陸橋...東風

 

 

今日から大学病院です。 - 2007年04月02日(月)

帰るのは早かったのです。何たって麻酔科だから。
基本17時終了って。すごすぎる。
麻酔科は噂に聞いていたよりも雰囲気が良かったので、今の所それについては特に問題なし。
ただ問題は研修医室というか、同期というか。
やっぱり他大学の出身だから、それは覚悟していたのだけど。
研修医室が狭いだけに、固まられると全然居場所が無いのよね。
居場所がないというのは辛い。
まぁしばらくしたら仕事が忙しくなるだろうからいいけど。

前の病院が本当に懐かしくなる。
けれども一緒に過ごした人たちはいないし、もうあそこにも私の場所はない。
淋しいけれど仕方の無いことだ。

あのひとはどうしているだろうか。
許されることならば会いたい。
連絡先は聞けたけれど、なんか変な感じだったし
番号しか聞けなかったから、こちらから電話をするなんて出来る訳が無い。
メールだったらね。少しは送ったりできたかもしれないのに。

狂おしいほどの気持ちではなく
ただぼんやりと、あのひとに会いたい。
あのひとの持つあの風に包まれたい。

あのひとの声はきっと風のように私に届くだろう。
でも、今私のまわりでその風は吹いていない。



早く帰ったので久々にご飯でも作ろうか、と思い、用意したのだけれど
旦那が一向に帰ってこない。連絡もないし。
これからてんでバラバラなのだから覚悟はしていたことだけど、待つ身というのはやっぱり淋しい。
でも彼の仕事については誰よりも私が知っているのだから、勿論何も言うつもりはない。

医者の奥さんの気持ちというのがちょっと解った気がした。まだ一日目なのに。


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