陸橋...東風

 

 

平日お休み - 2010年04月13日(火)

今度の職場はシフト制なので、平日休みが発生し。
もちろんこれまでこういうところで働いたことはないので戸惑うかと思ったが。
意外とあっさり順応している。楽しくて仕方ないし。

同級生の彼とはこちらの仕事が慣れない故、多分苛々させてしまったり
私の方は上手くいかない自分への苛々での八つ当たりだったり
どうやって接するか迷うところだったりで
何か妙な空気になることもあったのだが。

しかしやはり仲は良いようである。
昨日一昨日は日中の仕事が暇だっただけにずっと無駄話をしていた。

昨日はいろんな都合で私が車を置いてきていたため、駅まで彼が送ってくれることになり。
しかし結局家の方向は全然違うのに家まで送ってくれたのだった。

彼の車に乗るのはもちろん初めてだったので、意外と運転が荒くて驚いたのだが。
それ以上に車内という雰囲気に何か緊張してしまった。
まぁでも、30分程の道のりだったけれども楽しかった。

車から降ろしてもらった直後に旦那と遭遇したのが最も余計だったがな。


彼は自分を冷たい人間だと言う。
私はそれを正しいと思う。けれどそれは傷付かないこととは違う。
彼はその傷をどうやって癒しているのだろうか。
彼は多分、誰かに自分を理解して貰うことなど毛頭考えていないだろう。
その意見には大いに賛成する。何故なら自分の心は自分しか持っていないのだから。

他人を理解している、と口に出すことは傲慢なことだと私は思う。
この人はこう考えるだろう、と思うことは、
あくまで自分の中に設定された、「この人」を想定したプログラムが叩き出した演算にすぎない。
あとは実際の「この人」と自分のプログラムとしての「この人」がどれだけ乖離しているかどうかの問題で。
夫の思考回路がだいたい予想できることも、あくまで年月によるデータ集積がプログラミングの完成度を高めているだけに過ぎない。

そして何となく、私はそのプログラミングは比較的上手く構成できるような気がしている。


ただ演算結果に対して、私がどうしたいかと思うのは私のこころの問題だ。

彼の根底に諦めと、隠されたような淋しさを感じるのは何故だろう。
完全な冷たさなら、そんな感情が入る余地もないのに。
彼が完全に冷たい人間なら良かったのに。
そんなものを感じてしまうから、私は動揺してしまう。

君は何を隠しているんだろう。
許されることなら触れてみたい。


ここのところ別の人が気になっていたので
もう彼のことは普通に仲の良い友達でいいやと思っていたし
その気持ちには今も変わりがない。基本的には。

しかし私は動揺する。
お願いだから、傷付かないで。
きみはできるならあんぜんなばしょにいて。


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