もう一度あなたと。でもすぐにさよならだ。 - 2005年02月01日(火) 昨日からの続きなんですが。 手術室で先生と顔を合わせたのである。 事情を知っている同じ班の子は私の肩を小突いてくるが 妙に冷静なんだけど、どうしたら良いんだかというか、よく解らない状況で。 そんな中先生はやっぱり一度会っている学生ということもあって 班の子に話しかけてきていて。 私にも時々話が振られるがそっけない返事しかできなくて 一応麻酔科志望ということもあるし麻酔の導入に集中していた。 集中している振りをしていただけかもしれない。 先生の手は相変わらず綺麗だった。 手術が始まり、先生は手洗い。 私達はモニターで手術を見学する。 ふと術野を見ると、やることなくてうとうとしている先生が。 学生はもっとそうだけれど、研修医も手術中できることはあまりない。 というよりもさせてもらえない。 更にモニター以上に術野が見えない位置に立たされているし。 まぁ無理もないことだがそれにしてもでかいから目立つなぁ、と思いながら 時々先生を見ていた。姑息だけど。 手術が無事済んで。他の学生は手術室から出ても。 私は自分のグループの患者さんなので閉創からICUまでついていかなきゃならない。 手術場からICUに移すとき、話す機会があったけれどお互いぎこちなくて。 苦しかったけれどICUの中に入ってからは少しずつ、笑えるようになった。 そのうち上の先生から研修医と一緒に病棟に上がるように言われて 一緒に病棟に上がるうちに少しずつ。 9月のあの頃みたいに。 うちとけてしまって結局雑用を手伝わされてしまった。 先生「ごめんねいつもいつも。」 私 「慣れてますから!」 自然と笑いがこぼれていて。 嬉しかったし、楽しかった。 たった1時間余りの時間だけど なんだか9月に一緒にいた時と変わらないような雰囲気で。 別れ際に、 「今度飲みに行きましょうよ。」と私。 「行こう行こう。ていうか先生が飲みに連れてって下さいよ」と先生。 「それ違うでしょ。ていうか逆だし。」と私。 前にも同じ約束をしたけれど、実現することはなかったね。 今回だって実現して欲しくても、多分実現することはないのだけど。 関係が少し、元に戻ったのかもしれない。 そもそも私が壊したものだ。 すっかり元の形に戻るとは思えないけれど。 それでも嬉しかったのだ。 先生は2月が外病院。 私は3月が外病院の実習。 しばらく会うことは、すれ違うことすらない。 だから多分さよならだ。 今後何処かの科で会うことももう無い気がする。 それでも。 先生が好きで良かったと思えた。 先生が好きなのは先生にあいつの面影を見たからじゃなくて ましてや見た目が好きな訳でもなく。 先生が先生だから好きになったのだ。 そう思えた。 少し淋しくて泣きそうになる。 けれど私に彼がいる以上、泣くべきではない。 だから後は前に進むしかない。 先生、今でもまだあなたが好きです。 もう否定しないから。 -
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