13:30 ツアーのはじまり。マンチェスター訛りを聞き取れるか心配でしたが、なんとかうまくいきました。なるべく記憶が新しいうちに書き記しておこうと思うのですが、もうすでに忘れつつあります。 まずはオールド・トラッフォードのスタジアムのバックスタンド側に案内され、眺めを堪能。 ガイドおじさんの話がスタート。最初に、初めて訪れた人は? この中に他のチームのファンは? などの質問がありました。ある女性が「リバプール!」と答えると、ohh...と嘆かわしげなどよめきが(笑)! ガイドおじさんはユナイテッドのユニを着たとってもかわいい5歳くらいの男の子(後に名前はルイスと判明)に、「坊や、ツアー中あそこにいる女性を見張っててくれよ。何かしでかすかもしれんからな!」と注意を促して一笑い。その場所での説明としては、何人収容できるか、どこに誰が座るか、テレビカメラはどこか、というような説明がなされました。後ろのガラス張りのボックス席は年間£8000と言ってた気がします。この時、ガイドおじさんが「ユナイテッドのスポンサーのAIG、なんの略かわかる人は?」と質問すると、ルイスがわれ先に手を挙げて、" Alex Is Great!"という模範解答を。ところがその直後にもうちょっと年上の7歳くらいの男の子が"Arsenal Is Gay!"と答え、大人たちは対応に困りつつ笑い。ガイドおじさんも、「なに!? うーんそりゃコメントしずらいなあ」と言ってました。 ところで、男の子たちが4,5人いて皆かわいかったのですが、私が心を打たれたのは聾唖者の父親と一生懸命手話で会話してる10歳くらいのシャイな男の子でした。ツアー前に、展示室でも見かけたのですが、お父さんが息子に手話を使ってユナイテッドの展示物にまつわる話をいろいろ教えてあげてる姿が印象的でした。 階段をおり、一般客も通るコンコースへ。メインスタンド側に案内されながら、障害者用の入口を紹介されます。そこには障害者用のトイレがあるほか、三人の警察官常駐の警察署や、医務室もあり、救急車がスムーズに出入りできるつくりになっているそうです。現在常駐の警官のうちひとりは女性とのこと。 その後紹介されたのはプレスルーム。以前は選手の移籍。入団記者会見もここで行われていたようですが、規模が大きくなり、記者たちが皆ラップトップ持参の時代になったため、設備が不十分になり、現在は使われていない、というようなことを言ってました。最後の移籍会見をしたのはカントナやシェリンガムだそうです。 プレスルームは早々に立ち退き、次にやってきたのは選手たちがプレ・マッチ・ミール(試合前の軽食)をとってリラックスする部屋。試合当日、選手たちは約3時間から3時間半前にやってきて、ここで決まった食事を取るとのことですが、その内容は主にパスタ、魚、鶏肉。二、三列の長いす、長テーブルが置かれていました。食事もとりますが、監督の話も聞くそうです。ここで面白い話が登場。ハーフタイム中に選手たちが食べるものがふたつある。ひとつはバナナ。もうひとつはお菓子。さてなんだ? 子どもたちは口々に「パン!」(おじさん:うーん。悪くないね)だの「チョコレート!」(おじさん:なになに? それじゃ太ってしまうよ?)だの言うのですがあたりません。そこで大人のおそらくハードコアなファンの男性が「Jaffa cake」と一言。ガイドおじさんは「その通り」。 つい二、三日前にガイドさんが教えてくれたベックスの秘密兵器、jaffa cakeは選手必携のお菓子だったのだ! そのjaffa cake ![]() 帰ってからガイドさんにその話をしたら、「子どもの頃の味を忘れられなかったわけじゃないんですね!? ありがとうございます、またバスの中で話すことがひとつ増えましたv」と喜んでくださいました。三つ子の魂百までだね、なんてガイドさんと話してましたが、ごめんよベックス(笑)。 ところでこの休憩室1には壁にドリンクメニューが貼ってあり、そこにはお酒の名前が並んでました。この部屋は選手以外にもお偉方も皆使うそうで、ごく一部の関係者は、この部屋から通じてるスタンドの特別席に座るのだそう。お酒を飲むのは彼らというわけ。たとえば代表監督マクラーレンや……あと誰だったかな。二人くらい知ってる名前が挙がってたのに忘れちゃった。 お次はdog outと呼ばれる監督、サブの選手が座るピッチに面したスタンドの特等席。 ビデオを見ていただければ、なるほどあそこか、とファンの皆さんには一目瞭然のはず。この光景はMUTVでもよく見たので嬉しかったです〜。皆、座っていいよと言われたので私が座った席は、ガイドおじさんいわく「アシスタント・コーチの席」だそう。このビデオ↓がその席から撮影したものですが、私のすぐ横に座った子(ルイスではない)の席が、サー・アレックスのシートだそうです。今度MUTVで選手が座ってるのを見ただけでうきうきしちゃうに違いない。でもどうせなら、選手が座るシートに座った方がよかったかな。 魅惑のドレッシング・ルームの前に連れていかれた部屋は、選手たちが着替えの前に過ごす休憩室その2。 どの映像もブレブレでダメですね。おじさんの話やカメラの電池やいろいろ気にすることが多くて落ち着いて撮れませんでした。 ここにはアウエーチームの選手も過ごすことができるそうです。ロイ・キーンの自伝を読んだ人なら、「なるほどこれが、彼が家族をわんさか招待しちゃって恥ずかしかった、と言ってた部屋か」と思うところです。ちょっとしたバーカウンターがあり、中にはお酒がずらり。この日はシャッターが下りてましたが、隙間から覗き込むと、お酒やグラスの間の壁にはびっちりユナイテッドの選手の写真や記事が張られていました。他人に見せるためではなく、選手自らが気に入るように作った空間という感じがしてよかったです〜。試合の日は、新聞や雑誌なども置かれているそうです。バーカウンターの正面の壁のプレートには、「イングランド人」「イタリア人」「ドイツ人」「その他」というような感じで、これまでユナイテッドのファーストチームを経験したすべての選手の名前とキャップ数が刻まれていました。でもすべてだと、もっとすごい数になってるはずだから、90年代のいつからか、だと思います。名前はミドルネームを含む正式な名前(ただしMNはアルファベットのみ)。ギグシーやガリーといった選手は現在もユナイテッドで活躍中のためにキャップ数などは保留扱い。ある男性がシュマイケルのMNをガイドおじさんに尋ねました。するとガイドおじさんは「この中にベッカムの正式な名前を知ってる人はいるかな? そう、デイヴィッド〜〜(私も忘れた)・べっカムだ。シュマイクは〜〜(これまた忘れた)だ」とちゃんと答えてました。 ガイドおじさんはさすがの知識量で、子どもたちが適当にぱっぱっと思いついたことを訊いてもちゃんと答えてました。「救急車は何分くらいでつくの?」「このお部屋には何人くらい入れるの?」「ユナイテッドはいくつトロフィーを持ってるの?」。トロフィーの数については、おじさんプレミアからヨーロッパカップからカーリングカップまで、全部順番に追っていって(時々コアなファンに助けて貰ってましたが)全部数え上げてましたが、結局いくつだか私はすでに忘れてしまったのでした。 休憩室その2に話は戻りますが、この部屋の壁には額縁に入った↓このような写真(ぼけちゃってます)がずっと飾ってありました。一番左がガリー兄さん、次がキーン、その横がカ ントナ。確かその横はスティー ブ・ブルー スで、その横がブライ アン・ロ ブソン。そう! 歴代のユナイテッドキャプテンの写真が飾られてるのです。このすごい面々の中にガリーがまじってる……べっくすが腹を抱えて笑ってる姿が見えるようだ! ![]() また、この部屋は選手が家族やガールフレンドを連れてくる部屋でもあり、というのも、彼らの席はVIPや専用席とは別に設けられていて、そのシートとこの部屋の行き来は簡単なんだそうです。 この部屋はアウエーチームの選手も利用できるのですが、実際のところは、アウエーチームの選手はここで寛げるわけもなく、そそくさとドレッシングルームに行ってしまうそうです。 さていよいよドレッシングルーム! あーもうニヤニヤしちゃった! 選手のロッカーの並びはビデオを見ていただければわかりますが、私も入ってすぐに気がつきました。エライ人たちが角を使ってる。ギグシー、スコールジー、ガリーなどは皆端っこ。これは偶然ではなく、ガイドおじさんいわく、ドレッシングルームにはちゃんと序列(上下関係)があって一番長くユナイテッドで活躍してる選手が隅(端)、真ん中に向かうにつれ経験の浅い選手やユナイテッド歴が短い選手になってくそうです。選手たちは端を取りたいものらしい。チェルシーのテリーたんとランプジーがふたり一番端っこで、かつその横がひとつ空きだった理由がよくわかる話だと思いました。ロッカーの場所は頻繁に変わるらしく、スコールジーは現在の場所を97年頃からずっと使い続けているというツワモノらしい。現在スールシャールが使ってるところは、もともとべっくすが使ってたところと言ってたっけな。いや、ニステルだっけな……で、スールシャールが移ったと言ってた気がします。エインセが使ってる場所はキーンが使ってたと言ってた気がする。ドレッシング・ルームには貴重品保管庫があり、選手は貴重品をその中に入れるそうです。その下には冷蔵庫がありました。 けっこう恥ずかしくってベンチはリオの場所にしか座れなかった(照)。なぜリオかというと、私が立ってる場所が彼のロッカー前だったから。大人たちは皆やっぱり恥ずかしいのか(子どもがおもいっきり素直にへばりついてるだけに)誰も座ってなかったなあ。ギグシーとかならまだしも、ガリー兄さんのベンチになんてとてもとても(爆)。「え!? き、きみまさかガリーファンなの!?」とか言われたら顔から火がでちゃう。 子どもたちにいっとう人気だったのはルーニーとクリちゃん。あとギグシー。飛びついて座ってました。 ![]() ちなみに、並びは左端から時計回りにファン・デル・サール、クスチャク、ガリー、エインセ、 入ったドアの横にはホワイトボードがふたつありますが、アウエーチームにはひとつしかないらしいです。大きな36インチくらいのテレビもありました。アウエーチームにないといえばジャグジーもないそうです。 ああしかしここで私としたことが不覚を取った……バスルームをまともに見て来なかったよ! うをーん! 一番のハイライトといっても過言ではないのに……。まあ、ルーンのビデオで見たことあるからいいか。それを言ってしまえばドレッシングルームもそうなんですが。 そうそう、私はあらかじめ絶対にやろうと思ってことをやりました:選手の体毛探し。残念ながら一本も見つけることができなかった……試合の翌日とか行けばまた違ってくるかな(爆)!? ある男性が「ロナウドとルーニーは隣同士だけど問題はないの?」と訊きました。ガイドおじさんは「いい質問だ」といい、ふたりは確かにW杯でいろいろあったけど、W杯後初顔合わせの練習で打ち解けあった。それですべて解決。問題なし。彼らは今も隣同士のロッカーを使ってるが、それがプロというものだ、と言ってました。前にルーンは「ロッカーなんかをきちっと整理してるのはロナウド。カッコつけだからね」と言ってました。なんとも微笑ましい 最後は選手たちがピッチに出ていく直前のトンネルに案内されました。バークレーなどのスポンサー名が入ったボード前で選手が試合後にインタビューを受けますが、あの場所でもあります。友達と一緒だったらもっと面白い写真を撮りあっこできたんだけど……。今度どなたか一緒に行ってください。すでにリベンジを誓っております。 最後は聾唖者の父親を持つシャイな男の子を、ガイドおじさんが「君がチームのキャプテンだ」と指名し、ツアー参加者が二列になってピッチへ向かう選手の気分を味わいました。おじさん、カセットテープみたいの(もっとハイテクだろうけど)でオールド・トラッフォードの歓声を流してくれました。わはは。 しかしだな〜この時点で子どもたちの無邪気な質問のかいもあって、予定時刻を大幅にオーバー。ああ、どう考えてもアンフィールド・ツアーには間に合わない……。仕方ない、今日はマンチェスター探索に費やそう、ということでOTを後にしました。 正面に回って記念撮影しようにも、ひとりなので自分を入れることができん。でも途中通りがかったおじさんに頼んだら(10)、メインゲートをカッコよく入れて撮ってくれました。おじさん、道路に膝までついて「あのオールド・トラッフォードの文字を入れんとな……」と呟きつつ最高の一枚を撮ってくれました。ありがとう! この標識、きれいに撮れました。ライブジャーナルのアイコンにしようかな。 ![]() OTが向こうに見える。近くの通りには赤い悪魔ファンのためのパブなどがひしめく。 ![]() バス停で港町のきゃぷてん発見! ジュースを飲むとユニが黄色(ジュース色)に染まっちゃうというかわいい広告で、この広告と裏表対になっている面が黄色バージョンでした。そっちも撮ればよかった(カメラの電池が気になって…)。シーズンオフということもあるのか、今のところまだ落書きや悪戯はされてませんでした。 ![]() 帰りといえば、タクシーで来てしまったんでどうやって帰るかいまいちわかりません。今、偽マンチェスター小説をサイトで書いてるので地名や土地の雰囲気を覚えようと、地図とにらめっこです。OTの近くのバス停で待ってるとすぐにバスが到着。運転手にピカデリー駅へ行けるか、いくらかかるか訊ねて(11)乗り込みました。このダブルデッカーが……場末! マンチェスターは移民の多い町のようで、特に黒人が多かったです。スタジアム周辺は貧しい人たちが暮らすエリアらしく、これぞマンチェスターって感じ。それからは市内観光。とりあえず市の中心街と、マンチェスター・カテドラルと、ゲイヴィレッジには行きたい。結果的には全部徒歩で回りました。ゲイヴィレッジへ行く頃には足の裏の骨が痛くて痛くて荷物を川に投げ捨てようかと思った。郊外は想像通りという感じでしたが、市の中心部はとても洗練されていて、ピカデリーガーデンからヴィクトリア駅までのショッピング街は近代的できれいで、街を歩く人たちも個性的でおしゃれでした。このあたりだけ見るとサンフランシスコに似てました。ゲイ・ヴィレッジやチャイナタウンの雰囲気も似ていて、けっこういい感じ。ただし、私が行った時は偶然にもからりと晴れていましたが、普段はシスコのようにはいかないみたいです。 ガリーが挙式したカテドラル、荘厳な雰囲気でした。そらく観光ブックにも載ってるだろう客ぎっちりの中世風宿屋&バーが近くにあり、そのあたりは特にヨーロッパらしかったです。時間があれば近くの観覧車にも乗ったんだけど。ゲイヴィレッジに行くまでに市庁舎なども見ることができました。マンチェスターの市庁舎、りっぱ! ありゃすばらしい。 ![]() 中世風のパブ ![]() 市庁舎(town of hall)。 ![]() さてゲイヴィレッジですが、川べり(cannal streetというからには恐らく運河)にあってとてもフォトジェニックなきれいな風景の中に佇んでおりました。周辺のレンガ色の建物とのコントラストも美しく、何よりあの運河の風情が気に入った。運河には何箇所かに橋がかかっており、その下を細い自転車道が通ってるんですが、これがまた愛をささやくには絶好のポイントで! もしくは夜中に犯罪が起きるには絶好のポイント(笑)。参考に写真を撮りましたのでごらんあれ↓ ![]() これはうつくしい。ライブジャーナルのメンバー向けにもっと大きな写真を載せてます。 ![]() そうだ、忘れてた。このゲイストリートを、まだにきびが残ってそうな十代後半の男の子たちが4人並んで歩いており、そのうちひとりがユナイテッドのユニを着てました。ボーイズ、ゲイ、ユナイテッド、マンチェスター、最高。 最後に、マンチェスターで見かけた 駅で見かけた偽ルーニー ![]() これまた駅で見かけた偽リオ ![]()
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