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2004年06月20日(日) カサンドロスの陰謀

アンケートにご協力くださった皆さん、どうもありがとうござい
ました。そしてちょっとほっとしたことではありますが、指輪物語&RPS
はまだ(このサイトでは)圧倒的に求められているようですね。
トロイとM&Cは拮抗しているようです。そして、一番面白かったのは
アレクサンダーに投票してくれた方がけっこういるということ(笑)!
ありがとうございます〜。「その他の映画」というのも10人ほど
いらっしゃいました。

指輪RPSは、狼ほどの規模にはならないと思いますが、
また何か一本書こうと思います。狩公がもちろん大事なファクター
ではありますが、藻や豆、花などの登場機会も増やして。
でもその前に、狼の続編をしっかり書こうと思います。


アレクサンダー情報です。今興味のない方は、日本での公開が
近づいてきて興味が沸き始めたら、「そういえばあの人頻りに書いて
たな」と思い出して戻ってきてくれるとありがたいです〜。

まずは、カサンドロス(カッサンドロス)のこと。前にジョナサン
この役を演じると知って、たいして重要でもないのに、なぜだと書き
ましたが、ロビン・レイン・フォックスの本を最後まで読み、理解でき
ました。ここからは、(おそらく)映画のラストのネタバレにも
つながるはずですので、用心してお読みください。

彼の名前も、映画が全登場人物の名前を英語読みするなら、
カサンドラーになりますが、これだとプトレマイオスはプトレミー
になります。日本の歴史にも登場するプトレマイオス朝が、
邦訳の時点でプトレミー(朝)になるとは考えにくいので、日本公開時は、
アレクサンダーだけが英語、あとはギリシア読みで通すかもしれませんね。






カサンドロスは、アレクサンダーに与えた
影響はたいしたものではありませんが、遠征を終え、ヘファイスティオン
を失った後のアレクサンダーに対し、起こしたと一部で噂される彼の
行動は、歴史を変えたといえるかもしれません。彼はアンティパトロス
の息子で、このアンティパトロスはアレクサンダーが遠征中、忠実に
国都ペラを治めていた政治家(執政官)です。アレクサンダーは、
度が過ぎた痛飲のための急死、あるいは病死といわれ、それが定説となって
いますが、実は二千年に渡り、歴史家の中には毒殺説を根強く唱える
者が後を断たず、ロビン・レイン・フォックスも彼自身、判断を下して
いません。
その毒殺説の渦中において首謀者とされているのが、どうやらカサンドロス
のようです。一通りカサンドロスの行動を追ってみても、私には彼の動機
がよくわかりません。父アンティパトロスが老齢のためもあり政治の中心
から追われかけている時期ではありますが、他の歴史家も、ただ
カサンドロスは冷酷残忍な男だったようだ、と書いているのみです。

アレクサンダー毒殺説は(ヘファイスティオンの時は囁かれたが)、私
にとっては寝耳に水だっため、ちょっとしたショックでした。というのも、
もし毒殺が本当なら、彼が毒を盛られた最後の宴会場にはプトレマイオス、
ネアルコス、ペルディッカスなど、彼の幼馴染にして忠実な友人たちが
同席しており、この友人たちが、最期にアレクサンダーを裏切ったという
見方も出来なくはないというのです(彼らが何も知らず宴会にいた可能性
もあるといいます)。毒殺説を辿ると、床に臥したアレクサンダーは
もはやどんな友人も信用できないと思い、人払いの後、這って川に身を投げ、
英雄(あるいは神)に相応しく姿をくらます形での死を選ぼうとした
のですが、妻のロクサナに見つかり無理やりとめられた、といいます。
あまりに悲劇的なので、ドラマを求める気持ちを無視すれば、私としては
痛飲のいきすぎで病に臥して(恐らくマラリアのため)彼は死んだと
信じたいところです。

カサンドロスですが、彼の動機はよくわかりませんが、彼は大王死後、
「大王と彼の間には和解しえない思い出があった」と自ら表明している
といいます。彼はその後、大王の母オリュンピアスを冷酷無比な方法で
殺してもいます。彼の父アンティパトロスは、大王遠征中、王母とともに
国都ペラにおり、その間、二人は腸☆険悪で、何度もアレクサンダーが
自分の母を手紙で諌めたといいますが、カサンドロスがこの
オリュンピアスに(父の影響を受け)憎悪めいたものを抱いていた
可能性はあるかもしれません。でも、彼が大王を殺すまでには、動機は
不十分です。
彼は、アレクサンダーの彫刻の前では、いつも気のないふりをしたり、
落ち着かない様子を見せていた、などというゴシップが残っており、
やっぱり大王とカサンドロスの間には何か個人的な問題があったようです。

ちなみに、大王が毒を盛られたという宴会を開いたのはメディオスと
いう部下なのですが、この男とカサンドロスは愛人関係にあったそうです。
女王様系襲い受カサンドロスが、このメディオスを骨抜きにして計画に
加担させたに違いなく!

そこでもって、気になるのは映画のカサンドロス役を、ジョナサンが
演じるというとんでもなくオイシイ事実です。なんというか、ジョナサン
がカサンドロスに決定した時点で、一武将に過ぎなかったカサンドロス
が、急にいわくありげな冷酷な男の印象を帯びてしまったのは、
私の勘違いかと思ってたけどそうではなかった。オリバーストーンは
計画してちょっとキレてそうなフェミニン・ジョナサンを起用したのでは
ないでしょうか。
ロビン・レイン・フォックスは、この映画のアドバイザーとして関わった
といいます。おそらく、カサンドロスは最期にアレクサンダー殺害の
大仕事が担わされるのではないでしょうか。
もちろん、これらは推測の域をでません。期待させて、そうじゃなかったら
いたく申し訳ないです。





カサンドロスの動機を、OVがどう位置づけるかが楽しみです。希望としてゃ
嫉妬絡みであって欲しいです。どこかでアレクサンダーが決定的な形で
カサンドロスの要求を(あるいは彼自身を)拒絶する。

という思わせぶりの激しいカサンドロスとアレクサンドロスの
関係を紹介した後で、素晴らしい特典を提供します。



ぐはっ……(喀血)。ハートアタック。
ジョナサンとコリンのダブリン出身コンビ。きっと二人は
同郷だしそれなりに仲良しになったんだろうとは思ってましたが、
こらもう。この写真の対しては、「世界中の女とゲイ/バイ男が
のたうちまわる」というコメントがついてました。
早速、このコリンの表情携帯の待受けにしなきゃ…。

もう一つ、私的に大うけだったのがこの写真。

何度見ても笑えます。この景色と二人の格好と、隻眼のアンディゴノス
役のイアンと、あまりにギャップがありすぎるジョナサンの仕草と表情。
合成写真か。山かなんかでパシャっとしてんだから、ジョナサン、
そんな怪しい表情せず普通に笑えばいいじゃん。イアンのピースサイン
がまた、現代版ギムリとレゴラスみたいな。この後、絶対
ジョナサン、イアンのこと噛んだぞ。頭半分くらい食べたな。

ジョナサンファンは、ジョナサンにヘファイスティオンを演じて欲しかった。
もしくは、彼が5歳若ければ宦官バゴアス役にぴったりだった、と言って
ましたが、まさしくバゴアスは彼にぴったりな。

オリバー・ストーンはアイルランドにて、ヘファイスティオン役を
演じられるだけの美男を選ぼうとオーディションをし、100人の(そこそこ
キャリアのある男優/少なくとも映画で主演経験がある)中から
ジャレッドを選んだといいますが、この中に、ダブリン出身のジョナサン
がいたとも考えられますよね。でもヘファイスティオンにジョナサンは
不向きだった(それは間違いない)ので、カサンドロスにまわしたのかも。

ところで、そのジャレッドですが、彼がボーカルの
30 second to marsというバンドは、音楽界では有名でしたのね。
音楽界でも評価が高いらしくて一時、彼は映画と音楽との板ばさみになって
いたそうです。ジャレッド自身は、音楽は趣味だ、なんて発言で話題に
なったこともあるそうで。彼の話としては、キャメロン・ディアスと
4年交際してたというけど、別れた理由のひとつは、キャメロンの
キャリアに彼が嫉妬したというのがあるらしい。これにはまいった。
な、なんてカワイイ男だ、ジャレッド。前にも書いた通り、
彼はエリオット(プトレミー役)と一緒にいる時、ファンに彼だけ
認知して貰えずくだを巻いたと言います。どうやら「有名になりたい。
ちやほやされたい」という名声欲がかなり強いようですね。か、かわいい、
飄々としてる男も好きだけど、自分を安売りしちゃうこういう男は
メスっぽくてたまらん。
そういう彼は、ブラック&ホワイトという映画にて、ゲイの高校教師
を演じていて、あのロバート・ダウニーJrに恋をするらしい。
RDJも、問題児系として私のお気に入り役者です。かつて刑務所にいた
彼は、ムショで男と性的接触を持ったか、というインタビュアーの質問
に「それは答えたくない」と言いました。正直な男だ。
彼がトビー・マグワイアーとちょっとホモな関係に及ぶイイ映画もあり
ましたよね。
というわけで、B&Wを借りなくちゃ。

宦官バゴアスとヘファイスティオンのことで面白い話があったんですが、
今日はヘファイスティオンのことだけ。

やはり彼は、他の武将たちから毛嫌いされていたようです。無理も
ありません。結局彼は、アレクサンダーの寵愛を受け、副官にまで
のぼりつめることになったようです。たとえば、ヘファイスティオンの
死後、大王は多額の国費を投じ、悪趣味なほど大袈裟な霊廟や記念碑を
彼のために建設させます。歴史上、誰ひとりヘファイスティオンを悪く
言うものはいないあたりが、アレクアンダーの彼への執着ぶりが異常
で、また大王の逆鱗に触れないよう他の者たちがヘファイスティオンのこと
はそっとしておいた様子が窺えますが、これが大王が死んでしまうと、
誰もヘファイスティオンの霊廟や記念碑を完成させようとしていません。
建設途中だった彼の記念碑は、その後の王権争いの中、放置された
ようです。それまでは、様々な貢物を死んだヘファイスティオンに
捧げていた者たちがです。大王のヘファイスティオン(の死)への
執着ぶりに嫌気がさしていたとも言われています。大王は彼の死後
平静を装いつつ壊れていくのですが、こういった経緯から、「大王は
もう使えない」と周囲の者が判断した(毒殺した)のかもしれないですね。

このヘファイスティオンも、嫉妬が原因のいざこざをいくつか起こして
いるようです。前の日記にて、私は腐女子な妄想を爆発させてしまい
ましたが、よくよく彼のその後を追ってみると、彼は大王がペルシアかぶれ
になっていくのを支持し、支えた数少ないギリシア人だったようです。
だから、彼が他のマケドニア人と大王の間で板ばさみになるようなことは
なかったようです。板ばさみになるまでもなく、彼は常にアレクサンダー
支持者でした。
その前書いた日記の内容の方が正しかったといえます。
彼は10センチの立方体の中に入れと大王に言われたら、なんとか入ろうと
したような男でした。一方、ペルシアへの迎合を拒絶し続けた猛者、
マケドニア・イズ・NO.1てな考えのクラテロスとは馬が合うはずがなく、
クラテロスは彼を憎んでいたといいます。それもそのはず、
クラテロスは軍隊の指揮官として右に出る者はいないという根っからの
軍人でした。一方で、ヘファイスティオンが大王に任ぜられた任務は、
橋を建てる、交渉するといったことが多く(これは、大王が彼を
危険な任地に赴かせたくなかったからかもしれない)、
そのくせヘファイスティオンは権威を維持するため、後々
大王に騎兵隊長や大官の地位を与えられています。クラテロスの立場
でいえば、普通に考えると頭にくるでしょう。また、大王には気に入られて
いたが陰険でおべっか使いだったという大王の秘書エウメネスと
ヘファイスティオンは、随分いざこざを繰り返して
いたそうです。これが具体的にどんなことであったかは、今後
調べていこうと思います。

最近の私は、二人の子ども時代を映画で見たくてたまりません。
子ども時代の役者も配されているので見れるかと思いますが、
大王のヘファイスティオンへの愛情がどの時点で形になって
表われるのか。
これが楽しみで。まさか14歳くらいで珍子に
触れ合ったりするシーンは、倫理的に反してるので
入れられないでしょう。
アレクサンダーは若い頃、性的に不能だったという噂もあり、
心配した父と母が美しい娼婦を差し向けて息子を快活にするよう
試みたのですが、アレクサンダーはこれを拒否したそうです。
私としては、たぶんアレクサンダーの初恋はヘファイスティオンで、
二人が自主的にセックスをした初めての相手は、お互いだったと
信じています。あるいは、不能のアレクサンダー、もしかしたら
包茎だったのかもしれないアレクサンダーを受け入れて、導いて
くれたのはヘファイスティオンだったのかも、なんて考えると萌え。

まだ他にも情報があったはずなんですが、とりあえず
これ以上書くとキリがないので、このへんで。



コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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