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2007年04月30日(月) ロッキーがブレーメンに入団したら(とりあえず)気力で引っ張っていただきたく

このチームを応援し続けていいものか、という疑念が湧いてきた試合でした。

今季マイスター皿もうえはーもムリなんじゃないかと思い始めています……。前日に倉敷さんが「勝者のメンタリティを持っていたチームが優勝するというのが06-07シーズンの総括であって欲しい」と言ってましたが、たしかに今節のブレーメンに勝ちに行こうという気持ちがなかったわけではないので、まだ寛大に敗戦を受け止めることもできます。鮭やシュツなんとかみたくグダグダして負けたわけじゃないですからね。今回は美ーれフェルトの勝利への執念が上回ったという結果でしょうか。思わずファンになってしまうような試合っぷりで、よく頑張ってた。それでも油断や「省エネして勝ちたい」という気持ちが何人かの楽隊選手の中にはあったように見えました。フリッツ、ブラーニェス、オボは何度も軽いプレーを披露して危機を作ってました。バウマンは本調子じゃないのか年齢的限界か、復帰してから決してあのポジションをまっとうしてるとはいえません。フリッツの精神的弱さというか未熟さは致命的だわ〜いっぺんチェルシーとかバルサに体験入団半年してプロの姿勢を学んで来い(でもちゃんと帰ってこい)!
トルステン、ミロ、ジエゴからは執念が感じられました。三人ともたびたび空回りしていたけど。

ライン毛使ったのもどうなのかな。三点目はビーゼなら止めただろうと思えなくもない。うえはー杯との二束のわらじが、結局二兎追うものは一兎も得ずな結果になってしまうのではないかと心配です。

敗戦のことで鬱々しても私にできることは何もないのだから次の話題へ移ろう……。今日の得点を見てクローゼがバイエルンに接触というニュースも(知った時はがっかりしましたが)たいしたことではなくなりました。バイエルンはもうCLに出られないんだぜ! そんなチームに行くのかいクローゼ!?
牛は怪我でリバプール戦欠場。カルバーリョも。レッズファンとしては嬉しいけど、二人のファンなので残念でもあります。レッズはポーツマス戦、敗戦でしたがヒューピアのフル出場を久しぶりに見ることができました。連携ミスで失点してましたが得点もしましたね。

ところで、私は昨日ロッキーしてきたんですよ。どんな時代遅れの映画かと笑ってやるつもりで見に行ったのですが、もうこの一言:お見事
ロッキーを「相手をぶちのめしてやる」「男になってやる」「世の中強いものが勝つ」的な時代遅れのマッチョイズム賛美のやれやれ映画と想像して見に行かない予定の皆さん、まったく違う完成された映画ですのでぜひご覧あれ。

ここから下はうっすらとネタバレしてます↓

ボクシング映画となると、とってつけたような戦う動機が必要になってきます。たとえばそれは復讐であったり善のための戦いであったりするのが常ですが、ロッキーがふたたびリングに立つ理由は実にシンプル。大袈裟なストーリー運びで観客の暴力性を煽り立てることを最後までせず、彼は本当に自分のためだけに戦います。家族のためでさえない。ロッキーは「相手を打ちのめしたい」「誰かをやっつけたい」あるいは「あいつの仇を討ちたい」「あいつを守りたい」ですらなく「もう一度戦い抜きたい」「やり遂げたい」という気持ちで戦います。

悪い相手なら/愛のためならパンチでやっつけていい、で済む時代ではなくなってきた、特に911テロ以降、暴力への肯定に慎重な眼を向け続けている米国民の潜在意識まで汲んだ、バランス感覚に富んだ映画。ロッキーシリーズの後半で大失敗した分の汚名はきっちり返上した形です。またこのボクシングの舞台をしっかりと娯楽として捉えて、リングを戦場と同義にしていないところが素晴らしい。フットボールも同じです。大金が動き時には人が死にますが、結局フットボールのピッチは戦場ではないのです。『ミリオン・ダラー・ベイビー』のFEトゥールも書いています。「ボクシングは死に到るゲームであるように計画されたものだ。二人のボクサーの死の覚悟が試され、どちらが主人公であるか、そしてどちらがこの魅惑的な四角いキャンパスの魔法の領域を我が物とし、コントロールするかなどを計画されたゲームである」と。

対戦相手がまた実にいい。何がいいって「普通の若者」なところがいい。悪すぎもせず同情を得られるほど良すぎもせずです。ただ最初と最後のセコンドだかトレーナーだかとの2シーンでサンドイッチすることで彼のキャラを立たせています。
キャラといえばロッキーのキャラクタの描き方は素晴らしい。彼の戦いは個人のための、一庶民としての戦いだというのが、エンドロールの映像からも伝わってきます。

ロッキーのラストをここまでバランスよく、考え付く限りの懸案すべてに配慮して作れると誰が想像したでしょうか。ロッキーが語りだすところには何度かヒきかけたけど、それも最後まで見ると納得してしまいました。この映画には「ヒいてしまう」シーンがほとんどないです。

その点ではさて『300』はどうでしょうか。いくつかレビューを読みましたが荒唐無稽で「ロッキーが最悪の形に仕上がっていたら」起こり得たことがいっぱいつまっている映画のように聞いています。もちろんこれは当時の価値観に即して作られるべきなので、スパルタ兵の映画を作るならかくあるべし、とも思います。これこそ原作はフランク・ミラーなんだし、コミックと捉えて気楽に見るべき映画かもしれません。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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