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2012年03月21日(水) 英国旅行(2/4)



今回は英国旅行第二弾です。本当は他にも書きたいことがたくさんあるんだけど、手っ取り早くこいつを片付けます。


3/6 ロンドン3日目

正直この日の記憶はほとんどありません。ロンドン初めての兄は一人で有名観光地へ。私と母はバッキンガム宮殿やらトラファルガー広場に行った気がします。そうだ、兄と合流すべく、衛兵の博物館に入場料£5まで払って中に入ったら、そこに兄はおらず、電話したら「騎馬隊の博物館にいる」との返事。「衛兵じゃなくて騎馬隊のミュージアムかよっ! ……ってなんで今ここにいるんだわしっ!」と思わずじんたんが地団駄踏んだことは言うまでもありません。あーあ、人に振り回されるこれがいわゆる団体行動。今回の旅で、つくづく一人旅って楽だなあ、と思いました。でもせっかく£5払ったんだし、おじさん良い人だったし、その弟子みたいな人は絶対ケンブリッジあたりを出たお坊ちゃんだし、とりあえず見ていくべ、ということで衛兵の歴史を無駄に勉強してきました。

……私は博物館が大好きで、旅先でよく行きます。博物館や美術館で時間を気にせず心おきなく見物するためにも単独行動は欠かせないわけですが、この日、初めて博物館で途方に暮れるという経験をしました。そもそも博物館へ行く、となると少なからず興味や目的があって行くわけだけど、私「しまった…! 興味があるものが見当たらない!」 赤い制服の丸くて黒い帽子かぶった衛兵さん。眺めるだけで十分です。

この日最大の収穫は、ロンドン・アイの4Dムービー夜にHer Majestys Theatreで見た『オペラ座の怪人』一日中歩き回ったので母は寝るだろうと思ってましたが、休憩中に起きてたかときいたら「起きてたよ、だって面白いもん」と眼を輝かせてました。一方兄にとっては苦痛だったようです。母は英語がわかりませんが、オペラ座の怪人のファンなので「ファントム役の歌唱力が素晴らしい」と王道な感想。内容は理解できるがミュージカルそのものが初めての兄は、どこをどう見ればいいのかわからない様子で、オペラ座について解説してあげたのですが、、、その解説の中で、私も初めていろんなことに気付きました。

私自身は、オペラ座の怪人を舞台で見るのは、子どもの頃の劇団四季以来でしたが、面白かったです。映画が大ヒットしましたが、今回の舞台を見て、映画まで見ていたのにこの作品について生分かりだったんだな〜と思いました。ヒロインは最初の段階では、暗いんですよね。父親が死んで苦労して生きてきて、同じく傷を抱えたファントムとは心に抱えた闇の部分で共鳴し合ったわけだ。それがスターになり、幼馴染の男と再会して、人生が開けていく。そして闇の世界に別れを告げる。ファントムは彼女をスターに育て上げ、でもそのために闇の中に一人置き去りにされる。ヒロインがラストで、そんな彼にキスをするところは、かつて闇に生き、闇を知っている人がファントムへ向ける、愛とも憐れみとも取れる優しさが伝わってきて、感動的でした。

ファンの方には「え? 今さらそんな話するの?」と怒られそうですが、今までピンときてなかったんだけど「ファントム=かっこいい役」だとわかり、カーテンコールでのファントム役の立ち振る舞いと�犲臾鬚辰廚雖瓩砲靴咾譴泙靴拭�

この日は、テムズ河クルーズもしました。ロンドン橋やタワーブリッジの下を潜りました。兄が大はしゃぎしてた。あとコヴェント・ガーデンで食べたパエリヤうまかった。

そうだ、ロンドン・アイの4Dムービーは、暇があったら皆さん、ぜひ体験してみてください。絶対損はないです。ハッキリ言って、オペラ座の怪人がなかったらこの日のハイライト。もうすごいんだ、かもめが。かもめが目の前に飛んできますから。なんで4Dかというと、水飛沫とかが地味に顔にかかるからです。もしですよ、アバターとかの3Dムービーが公開される前にロンドン・アイがこの4Dムービーを世に送り出していたらですよ、ロンドン・アイはむしろ乗らなくていいからムービーを体験させろ! という世界中の人々でロンドンはパニック☆になっていたと思います。

「よくぞ言い切った」


この日もうひとつ。せっかくロンドンへ来たんだし、ipadを持ち歩いていたので、その場で歩きながらituneにつなぎ、SherlockのサントラをDL購入して聞いて歩きました。ついでだから、シーズン1&2のDVDも買ってしまいました。

これを聴いてテムズ河沿いをロンドン・アイやビッグ・ベンを眺めながら歩くのは気持ちが良かったです。



3/6 ロンドン4日目

さあ、お待ちかね!! どうせおまいらはこれが見たかったんだろう!? 「ロンドン・アイ4Dムービーのどうでも良すぎる話はすっ飛ばしてくれても全然文句言わないんだけどナ」と思っていた方のためにも、まずは結論から。

行ってきました、ベイカー街221b
 


世界中の観光客がいましたが、私が10年くらい前に初めて行った時よりも、日本人率は低かった気がします。当時は観光コースに含まれていたのか、店にいた7割日本人でした。今回は、印象ですが東欧のお客さんが多かったような気がします。兄と母を連れて行くつもりで行ったのに、もちろん結局一番盛り上がっていたのは私です。

おみやげ屋さんには自由に入れますが、そのレジでミュージアムのチケットを購入し(£6か£9…ほら、6と9って似てるから)、ツアーにぶつかると1時間も外で待たされます。時間制にしてくれるといいんだけど、これは完全に運ですね。私たちはちょうどツアー客とぶつかってしまったので、近くのシャーロックカフェでお茶を飲んで待っていました。周辺には、壁にシャーロックの名場面が描かれたカフェなどが数軒ありますが、それ以外は味も含め至って普通のカフェです(でも紅茶はどこへ行っても美味しい)。

ところで、おみやげ屋さんに行った方は、ぜひ地下にあるトイレも借りてみてください。地下へ降りていくと、トイレの隣の部屋をドアの窓越しに覗けます。その奥にも、当時風に装飾された部屋があります。

私が撮ってきたミュージアムの写真の数々です。


階段を上がっていくと……


まだホームズとワトソンが座っていたぬくもりが残っていそうな椅子


ハドソンさんが用意したに違いない食器




窓辺にも趣があります




二人の帽子 ハンチングハットは、原作ではたった一度しかかぶっていないことも有名です 

これは3階だったかな。寝室




シャーロックの研究道具


でもシャーロックといえば、何と言ってもヴァイオリン


いろんな角度から撮ってみました















中にはメイド服のお嬢さんがおり(もちろん、セクシーなメイド服ではないですよ笑)、時間が来ると無慈悲にベルを鳴らします。その運命のベルが鳴ると見物人は号泣しながら次のフロアへ移動しなければならず、いつまでもその場にしがみついていると、�犹与佑僚靆将瓩離汽襪澆燭い幣�男がやってきて棍棒で殴打されます。それでもしがみついていると、今度はバスカヴィルの犬の出番です。皆さん気をつけましょう。


このおじいさんはロウ人形ではなく、見物人


シャッター速度か露出を間違えたんですが、きれいなので貼っておきます









ちょっとブレーク。このミュージアムの上階には、ろう人形の部屋があるのですが、だいたいグラナダTV版をモデルに作ってるような気がします(モリアーティなどはそっくりでした)。そのろう人形を前に、兄「これは?」私「う〜ん…�狎嵬嗜¬銑瓠�」兄「正解! これは?」私「�獸爐犬譴真悪瓠�」兄「じゃあこれは?」私「う〜ん…」兄「ヒントは、おまえの好きなやつ」「…�爐屬覆量擴杏澂瓠�」兄「正解!」などと大はしゃぎしていたバカ兄妹です。

実は、私たち兄妹の間では、シャーロック・ホームズというのは数ある自虐ネタのうちの一つ。自虐ネタとしては他に、『スタートレック』や『犬』などがあります。いずれも子どもの頃から好きなものなので、「また�犹佑弔僚靆将疇�から通して見ちゃったよ〜」「TNGのデイタの娘の話、面白かった。見たの6回目だけど」「ポメラニアンの動画Youtubeで20分も見ちゃったよ〜」と言う時、そこには暗に、現実から逃避して18世紀のノスタルジーや宇宙の壮大さや犬の愛らしさに耽溺しちゃったよ〜、という自虐的な意味合いがあるのです。

兄は「ジェレミー・ブレッドのホームズ以上のホームズは存在しないし今後も二度と出て来ない」と断言していました。今のところ、異論はありません。でもBBC版はけっこういい感じに追い上げてきている気がします。そして、もちろん兄はRDJの映画版は一切認めていません。「どこにでもいるかっこいいチョイ悪&ダメオヤジ」とのこと。まあ正直、ジェレミー・ブレッドにもB・カンバーバッチにも�猗麕洵瓩紛�気が漂ってるけど、RDJにはそれがないんだよね。私はRDJのファンだった時期もあるのですが(コリンと共通するものがあるでしょ?)、彼は�狹刑有疚鬚�似合うタイプではないですね。ワイルドなワル路線でいいです。


またまたヴァイオリン登場






窓辺にそっと置かれたシャーロックの肖像画。実在しないのにこの扱い


6つのナポレオンの胸像(6つはありませんでした、、、たしか)








最後はおまけ。ホームズのポーズをとる兄をパシャリ。ばか兄妹!





おみやげ屋さんでは、ホームズを扱った映画のDVDなどは雑に置いてあり買えたと思いますが、残念ながら? BBC版のSherlockに関するものは何一つありませんでした。グラナダTV版は、グッズはほとんどありませんでしたが、モデルにしたのはあのドラマの場面なのかな、という程度にはいまだに影響が感じられます。

外観も撮ってきたのですが、車や人の交通量が多く、カッコイイ写真を撮れなかったので貼らないでおきます。

きっと映画やBBCのSherlockファンで、今後行かれる方も多いと思いますが、おみやげ屋さんはいつでも入れるので、ミュージアムは空いている時に先に入っておいた方がよさそうです。

私はまだSherlockのS2のラストエピソードを見れていません。近日中に(というかこの英国日記を書き終えたら)さっさと見たいと思います。今はそれとThe Wire、Game of thronesを見るのが楽しみで楽しみで。


ちょっといい感じのおじさん



もうひとつ。この日は夜にヴィクトリア駅の近くで、Billy Elliot(映画『リトル・ダンサー』)のミュージカルを見ました。いまだに、私のミュージカル観賞歴においてベスト1であり続けているのは米国版Billy Elliotなんですが、英国版ももちろん面白かったです。こんなに演出が違うんだな〜と思いました。英国版の方が、子どもが子どもらしく、米国版ではもはやお色気キャラと化し観客から大喝采を浴びていたマイケル役の子なんて、英国版ではそのへんの野暮ったい田舎坊主でした笑 正直、演技も米国版のビリー&マイケルの方が上だったかな? 二人とも、米国版の方が年齢が上だった気がします。
オリジナル版は、サッチャー政権下という色合いをより全面に押し出しており、冒頭では当時のニュース映像がスクリーンに映し出されたり、サッチャーを中傷するダンスなども。今、メリル・ストリープのIron ladyが上映されていますから(ロンドンでも広告を見かけました)、タイムリーといえばタイムリーです。

また、英国版BEで私が感銘を受けた点はもう一つあり、それはビリーが�狢膺佑亮�分�瓩僚�けを借りて白鳥の湖を踊るという演出の場面なのですが、初めてバレエの素晴らしさがわかりました。やっと、私の文化レベルもここまできましたヽ(´Д`)ノ 閉演後に兄とも語り合ったのですが、子どものビリー役がど素人に見えるくらい、この時、ビリーの大人役を演じたダンサーの動きが全然違ったのです。ひたすらスゴイと思いました。そして、大人ビリーが壁にぶち当たって挫折しかけている子どもの頃の自分の手を取り、君もここまで来れるんだとばかりに宙を舞う姿には泣けてきた。セリフもないのにそれを伝える、プロの演出って本当にすごいです。

というわけで、ロンドンは終わり。ベイカー街へ行った日は、ロンドン塔やタワーブリッジも見に行きました。SherlockのS2E3には、ロンドン塔が登場する、とFanさんに聞いていたので、せめてその場面だけ見てからロンドン塔へ行こうと思い、前日の夜にちょっとだけ見たのですが、、、冒頭のジョンとカウンセラーの会話の場面でZQN☆でした。あはは……。ロンドン塔に行った時、ベンチに座ってモリアーティが登場するロンドン塔の場面をipadで見ました。何やってんだか。

翌日3/8、早朝にユーストン駅からリヴァプールへ向かいました。その話はまた今度。
WEB拍手のご返事も溜まっています。それも次回!

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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