人」ってのがまた興味深いんだよね。

友愛数の話はもしかしたら昔したかもしれないけど。
まぁいいか、また書くからまた読んで。

数学者が詩人って話と、友愛数の話を結び付けてたけど。
これ納得したねー。
いい例だよ。

友愛数ってのは2個の数字がお互いにお互いを表してるって数。
220と284が有名かな。

220の約数は

1,2,4,5,10,11,20,22,44,55,110,220

で、284は

1,2,4,71,142,284

なわけ。

220の約数において、220自身を除いた残りをすべて足すと284。
284の約数において、284自身を除いた残りをすべて足すと220。

つまり、284を構成しているものは220になりえて。
220を構成しているものは284になりえるってことね。

こういう関係を友愛数って言うわけだ。
この関係はすごく少なくて。
1000までにはこの1組だけかな。

次の友愛数は1184と1210。
これはデカルトが発見したのだっけか。
パガニーニ?
まぁその辺。

これが友愛数。
このネーミングセンスが詩人たる所以だね。

愛する友の数、ってことね。
うん。

俺がこの「友愛数」ってので気に入ってるところは

「自身以外の約数を足す」

って部分なのね。
すごい仲がいい関係なのに、自分は1歩引いてるというか。
なんだか奥ゆかしいものがある気がしますね。

こういう遠慮とかいう部分が数学にあるから、
日本人は世界的に数学が得意な民族になっているのかもしれないですね。

いい名前つけたなぁ。
友愛数かー。

まぁ話はちょっとズレ気味だけど。
数学者には詩人というか、文学的なセンス持ってる人が多いのよね。

この本は普通に面白く読めます。
高校数学で挫折した人もかなり楽しめると思いますよ。
気が向いたら読んで見るのもアリだね。

つうわけで本紹介で終わり。
ドブだったしな。

いじょ。


-



 

 

 

 

旅行の行き先
時間旅行(過去)
時間旅行(未来)

Mail