KILLERSの the midnight showという曲は凄くかっこよくて、毎日 10回くらい繰り返して聴いてしまっています。詞も最高です。特に if you can keep a secretというところと、i drive faster boyが。 グラムロックということで、ジョナサンが歌ってるような気がしてきます。 「グラディエイター」、久しぶりに見て初めてわかることもあり、か、感動〜。 あの台詞の見事さはなんですか! すべての台詞が意味を持っていて、かつ詩的です。 マキシマスとコンモドゥスの関係は言うに及ばずですが、すべてのキャラとその 関係が一枚の完璧なビジョンを描き出すためのパズルのピースのように ぱたんぱたんとはまっていく過程は、すばらすい。 今見ると面白い台詞もありましたね。ルキアスにコンモドゥスが言う 「ヘクトルの生まれ変わりだと。ヘラクレスだったか?」という台詞ですが、 コンモドゥスはギリシアかぶれで有名でした。アレクサンドロスのファン でもありました。ルキアス役の男の子が可愛かったです。 マキシマスが初めてコロッセオで戦うシーンは、カルタゴのハンニバル(奴隷を 蜂起させローマに戦いを挑んだ英雄)の軍と大スキピオ率いるローマ軍の戦いに 見立てられていましたが、ハンニバルの立場になったマキシマスが、 「密集方陣(ファランクス)!」と叫びます。アレクサンドロスのマケドニア軍は ファランクスで強さを誇りましたが、カルタゴのハンニバルは、アレクサンドロス を手本にした人物で、有名なアルプス越えは、アレクサンドロスのヒンドゥークシュ越え を意識したものと言われています。ローマはギリシア文化を尊び、アレクサンドロスを 英雄視していて、当時の将軍は皆アレクサンドロスの戦術や戦略を学びました。 マキシマスも将軍としてそのことを知っていたのであの場でファランクスを 思いついたんだろうと思います。こういうシーンは、アレクサンドロスも、 ハンニバルも、マキシマスもそれぞれにカッコいい。 グラディエイター、トロイ、アレキサンダーが繋がりました。ハァハァ、こ、古代は いい男が目白押しだ……! マキシマスとジョニデっぽいキケロ(笑)の関係も美味しいですねー。 キケロという名前はローマの有名な雄弁家(政治家)の名前でもあり、 「私が孤独であるとき、私は最も孤独ではない」や「私は最も正しい戦争よりも、 最も不公平な平和を選ぶ」などの私もとても好きな格言を残しています。 虎と戦うシーンは、あれはほぼホンモノの虎を使っているそうですよ。 前に猛獣使いのドキュメンタリーをディスカバリーチャンネルでやってて、 グラディエイターの話も出てきました。スタントしてるのはその調教師だそうですが、 オリュンピアスの話じゃないが、虎は油断すると牙を剥くそうです。 劇中で、コンモドゥスに対し、兜を取ってマキシマスが名乗るシーンが ありますが、あの台詞はふざけてると言って、最初ラッセルは言うのを拒否した そうです。それで相変わらず揉めたそうですが、とにかく一度やってみてくれと 頼まれ、ラッセルが台詞を口にしたら、案外いいじゃん、と本人の 気もころっと変わり、実現したそうです。今日見ましたが、あのシーンは鳥肌が 立ちますね。「子を殺された父であり、妻を殺された男」。カッコイイです。 こんな話を書いてみたいなあ。こんな面白い話を書けたら、もうホモじゃなくて いいわ(笑)。 今日はグラディエイターで興奮し、その後OZで興奮しました。 アルバレスが自分が眼をくり貫いた看守のリヴェラに盲導犬を渡す時に、 スペイン語で合図を教えていた、というエピソードなどが、実にうまい! トム・フォンタナは凄い。ケラーの「イエスはゲイだったと思うか?」と 「俺は突っ込みたいと思ったらどんな穴にだろうと自分のムスコを突っ込んできた」 というシスター・ピートへの告白シーンは胸にきました。OZやホミサイドは 名台詞がたくさんあります。今でも覚えているんですが、ホミサイドの第一話で、 尋問の直前にペンブルトンが新米のベイリスに吐く台詞にこういうものがありました。 「俺が教えるのはセールストークのテクニックだ。昔から黄金の舌が、 聖書や湿地、中古車を売ってきた。だが、俺が売るのは長いムショでの刑期さ。 商品を買いたがらない客が相手だ」 あの一話目のペンブルトンの尋問シーンは息を飲みました。 ところで、以前日記に書いた「素晴らしい」という言葉はなんて素晴らしいんだろう、 という話に、賛成、共感というメールなどをけっこういただくんですよ。 実は私も前から思っていた、など! やはりそうですか〜。「素晴らしい」って 本当に便利な言葉です。今日ここに書いたKillersのthe midnight showや グラディエイター、OZは、私にとってまさしく素晴らしいと思えるものです。 日々、素晴らしいと胸騒ぎを覚えるようなものと出会えれば、人生満足。 そして私は、「イーリアス」に出会ってからというもの、これがいかに 素晴らしいかということに一日一度は愕然としてます(笑)。アレクサンドロスも 勿論のこと。 というわけで、今日は私が先日偶然見つけた、ネイティヴ・アメリカンの 素晴らしい詩をご紹介します。 すべての暖かい夜 月光の下で眠れ その光を、一生をかけておまえの中に取り込むのだ おまえはやがて輝き始め いつの日か 月は思うだろう おまえこそが月なのだと -クリーインディアンの詩-
|