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2003年06月08日(日) ベスト・オブ・萌のデイヴfic1

今日は、デイヴィッドficファンには素晴らしい
おしらせ。エステラが、前に藻花ベースで書いた
ヴァンパイアものの、狩公ベースの続編を書いて
くれました。

 死  に  ま  し  た  v

これは、ハリーとの二次大戦もの、マートンとのしんみりもの、海賊王子、
そして他者の大長編ヴァンパイアものと並ぶ殿堂入りです。個人的には、
萌度は一番かもしれない……。
まだエッチシーンまで到達していないので、もしかするとデイヴ攻か
リバかと思うのですが、このへんはフレキシブルに参りますか。
でももちろん、デイヴィッドがハメられて
アンアン言ってるようなとこが見たいなあ。

AUということでお遊びficなので、正統派RPS(なんじゃそりゃ)を
お好みの方にとっては噴き出してしまう要素たっぷりです。これは、
頭から役者がこんな映画に出たと思い込んで読みましょう。

まず、最初の藻花ベース(以降、パート1)における公の設定のフリ
からして、エステラがちゃんと気合をいれて狩公を書こうとしていたこと
が伺えます。藻花でありながらも、そして公的にはカプらしい
ものはないながらも、十分萌えさせられました。

Vampires, Dark Knights and Smut

パート1における公描写の話から。実は読み流したのですが、デイヴのとこは
ちゃんと読みました。こんな奴なので、エステラが用意した設定が
よくわかってなかったりもして。

まず役者配置として、ヴィゴがデーモンハンターで、オーランドとデイヴが
ワケありの兄弟ヴァンパイア(このワケがいいんだ!)、
カールが狼男で、ショーンとハリーがジャガー(虎男)
なんですよ。この時点で驚いてはならない。

世界の設定は現代なんですが、悪魔の世界と現実が融合しているって
いう、西洋人の最近の感覚のヴァンパイアもの定番設定です。さまざまな
悪魔が人間の世界に潜伏して、共存しているという奴です。
本当にこういう設定、西洋人は大好きですよね。

そして悪魔は人間が存在するはるか昔から存在し、
現代においては二つの世界の繋がりが希薄になっているようです。
そんでもってお決まりの遥かな過去から繋がる因縁
なども、もちろん存在します。このあたり読み流してしまって
よくわかってないんですよ。ともかくも、悪魔の世界の大事な
宝石(おい、全然わかってないぞ!)を守るかなんかしてる四人のとても
偉い悪魔(ガーディアン)がおり、それが、デイヴィッド、
カール、ハリー、ショーン、なんです。

しかしそんなことはなんとなくわかっていればいいのだ。大事
なのは、デイヴィッドがその中でも最も高位の悪魔だということ。
彼はハリーを除く、他の悪魔たちが生まれ、成長するのも見届けている
年長者でもあり、二千年だかを生きています。彼の特徴は、
禁欲主義的、いわゆるストイック、そして純潔。

最初にカールが、デーモンハンターで、そろそろ若さが足りねーと
自分でも思い始めてるヴィゴに接近。賞金欲しさに悪魔ハンターを
続けているいわゆるダンピール(悪魔の血が流れる人間)らしい
ヴィゴの、クールでカッコいいのに自分に正直な
キャラがとてもいい味。こういうあたりが、エステラらしい。
そして、このカールもまた非常に魅力的なのは、
男らしくセクシーなのに、好みの男は、アルファタイプ。
狼の群のリーダーにあたる一匹をアルファ狼などと呼びますが、
ようするにそうした男、雄性に富む兄貴系、ですかね。
そういうわけで、色々とデーモンたちのジュエルを
守るだかする(全然わかってない)目的はあるものの、
ともかくヴィゴをベッドに誘い込みたいカール。
ここで、男らしい二人がベッドに入ってどうなるのか
非常に興味があります。アルファタイプが好き、
ということはカールが受けるのか。カールには、ぜひリバで
あっていただきたい。

ヴィゴも「もう40を過ぎてハンサムだが年も年だし、そう
選り好みもできなくなってる」
というなんとも現実的な
理由で、カールは好みじゃないけどまあいいか、と思うんですよね。

しかし、ここにデイヴィッドが登場。二人がベッドへ行くのを
邪魔する。ヴィゴをして、「一目で俺を震え上がらせるほどの
ヴァンパイアには、お目にかかったことがない」といわしめる
大変におっかないヴァンパイアだが、見た目はとてもハンサムで
セクシーで、貴族的な優雅さがあり、でも筋肉はよく鍛えられてる
らしい(笑)。
毎度お馴染みのエステラデイヴィッド。前のファンタジーAUで
ソーサラー役をあてがった時も、「物腰柔らかな金髪のハンサム
だけど、若いくせに国でも屈指の実力者で、身体は鍛えられて
いる
」とありました。海賊王子もそうでしたね。他の作者の
デイヴィッドも似たような捏造設定をかまされてますが、
抜群に好みなので、私なんかは踊らされてますが。

デイヴィッドはカールを邪魔する。
ここでデイヴィッドサイドの設定がこっそり暴かれます。
実は彼はカールに惹かれながらもとても長い間それを押し隠して
きているのだ。彼は、狼男のカール(もう、突っ込みはいらん)
が仔狼だった頃から知っており、自分の方は心を読めるテレパス能力
のあるヴァンパイアながら、大変高貴なため、人を操ることは出来ても
他者にはこれまで決して秘められた恋心を知られずにきた。

しかしカールはというと、セックス大好きの奔放者で、事あるごとに
デイヴィッドの意にそぐわない行動にばかり出る。
そして、いつだってワン・ナイト・スタンドのお相手とベッドに
滑り込もうとするのを、自分たちのリーダーであるデイヴィッドに
邪魔されることに苛々している。マインドコントロールや
物理的に相手を縛り付けたり、苦しめたりする能力すらあるデイヴィッド
は、反抗的なカールの動きを封じたり痛みを与えたりできるのだが、
内心、愛している相手をそうして傷つけることを悲しんでいる。
今日も今日とて、ヴィゴの手がカールの太腿に乗っかってるのを
見て気が気でない。正統な理由をつけおすましをしながら邪魔をします。

この後、ヴィゴはオーランドと出会うんですが、このオーランド、
知的障害者として登場し、悪い男にこまされてます。そこをヴィゴが
助け、一緒にダイナーに行って「ミルクセーキ! ミルクセーキ!」
子供のように彼が喜んで飲むあたりの描写も面白い。
でもオーランドは実は障害があるのではなく、この辺も飛ばし
読みしてレヴューにもなってなくて申し訳ないことこの上ないの
だが、遥か昔の伝説的な闇の騎士なる者を、助けるために
自分を犠牲にし、長い眠りについた過去を持ち、最近になって
やっと覚醒したばかりだったために、おかしな行動に出ていた
らしい。

そしてヴィゴはオーランドがあんまりかわいいもんだから、
ついつい手を出そうとするのだが、そこにもデイヴィッドが
登場。人のお楽しみの現場に割ってはいるなんとも嫌な男です。
しかし、ヴィゴが組み敷いている若者の顔を見た途端、激昂し、
大変ショックを受けます。実は、オーランドは彼のワケありの
弟で、彼にとっては複雑な経緯から愛情を注ぐに至った、
とても大切な存在だったのです。
まるで赤ん坊のようにオーランドを扱い、膝に縋らせて敵愾心を
ヴィゴに向けるデイヴィッド。
まさに、この構図は意図的な百合です。
思わずエレクトしているヴィゴが「ゆ、百合だ…」と思ってしまう
ほどです。←もちろんそうは言ってないけど。

そして、ここにハリー、カール、ショーンが登場。
ハリーの思惑を語る形でデイヴィッドの過去が明らかに。
ハリーは、デイヴィッドとは一番長い付き合いで、彼がヴァンパイアに
なった時からお互いを知っていた。

デイヴィッドは、二千年以上前に彼をヴァンパイアにした
ファーストメイト(最初の相手)と、永遠の愛を誓い深く
愛し合っていたのだが、ある時に、相手のヴァンパイアが人間
の魔女を孕ませ、結婚するという裏切り行為に出て、彼は捨てられた
のである(な、なんとアホな男だ〜)。その周辺のことは詳細は
書かれてないが、その裏切り行為によってオーランドが誕生した。
デイヴィッドをヴァンパイアとしてクレイムした(ある意味生んだ)男
の子供、というわけでオーランドは兄弟というわけです。
しかし、オーランドを抱っこしたりする姿を、ハリーが
「いつものごとく」と言ってるあたりからしても、関係としては、
デイヴィッドにとってはオーリィは息子、彼は母親のようです。
成長してからは、対等な兄弟となったようですが。そんでもって、
パート2では、やんちゃなオーランドがバーでちょっかいをかけられ、
殴り合いになり、警察署にデイヴィッドが引き取りに行かなければ
ならなかった描写などがあり、本当に百合兄弟〜。

最初は憎しみの対象でしかなかったオーランドを、デイヴィッドは
引き取り育てることに。彼にとって「裏切り者」の忘れ形見でしかなかった
オーランドだが、次第に深い愛情を抱くように。
ハリーの目には、裏切られた後で、デイヴィッドは誰のことも
信じられなくなったように見えたのだが、オーリィの存在によって
多少変わり、けれど、オーランドが闇の騎士を助けるために
眠りについて以来、ますます自分の殻に閉じこもってしまったように
映っていた。そんなわけで、楽観的なハリーはオーランドが
覚醒したことで、デイヴィッドが少し明るくなり、幸せになるのではと
思うのです。

いわゆる最初に書いたデイヴィッドの純潔、ストイックの
イメージは、数千年前にその運命の相手と信じた男に
こっぴどい形で裏切られた彼が、以後誰ともデートもセックスも
せずに、カールの邪魔をしたりしつつやってきた末、身についた
ものなのだ〜。ああっ(喀血)、どう料理するよ? カール!
しかもツボなのは、パート2でもそういう描写が出てきますが、
能力的にはちっともデイヴィッドに及ばないんですよ、カール。
オットコマエなのはカールなのに、生かすも殺すもデイヴィッドの
匙加減ひとつなんです。

本筋に戻ると、デイヴィッドはヴィゴがオーランドに惹かれ
たことで、多少気分をよくする。なんといっても、ヴィゴに
惹かれるカールが、これで諦めてくれると踏むわけです。
オーランドの魅力を前にして、引き下がらない者はいないというわけ。

パート1のこれ以降は、デイヴィッド的なものは
ないのですっ飛ばします。分っていることは、ヴィゴとオーランドが
結ばれ、オーランドが正常な状態の若者に戻ったということで。

ハリーという楽観主義で冗談好きな、今のデイヴィッドとは
正反対の「幼馴染」がいるという設定やら、カールを、生まれた頃から
知っていて能力もずっと高いのに心は支配されてるところやら、
オーランドが最初は憎むべき対象であったのが、愛情が芽生え
今ではほとんど百合兄弟なとこ、どこをとっても確信犯なエステラ
にまんまとやられてます……。

ええ、私はもう、その最初の相手の男がどんな男だったか(顔、
髪型、背、職業、性格、もちろん珍子)、
その人間の魔女とどうしてそんなことになったのか、オーランドを
どう愛していったのかなど、映像になってるくらい緻密に想像済。
裏切られて傷心のデイヴィッドが、赤ちゃんのオーランドを
抱き上げてみたり、ミルクをやったり、そのうちどこへ行くにも
抱っこしたりしている姿を想像するだけで眩暈が起きそうです…。
しかし、その相手の男がどうなったのか異常に知りたいよ。

そして、肝心の狩公のパート2に移りますが、長くなったので、
明日の日記へ。最初に世界観の設定などを披露せねばならず、
長くなってしまいましたが、パート2はこれを踏まえると一層
美味しいものになろうかと。
これだけデイヴィッド設定をふったわけなので、パート1の作者
ノートで「狩公も書くかも」とあったのは十分確信あってのことだろうと。

アニメみたいなシーンもあり、思わず笑いそうになりますが、その展開を
うまくスマートな文章で纏めています。エステラの凄いところはそんな
ところで、海賊王子といい、ドラゴンものファンタジーといい、今回の
ヴァンパイアといい、一見笑ってしまう設定を、モチベイティブな展開
でとても面白いものに書き上げてくれるんですよ。


コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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