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2012年08月22日(水) RPS版『嵐が丘』あらすじ

一昨日は、用事が入ったためにタイトルだけつけて放置してしまいました。
TDKRとかアベンジャーズとかいろいろ見たり、マカヴォイ映画も着々と制覇(´-`)してますが、まず恒例の『嵐が丘』妄想


素晴らしい原作を読み返してゲイ版『嵐が丘』かなり見えてきました。形にするかはまだわかりませんが(なんせ、また役者をそっくりに描いていくとしたら、このプロジェクトに数ヶ月費やすことになりますが、他にも描きたい/書きたいものはいっぱいあるので)、私の脳内ではオリジナル設定含め、勝手にとばっちりキャスティングされた役者たちは活発に動き始めてます。

とりあえずここまで。この相関図に原作のネタバレがあります


凶悪だなあ笑 いまだに、ヒースクリフ役はファスでいいか迷っています。リントン役は『リトル・ダンサー』の主演で有名のジェイミー・ベルです。彼はジェームジーともファスベンダーとも共演しています。ヒンドリー役はヴァンサン・カッセル。いきなりフランス人ですが、眼の色がジェームジーと似てるし、二人とも眼力あるし、零落れる役得意だから。彼もジェームジーとファスベンダーと共演しています。イザベラ役は『つぐない』で、ロージーだっけ? バッチに襲われる女の子を演じたジューノ・テンプル。夢見がちな小娘の顔と、こうと決めたら行動力がある役柄を好演しそうなところを買いました。彼女はジェームジーと共演。マーティンとHiddlesは他のメンバーとちっとも絡んでいないんですが、それも時間の問題だろう

この数日、ヘアトン役を演じる男優をがんばって探していますが、見つかりません。血筋がよく人として立派になる素地もあり、美形なのに、教養がなく育ちが悪い、むっつりとした表情が似合う、マカヴォイ&ヴァンサン・カッセルと同じ眼の色をした若者で、マーティンとHiddlesと接点がある、という奇跡のキャスティング情報、お待ちしています。え? カンバーバッチ? いろいろ条件満たしてるけど肝心なヘアトンの要素一切ないっヽ(`Д´;)ノ

他にも候補はいましたが、ヒース・レジャーがブルーの眼で、存命中であればぴったりでした。Hiddlesをぼっちにしないため、兄貴飛び越えてのリアム・ヘムズワースというのもありかと思いましたが、ちょっとたくまし過ぎる。10代のジェイク・ギレンホールもかなりいい線いってます。ブルーアイズだし、ヘアカラーも二人に似てるし、カッセルの息子(母親要素混じっての…)といってもそれほどヘンじゃない。ヘアトンはジェームズ・ディーン路線でいい気がするんですよね。ジェームズ・フランコはディーンに似てるけど、眼がブルーじゃない(`曲´;)



、、、と、強引に進めていますが、『嵐が丘』をご存知ない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。ぜひこの機会(!?)にゲイ版キャスティングを踏まえ、お読みになることをお勧めします。私が読んだのは岩波文庫版のこちらです。当時すでに、「ページを捲る手がとまらない」的な評価を得ていたようですが、貪るように読んでしまうのは150年以上経った今も同じです。発表されてまもなく作者のエミリー・ブロンテは亡くなりましたが、その後も、専門家たちは19世紀の間は道徳的にいかがなものかという議論に明け暮れ、文学的価値に着目されたのは20世紀に入ってから、とのことでした。そのくらい、異様な物語です。19世紀に、20代の女性が、このような復讐の物語を書き上げたということが信じられないくらいです。『嵐が丘』は何がすごいかというと、一人か二人の登場人物を除くと、主人公の二人を筆頭に、ほとんどのキャラクターのモラルがとても曖昧なのです。ロックウッドと語り手エレンを別にすると、心から同情できるキャラはせいぜいエドガーくらいでしょうか。復讐の物語でありながら、勧善懲悪ではない、それでいて結末は説得力に満ちてカタルシスがあります。
個人的な感想ですが、『嵐が丘』は一貫して母親が不在していて、それはある意味で女中で語り手のエレンが担っている特性でもあるのですが、これは物語の展開において決定的な要素だと思えてなりません。キャシーは生まれてすぐに母親を失くします。イザベラとエドガーも母親を失くすし、ヘアトンも母親を失くすし、イザベラは途中で退場となり、物語に彼女の息子であるリントンが登場する段には死んでいます。キャシーはお産で死亡し、当然娘キャサリンの母親もいません。この物語には、一切母親が出てこない、それは、作者のブロンテが、3歳の時に母親を失くしていることと無縁ではないはずです。母親のぬくもりの欠如が、『嵐が丘』の殺伐とした雰囲気を生み出しており、その雰囲気はゲイ版だとより濃厚に表現できそうな気がします。


ここからは、ネタバレを踏まえたRPSゲイ版のストーリー展開です(^曲^)

まず、マカヴォイをキャシー役に配したのは、みなさんはたぶんご存知ないでしょうが、ただ単に私がファンだからです。……そんな冗談は抜きにして、けっこうハマると思いませんか。男版キャシーは、名前をそっくりそのまま変えてジェームズで。原作では小悪魔です。甘やかされたお嬢さまでありながら、父親が何の気まぐれか、ある晩道端で拾って連れ帰ったヒースクリフと運命の出会いを果たし、身分の違いを越えて惹かれあいます。ジェームズとヒースクリフは義兄弟として育てられますが、甘やかされているジェームズは気まぐれで、むらっ気があり、すぐに不機嫌になるし、ヒースクリフをいじめたり、無視したり、かと思えば突然甘えたり、しゃべり倒した挙句にふっつりと黙り込んだり、とにかく情緒不安定で難しくて父親も兄も手を焼きます(マカヴォイも15くらいまでひじょうに情緒不安定だった、とのこと)。彼が小さい頃に大病したせいで、ふたりはとても過保護だという設定がいい。そしてどこか、ジェームズのご機嫌をいつも伺っているようなところがあり、つまりジェームズは生来の支配者です。ヒースクリフだけはジェームズに遠慮しませんが、二人は妙に気が合って、それほどひどく衝突し合うこともなく、毎日一緒に荒野を駆け回っては小さな秘密を共有します。二人が小動物を虐待したり、意味もなく殺傷するような悪魔的な行為で、絆を強固にしていく場面を入れたいですね。ジェームズの行為にヒースクリフはついていく。「おれがそんなことで物怖じすると思ったのか? おまえから眼を逸らすとでも?」ジェームズはヒースクリフの残酷さにぞくぞくしながら、惹かれるわけ。そのエピソードで、興奮したジェームズが彼に衝動的にキスをしてもいいですね。彼はよく興奮します。
でも、兄ヒンドリーは、孤児でありながら父親と弟の心を掴んでいくヒースクリフに我慢がならない。弟はアーンショー家の事実上の支配者でありながら、その心は余所者で不遜なヒースクリフに傾いていることが、ヒンドリーにはわかる。で、彼を陰湿にいじめる。父親が自分よりヒースクリフに眼をかけるので、底意地が悪くなってしまっている。ヒースクリフの中に最初に復讐心が芽生えるのも、この頃。
まもなく、父親が病死し、ヒンドリーが家督を継ぐ。そこで、彼はヒースクリフをもとの下僕の地位に貶め、弟との身分差も明確にするため、もう遊ばないように言いつける。でも二人はヒンドリーの眼を盗んでこっそり会い、一緒に荒野で過ごす。子供の頃のまま、身を寄せ合って何時間もしゃべらずに過ごすことも。やがて二人は思春期を迎えて、そうさ、性の目覚めだ(´-`)ノ どちらともなく欲望を抱くようになる。でもお互いに、その気持ちは言い出さない。

それより少し前に、ジェームズとヒースクリフはスラッシュクロスのリントン家のエドガーと出会っている。いかにも良家の息子という感じの、穏やかな性格で容姿も美しいエドガー。エドガーにはイザベラという妹がいる。エドガーはよく嵐が丘のアーンショー家に遊びに来るようになる。妹はまだかなり小さいが、ジェームズはイザベラをしょっちゅう泣かせて楽しむ。ヒースクリフと弟を引き離すことは所詮無理だと感じていたヒンドリーは、弟にもう一人、ふさわしい友達ができたことで、この頃からあまりヒースクリフとの関係にはこだわらなくなる。

で、十代半ばから後半にかけて、彼らは四人で過ごす機会も増える。育ちのいいお坊ちゃんのエドガーには、ジェームズの突拍子のなさや大胆なところや、人懐こさが新鮮に感じられる。4人でいる時、ジェームズは言動で彼らをめちゃくちゃ振り回す。心配する兄貴をおちょくって怒らせ、エドガーには挑戦したり、ヒースクリフのことはその場にいないかのように無視したりする(後半で、彼は発狂するので、不安定な兆しが散りばめられている)。ヒンドリーは内心「もーこいつ死ねばいいのに」と思ったりもする笑 エドガーはジェームズのせいでゲイに目覚めるようなもの。もちろんヒースクリフも、ドイヒーな気分にさせられながら、今すぐ兄貴と間抜け面の坊ちゃんが見えないところに彼を連れて行って抱きたいと思っている。

ただこのあたりは、どうやってエレンが知るかどうかなんですよね笑

で、ここで原作にはない事件が起こる。ヒンドリーは酔っ払うとたちが悪い。普段からねちねちヒースクリフを虐めているけど、ジェームズがいない場所で肉体的に虐待もするようになっていく。ある晩、酔っ払ったヒンドリーは、反抗的なヒースクリフに暴力を振るっているさなか、彼に屈辱を与えるためにフェラチオを強制する。そんな調子で、ヒンドリーはたびたびヒースクリフを性的に虐待するようになる。ヒースクリフは「いつかおまえに復讐してやる」と言う。

その様子を、女中のエレンが目撃する。たぶん当時は同性愛は違法なので、自分の主人の堕落ぶりにはびっくり仰天。これはひとつのターニングポイント。普通、主人や家の男は女中に恋愛の相談なんてしないはずなので、ジェームズを男にした場合、原作と違ってどうしてもエレンとの間に壁ができてしまう。でも、エレンは兄とヒースクリフの罪深い関係を知ってしまう。このことがいずれ、エレンを男たちの秘密の同盟関係に招き入れる。

ヒースクリフは、もともとモラルが欠落していたところに、ヒンドリーにそんな関係を迫られ、ますます世間体や常識がどうでもよくなる。彼はジェームズに、もはや後ろめたさも感じずに欲望を抱くようになる。彼の心はあくまでジェームズに誠実だけど、ヒンドリーを苦しめるために、ジェームズを盾に取る。ヒンドリーにしかわからないやり方で、ヒースクリフは弟を欲望の餌食にしようとしていることを知らせて楽しむ。ヒンドリーの前で思わせぶり激しく弟に触れたり、後姿をじっと眺めたりする。弟のことは心から愛しているし過保護なほどなので、ヒンドリーは戦慄を覚える。最初の形勢逆転の兆し。
ヒースクリフはしたり顔で、「おれに求められたら、あんたの弟はたぶんノーとは言わないだろうな」と兄を脅す。ここから出ていけ、というヒンドリーには「そんなこをとしたら、ジェームズは一生あんたを許さないぞ」と返す。

ところが、ジェームズの方は家の人間が、自分に対して秘密を作っている空気を感じ取る。エレンにたずねるが、彼女も口を割らない。兄のみならず、ヒースクリフが自分に秘密を作り、兄とこそこそ目配せしあっているような様子に傷つく。ジェームズは塞ぎがちになり、ヒースクリフが触れようとするとその手を払い除ける。彼はエレンに事情を問いただし、彼女が意図せずくれたヒントによって、兄とヒースクリフが性行為に耽っている場面を盗み見る。めちゃくちゃ傷つき、その晩のうちに衝動的に馬で荒野に飛び出してしまう。

天候が悪く、彼は途中で落馬する。動けないところに現れたのは、エドガーだった。嵐が丘の召使がジェームズを探しに屋敷までやってきた。事情を聞いて、いてもたってもいられず、エドガーも捜索に加わった。ヒステリックなジェームズを穏やかになだめるエドガー。彼の落ち着き、優しさにはじめて安らぎを見る。ヒースクリフに感じるものとは違う安らぎを。

エレンに事情を聞いたヒンドリーもショックを受ける。その一件以来、ジェームズとヒースクリフの間には、ジェームズが築いた壁ができる。彼は兄にも心を開かなくなり、その一方でエドガーとは急接近する。その頃から、エレンには「彼と一緒にいると、とても落ち着くんだ」と話すようにもなり、秘密を知っている者同士、彼女とは兄とヒースクリフの関係や、男である自分がエドガーに惹かれていることなども、ぽつぽつ相談するようになる。もともと、エレンは乳母だったので、「おまえは、このおれのことは何でも知ってるだろう?」
ジェームズは落馬事故のせいで、脚をかばうようになる。彼は昔から肺も丈夫ではなく、自分が嵐が丘を出ていくことができないことに薄々気がついている。アーンショー家は財産もさほどないし、戦争へ行ったり、外の世界で勉強することも難しい。

ジェームズはリントン家に足繁く通い、イザベラとも親しくなり始める。イザベラは、ジェームズの本性を知らず彼に惹かれていく。
ヒースクリフはエドガーを憎むようになる。「お前があいつに何を求めてるか、おれはお見通しだぞ」と脅してあくまで体裁を保とうとするエドガーを傷つけたりする。
ヒースクリフはジェームズの心を取り戻したいが、空回りするばかり。

エドガーはヒースクリフと衝突し、もはや彼との関係は修復できないことをジェームズに告げ、心が折れそうになりながらも、「ヒースクリフの言う通りだ。ぼくはきみを求めてる」と告白してしまう。

その日は返答を保留したまま、嵐が丘へ戻るジェームズ。で、原作にある通りの展開。エレンに事情を告げ、エドガーと一緒にいるために、妹のイザベラに求婚しようと思っている、と話す。エレンはばかなことはしないように、と諭すが、この話を、ヒースクリフが聞いてしまっている。
(原作より)ジェームズ「この世でおれの大きな不幸はヒースクリフの不幸そのままだったし、おれははじめからその一つ一つを見つめて、感じ取ってきたんだ。この人生で心の中心にいるのはヒースクリフだって。たとえほかのすべてが滅びても、ヒースクリフさえいればおれは存在し続けるし、すべてがそのままでもヒースクリフがいなくなったら、宇宙はひどくよそよそしいものになって、自分がその一部だとは感じられなくなるだろうな。エドガーへの愛は森の木の葉っぱみたいなもの――冬に木の姿が変わるように、時が経てば変わるのはわかってる。ヒースクリフへの愛は地下で変わることのない岩みたいなんだ。
ヒースクリフと一緒になったら、おれたち二人は乞食みたいに貧乏になる。エドガーの求めに応じて、イザベラと結婚すれば、ヒースクリフを助けて兄さんから解放してやれる」


これを聞いたヒースクリフは、その晩のうちに屋敷を出ていき、姿を消す。



もう疲れました(`曲´)。続きはまた今度。これでもだいぶはしょってます笑

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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