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2012年08月11日(土) 『マクベス』と、ゲイ版『嵐が丘』で試みる妄想

ジェームジー映画・TVシリーズに早速手を出し始めています。今は傑作TVシリーズShameless(UK版)をちまちま見ていますが、先日見た単発もの『Shakespeare Retold』の話。
BBCで放送されたTV映画シリーズで、シェークスピアを現代風にアレンジしたもの。2枚組DVDには『真夏の世の夢』など他にも3作品入っていました(他はまだ見ていない)。
ジェームジーは『マクベス』でタイトルロールを演じてます。『マクベス』は野心に取りつかれ破滅していく男の話ですが、もともと舞台がスコットランドなので、Scotsの彼は悪くないキャスティングです。
英語字幕がつかないので、細かいところが聞き取れませんでした(特にジェームジーの厄介なスコットランド訛り)。

現代版では、マクベスことジョーは一流レストランのシェフ。スコットランド王ダンカンはジョーの師匠でレストランのオーナー。ダンカンは愛弟子のジョーに、自分の息子マルコムを託している。マクベスの無二の親友バンクォーことビルもシェフで、厨房ではマクベスの右腕的存在。二人の関係はすこぶる良好、バイとしても成立するくらいブロマンス的。マクベスの妻は少し、ジェームジーのリアル妻であるアンヌ・マリーに(顔立ちが)似ている。この女優さんの演技は特筆ものでした(自殺前に、追い詰められてボロボロ涙を零すシーン!)

現代版として成立しているか? うーん、『マクベス』がこうだから、展開としてこう持っていかなきゃならない、というような辻褄合わせが少し感じられ、優れた現代版アレンジにある「そうきたか!」という驚きや感動はありません。ただ、3人の魔女役を清掃職員のオッサン3人組に置き換えていたりするのは面白かったです。何人も殺されますが、殺害の場面(ジョーの殺害以外)をあえて見せないのも『マクベス』の特色をいかしていますが、そういう認識がないまま見ると映像作品としてはひじょうに不恰好。ラストでは、『マクベス』の台詞の引用がありましたが、どこかちぐはぐでした。

というわけで肝心なのはこの映画がいかに萌えるかという一点に尽きますが、いいですねえ、ビリー/ジョー。『マクベス』の中で、バンクォーは被害妄想に取りつかれたマクベスに野心を疑われ、殺されますが、ここでもビリーを殺したことがマクベスの狂気の引き金になっています。

まずは冒頭30秒でいきなりビリーにディープキスをするジョー。
ビリー"You're a mad man"
ジョー"But you love me!"
屈託なく言って立ち去るジョー。そういう関係なのか? と思いきや、部屋を出たところで妻と遭遇。彼女にもキス。

普段は貪欲でもソフトな役を演じることが多いので、ジョーはけっこうジェームジーっぽくないキャラ。自信があってリーダータイプ。少しcockyで、harsh、intenseなボス、でも見習いシェフたちのいい兄貴、妻には弱く、ビリーのことは全面的に信頼している。ジェームジーは以前、自分は「ブラピみたいなleading manじゃない」と言っていましたが、ジョーはそのleading manタイプです。
でもこのintenseなジョーのキャラが、個人的には攻っぽい受(@ただいまマイブーム)のようで萌えます(つ`д´;)つ=3
あんなにプライドもdignityもあるのに、のし上がるには腕がいいだけじゃ駄目ってことで、自分に手取り足取り教えてくれたダンカンとも、妻とも、厨房では黙って自分を支えてくれるビリーとも寝ていたとしたらtwistedでよろしい(^曲^) 殺しを任せる厨房のシェフ見習いのジョニー・ボーイが他の仲間にからかわれると「気にするな」と気遣ったりもするのですが、「もう殺しはしたくない」とノイローゼ気味なジョニー・ボーイに無理やりまた人を殺させるあたりも、、、どーせカラダで手懐けたんだろ!? 挑戦的な上目遣いでフェラする姿とか、似合うわ〜。

ビリー相手にも、いつも火をつける側はジョー。冒頭のキスシーンみたく、急に後ろから抱きついたり、壁に押し付けて首筋にキスしたり。どこまでも挑発的。で、相手が挑発に乗ると耳引っ張ってその奥に吹き込むわけだ。"you can have me all, take what you want, but promise me... to BE ON MY SIDE whatever happens."
たま〜にもうひと引き締め必要だな、と思った時はオプションで涙目。ジェームジーの中に入ってる時にあの涙目に睨まれたら、そんでこんなこと言われたら、どんな悪事にだってうれしがって加担します。

でも、逆に誘われた時はじらしプレイ。ビリーは仕事上がりに"dring or sleep?" ときく癖があるのですが、これを勝手に「飲みに行く? それともまっすぐベッド入っておれと寝る?」の意と拡大解釈するなら、かなりの高確率で"drink"と答えるジョー。コントロールするのはいつも彼の方。仕事中にちょっと喧嘩っぽくなった夜の、仲直りエッチのジョーの甘え上手っぷりったら半端ないです。

冒頭30秒にマクベス(ジョー)&バンクォー(ビリー)のキスシーン。5:20くらいから二人の場面。雨のシーンが好きです


『マクベス』の流れ通り、ビリーを疑い始めるジョー。厨房で、見習いシェフたちの前で、初めてビリーを叱り、屈辱を与えます。あまりのショックに更衣室に戻り泣いているビリーを慰めに来るジョー。かなり強引にビリーを抱きしめて、やっぱり涙目。しかも涙目で縋るように「でもおれを愛してるだろ?(but you love me?)」結局、この場面ですでにジョーはビリー殺害を決意しているんですが(このへんも説得力がないんだな)、別れの挨拶は手首へのやさしいちっす。

現代版ではなく、この二人でオリジナルの時代ものとして見たかったな〜。二人とも顔立ちが時代ものに合ってるので、きっともっと萌える展開になっていたはずです。ショーン・ビーンなどもマクベス演じてましたよね? シェイクスピアといえば、Hiddlesもヘンリー4世でハル王子役(後のヘンリー五世)&ヘンリー五世を演じBBCで放送されたようですが、ぜひ見てみたいです。



Hiddlesにはクールな悪役を演じてほしいです。それこそSecond best manを顎で使うような役。


最近、この生き物いじり好きです


「あれは、ヤギじゃなく、たぶんメス豚」




ところで今、ゲイ版『嵐が丘』という妄想に夢中になっています@暇人。キャシーとジェームジーには共通点があるなあ、というところから、モリモリ妄想していったら、とまらなくなりました。男女版(この表現笑)『嵐が丘』のエドガー役はHiddlesぴったりだと思いませんか。キャシーのわがままや残酷さに泣かされるあたり、好演しそうです笑 でもゲイ版では、エドガーは女。ある意味、悪魔同士の絆で結びついて離れられないヒースクリフとキャシーという男二人にこっぴどく傷つけられる天使です。エドガーを男のままにしておいた方が萌えるんだけど、それでは話が成立しない。キャシー(ジェームジーで想像)はもらわれてきたヒースクリフと身分を越えて兄弟のような離れ難い関係に。思春期を迎えると原作にはもちろんない、性の目覚めも始まり、二人は禁じられた欲望を抱えて思い悩む。男版キャシーは原作のキャシーに負けじとへらず口叩きで、底意地が悪いかと思うとピュアで朗らかで、女たらし。ちょっとBecoming Janeのマカヴォイに似てる。彼は女を愛せる、ゲイですらない男なんだけど、ヒースクリフとの出会いで悪い方へ引きずられていく。運命の相手だから。消息不明だったヒースクリフが帰ってくるとすべての徳を捨ててしまうわけだ。

原作でも、キャシーは他の人の前でヒースクリフを酷評しますが、男同士だとより愛憎が濃い.
原作より引用:キャシー@男「ヒースクリフがどんな人間だか、聞かせてやれよ。教養も優雅さもない野蛮人で、ハリエニシダと玄武岩の荒野そっくりの男だよ。あんな男に心を捧げるようすすめるくらいなら、冬の猟場にカナリアを放すほうがましだ。いかめしい顔つきの裏に親切ややさしさを隠し持っているなんて思ったら大間違いだ。まだ磨いていないダイヤモンドだとか、真珠をかかえた牡蠣だとか、そんな人じゃないよ、凶暴で冷酷で狼みたいな男なんだ」

こういうのをジェームジーがcockyに言い放ってイザベラに平手を食らわされ、夜には、自分の兄を酒浸りにして丸裸にしようと館に居座っているヒースクリフ@元下僕のところに行っては、そんな話をして二人で笑う。兄を破滅させ、自分に妻を裏切らせる悪魔のようなヒースクリフに、自分も堕落させられるとわかっていながら離れられない。原作の二人はプラトニックな関係だけど、男同士だとむしろ二人の間の緊迫したテンションを和らげてくれるのはラフなセックス。どんなに喧嘩しても、お互い腕の中で目覚めれば一件落着。戦場や都会の無法の夜をさまよい歩いたヒースクリフは、嵐が丘に戻るまで100人の女と男を抱いてきたという。ヒースの丘しか知らないキャシー。彼の奴隷にはなりたくない、という気持ちと、彼が見てきた世界を知りたいという気持ちが鬩ぎ合う。キャシーの荒ぶる魂は、反発しながらもヒースクリフの虜。運命の出会いを果たしたSとMみたいな関係ですね。自分たちに復讐するためにヒースクリフが帰ってきたことを知りながら、彼の支配と堕落にむしろよろこんで身を任せる退廃的なキャシー。
どうですか、そんなゲイ版『嵐が丘』 マクベスもキャシーも、汚れていきながらもやっとの思いで保っているdignityがポイント。ジェームジーの演技で、朗らかさも底意地の悪さも持った、後半は病んだ男に変わっていくキャシーを見てみたい。

ヒースクリフ役の男優は見つかっていません。浅黒いジプシーのような男というと、誰がいいでしょうか。ヒースクリフはバイ。というか彼は締まりのいい穴であればなんだっていい男。でも愛するのはキャシー一人。キャシーの方は男同士だということに悩むし、一度はヒースクリフを諦めるけど、ヒースクリフの方はキャシーが男か女かなんて気にしない。身分差だってたいした問題じゃない。ただ、そういうあれやこれやのせいで、キャシーを手に入れられないこと、それだけが人生の悩み。

これ描くために自分がもうひとり欲しいです。


コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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