ミラノよりこんばんわ。東京で繋ぐよりもずっと簡単にイタリアから 繋ぐことが出来ました。これで、安心して夜も眠れます。 ホテルに到着してまだ一時間ですが、すでにいろいろと起こっています。 まず、言いたいのはこれ。 機内上映の映画はなにかな〜♪ 新作とまではいかないけど、 DVDより早く準新作が見れるはずだから…と楽しみにしていたんですが、 プログラムガイドを前シートのポケットから抜き取った瞬間、 でかでかと眼に飛び込んできた表紙の写真は、 あ、ジャック! な、なんとM&C! 嬉しいような悲しいような! ひとまず、ラップトップで見るために、M&CのDVDを持って来ようか 迷った挙句、持ってこなかったのは正解でした。 プログラムガイドには、M&Cの特集記事があり(真新しいものは皆無) 腐女子風に「アクションもいいけど、なにより注目は友情」という 文句が踊ってました。しかも、ジャックとマチュリンの紹介が 写真つきで……。 しかし、一番注目に値するのは、機内上映のために適当に作られている おぞましい日本語吹き替え版。あーっおぞましかった。 前に、メグ・アイアンの吹替えを、「貴様、スッチーだろ」 というくらいの素人があてていたんですが、もしあれがそのままDVD に吹替えとして入ってたら、ディスクを半分に割って字幕の分だけ 残します。時々正規DVDに入る本物の吹替えでも見れるのですが、 機内で見た「結婚適齢期」などはちゃんと作られたやつでした。 「結婚適齢期」よかったですーー。ほろっとしました。 結局、M&Cは好きなシーンだけ見ました。 そんな幸先のよいスタートを切ったイタリア旅行ですが、まず 到着初日、私を感動させたのは、ホテルのチェックインカウンター にすさまじいハンサムがいたこと。 ああっ! 皆さんにどうにかお見せしたい! ジュード・ロウと ジェイレッド・リートを足して2で割った感じ! 早朝忍んでいって 顔面に一発食らわせて、日本に持ち帰りたい。まったくイタリアの 威力をこんなとこで見せ付けられましたよ……。 しかし、そのようにハァハァしながら自分のお部屋に行った私を、 更なる衝撃が見舞いました。独特でいい部屋だ、なんて見回りつつ バスルームに入ってみたところ、 あ、男もののパンツがかかってる。 あの〜何かの陰謀ですか。しかも明らかに使用済み(手にとって匂いを 嗅いだわけではない)。すぐに添乗員に言いに行き、ホテル側に 謝られました。それはいいとして、母と私二人だけのはずなんですが、 部屋には三つベッドが並んでます。 もうこれは、深夜にパンツを求めて泣きながら(なぜ)戻ってくる 持ち主のためにあるとしか思えない。アッシジまで巡礼の旅へ出たものの、 到着間際に自分がノーパンであることに気がつき、無念の思いで ミラノへの帰途につく男が、最後に見出す安らぎのベッドなのだろうと、 私は信じて疑いませんとも。死の間際の一杯の水は、私が与えよう。 ところで、こんなふうにはじまったイタリア旅行、今では大いに 胸をときめかせています。というのも、空港で買ったイタリア史の 本によって、物凄い開眼に至ったのです! 古代ローマから ルネサンス、ファシズムの台頭に至るまで、断片的であったことが うまく繋がってくれました。また、アレクサンダー本を読み まくったことが、これほどイタリアの歴史を理解するうえで役に立つとは 思いもしませんでした。 古代ローマの基礎を築いたユリウス・カエサルは、 "アレクサンドロスの歴史書を読んでいたカエサルは、わっと泣き出した。 「なぜかといえばアレクサンドロスは、たくさんの人民の王として32歳 の若さで死んでしまったからだ。まだ輝かしい成功を何ひとつ残して いないというのに」” という逸話に代表されるように、あまたの権力者たちの例に漏れず アレクサンドロスの大ファンで、彼の後継者であるアウグストゥスが皇帝 にもその崇拝は受け継がれ、ローマが弱体化したギリシアのポリスを 打ち破った後も、古代ギリシアの文化遺産は破壊されることなく 大切にされたようです。 ちなみにカエサルとその甥オクタビアヌス(アウグストゥス)は 肉体関係があったらしいんですが、ローマはペルシア同様、ギリシアに 男色を学んだそうです。カエサルはクレオパトラに骨抜きになったりと、 ホモというより「趣味が広い」タイプの人のように思えますが、 これらの流行はアレクサンドロスの影響力の賜物だろうと思います。 もちろん、アレクサンドロスの影響は他のところにも沢山残っています。 たしか、「今日できることを明日するな」という文句も彼の言葉ですよね。 大きく話が脱線しました。 ともかくわかったことは、古代ギリシアの文化遺産は、イタリアにこそ ある、ということです。たとえば明日か明後日見る「アテナイの学堂」 は、アリストテレスはじめ、古代ギリシアの偉人たちをモデルに描かれて いるわけで、当然アレクサンドロスとは切っても切れない関係にあります。 それから、アレクサンドロスのお抱え彫刻家リュシッポスの作品なども イタリアにあります。ホメロスのイリアスとオデュッセイアに関する ものも。 しかし! わたしがいちばん衝撃をうけ、イタリアに来てよかった… と思ったのは、アレクサンドロス大王を描いた絵画、といわれれば一番 最初に思い出される「アレクサンドロス王の戦い」は、な、なんと ナポリの国立考古学博物館にあるのですーーーーー!!! ナポリ 行きますが、なんとしてでも一目みたい! これが出土したポンペイにも 行きます(感涙)。ちょうどそれが表紙になった本を飛行機で読んでた ので、知ったときの衝撃といったらありませんでした。 あーもう今夜は遅い。寝よう……。 野に放たれた馬、はやくしっかり眼を通して、アップしたいです。
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