陸橋...東風

 

 

- 2006年07月21日(金)

受け持ちの患者様がお亡くなりになりました。
たくさんの家族がすすり泣く中、最後は静かに心臓が止まりました。
この2週間、この方は本当に辛そうで、みるみるうちに痩せてしまって
止まった瞬間、やっと楽になれたように感じました。

最後は何もしてあげられることがなくて
できることは顔を見に行くことくらいでした。
家族のどなたかが必ず付き添っていらっしゃって
何となく、割と死を冷静に受け入れるのかな、と思っていたのですが

最後はこの世に引きとめようと、必死でした。
先に呼吸が止まってしまい、でも心臓は動いていて
どうにか留まってくれ、
そういう思いが部屋に満ちていました。

それが、自然なのだと思います。
いくら準備をしていても、死は容易には受け入れられない
また、容易に受け入れられる死も、
何となく味気ないもののような気がします。

その光景を見ていたら、さすがに泣けました。
一年目の看護師さんと二人、泣いていました。
上の先生や他の看護師さん達は、ある程度慣れていらっしゃるので
そういうことはないのだけれど。
看護師一年目と、医者一年目。
慣れていません。涙を堪えられませんでした。

これまで私は珍しく
自分がまさに受け持っている時に患者さんが亡くなる、ということが
学生から通してありませんでした。
他の同級生とか、そこそこあったようですが。

今は慣れない自分で良い、と思います。


今日当直なので、この後眠るわけですが
果たして寝られるか。寝られない気がする。


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