今日はベタベタな西部劇RPS。ちょっと前から ちんたら書いては消してたのをアップ。 西部劇RPS 主人公はヴィゴ。 ヴィゴは詩を愛する流れ者のガンマン。正確 にはならず者生活を引退して荒野で美しい妻 リヴと暮らしていたが、妻は病で早世し、 ひとり孤独に生きているのである(ベタ10ポイント)。 アイス・オブ・ハートの異名を持っていた俺の 心に血を通わせてくれた妻がいないこの世界で どうやって生きていけるだろう(ベタ20ポイント)。 そうして西部を凄腕賞金稼ぎとして 転々として生きていたのだが、ある時野宿をして いて、寝てるうちに駅馬車泥棒に持ち物から有り金まで全部 奪われる。このギャングどもは最近このあたり を荒らしまくっている大変危険なマートン一味。 命だけはどういう理由でか助かり、素っ裸で 荒野を彷徨い、野垂れ死にしそうなとこを、 グレイヘイヴンなるならず者の町の娼館で女装をして 身売りするオーリィに助けられる (ベタ40ポイント)。 ヴィゴ「み、水をくれ〜」 オーリィ「ほらよっ」ジャバ〜(頭から桶の水をかける)。 この時ぼやける視界に見下ろすリヴが映るが、よく 見ると女装のオーリィ、という演出は必須(ベタ30pt)。 娼館で看病を受けるヴィゴ。その間もオーリィに言い寄る 無頼漢がおり、ヴィゴを新しい男だと勘違いする この男を、ショットガンで威嚇する美人なのに 柄の悪いオーランド。はすっぱな口の利き方 も必須(ベタ10pt)。 この発砲を聞きつけ、町の保安官がやってくる。 男娼(娼館)に対しても紳士な態度をとるこの 保安官、ショーンである。女たちに「保安官の 旦那〜v」と甘い声で呼ばれる町一番のいい男だが、 本人はシャイで真面目だったりする(ベタ20pt)。 しかしショーンはそこで思わぬ親友と再会する。 ヴィゴ! ならず者時代の愛人にして親友! 実はショーンにも若い頃無法者だった時期があり、 ヴィゴを相棒とし、賞金稼ぎとして生活していた。 しかしある時、銃を持つ利き手に弾丸を受け、 以来ガンの腕に自信を失い、まっとうな生き方に 改めて、グレイヘイヴンの保安官になったのである (ベタ20pt)。 昔は愛人だったけど再会してからはよき親友という ポジションになんとか落ち着いてもらい、ヴィゴの 事情を聞くショーン。名うての駅馬車泥棒、 マートン一味のことはよく知っている。保安官ショーン の頭痛の種だが、町に出入りすることを止められずに いる。何度か広場で決闘になりかけたこともある。 しかし、自分の手は早撃ちは無理だという恐れから、 どうもショーンは弱腰になりがちだった。 しかも州知事に手紙を書いても、無法地帯の この町のために、東部から判事を送り込もうと してくれない。 マートン一味と戦うのに協力してくれとヴィゴに 言うショーン。しかし、人助けは性に合わないと 断るヴィゴ(ベタ30pt)。 ヴィゴは娼館でしばらく安静にしているが、 一人静かに詩を書いている。それをオーリィに きかせ、 オーリィ「あたいにはよくわかんないけど、 素敵だね。あんたみたいな男、この町にはいないよ」 ヴィゴ「男なら、あたいなんて言うのはよすんだ」 オーリィ「なんだよ、なんにも知らないで!」 ベタすぎてそろそろ鼻血出そう。 しかし、そんな折マートン一味が町へ現れる。 重苦しい雰囲気に包まれるグレイヘイヴン。 マートン一味はさっそく娼館へ。女たちが 恐れをなすなか、オーリィだけは怖いなりに 堂々としている。 ヴィゴは一階ホールで酒をちびちびしている のだが、男たちは家具を壊したり窓に発砲したり と大暴れ。 マートンとオーリィは馴染みらしい。大変乱暴に 強引にオーリィを扱うのを見て怒りを 覚えるヴィゴ。もののふの血がついに蘇る。 しかし、立ち上がろうとした時、撃鉄が 下ろされるカチリという音。振り向くと、一人だけ 蛮行に及ばず座っていた黒いテンガロンハットの 男、カールがワイルドに笑って銃口をヴィゴに 向けている。彼はマートンの相棒だった。 賞金稼ぎのランク付けでも上位5位に入る。 カール「どこかで見たな」 ヴィゴ「知らんな」 銃口を向けられていてはどうすることもできない。 ヴィゴは、マートンに二階の寝室へ連れていかれる オーリィを黙って見送るのである。 ヴィゴ「お前は女は抱かないのか」 カール「(銃をホルスターにしまいながら)俺は ロマンチストなんでね、惚れた相手しか抱かないのさ」 ↑もちろんデイヴのことをさす(ベタ40pt)。 マートン一味が去っていくと、ヴィゴは殴られた 顔に痣をいっぱい作ったオーリィを見て、 立ち上がる決心をする。よくぞ! とこの時の ためにショーンはお祝いのくす球を用意して いる。←嘘です。 そんな時、東部の都会から駅馬車を乗り継いできた 男がグレイヘイヴンに現れる。 若く有望な判事であり、州知事(ノーブル)の息子 であるこの男はデイヴィッド。シルクハットや 燕尾服が似合い、都会っ子らしいスタイリッシュさ。 しかしこの男誰より不正を許さぬ信念に溢れており、 西部の田舎を父のパーティで笑い者にする富豪の集まり で憤りを露にし、自らグレイヘイヴンへ出向くことを 希望した、まあなんというか世間知らずでもあり 野心家でもある男。父とは諍いが絶えない。 ショーンは彼を快く迎えるが、内心坊ちゃん大丈夫か と思っている。 町の事情を聞くデイヴ。その傍ら、芸術家の魂を 持ちつつ西部一の早撃ちというヴィゴの生き方に ヒロイズムを見出し感銘を受けたりする人の良さ。 デイヴ「私は銃は握ったこともないが、ペンは握れる。 これで勝負するんだ」(ベタ20pt)。 ↑握るもんがやがて珍子になるわけですね、判事閣下。 しかしショーンの心配も杞憂に終わる。 脳筋マートンとは違い頭脳的なカールが単独町へやってきて、 早速新しい判事に慇懃に挨拶をし、賄賂をしのばせる。 実はカールは、小さな町の場末の歌姫だった母親が、東部出身 の富豪に孕まされて生まれた子供であり、母は簡単に捨てられて 酒びたりとなり早世したことから、東部出身の州知事の 息子、どう見ても鼻持ちならない野郎、デイヴを内心 憎々しく思っていたのである。どうせ腰抜けだろうと 甘く見ている。ところが、デイヴはしたたかな笑顔で カールの賄賂を拒絶。 デイヴ「面子のことは気にしなくていい。このことは 誰にも言わないから。ああそれと、葉巻を吸う時は ラベルを先にとるのが都会の流儀だから、君も心がけるといい」 カール「俺はあんたのようなお坊ちゃんじゃないんでね。 葉巻を吸うのにわざわざ先っぽを専用ナイフで切るなんてお上品 じゃないのさ」 するとデイヴは葉巻を取り出し、先っぽを歯で噛み切って プッと吐き捨てるのである。 判事室で一触即発ムードなふたり。 差し出した賄賂を懐にしまおうとするカールの動きに反応し、 デイヴィッドは机の引き出しの銃を握る。 カール「俺からも忠告しておこう。身を守りたいなら、 撃鉄を起こしておくことだ。それじゃ直ぐには撃てない」 カッと頬を赤くして睨む悔しそうなデイヴィッドの顔を 見て、どういうわけか股間が熱くなる正直なカールだった。 そんなわけで舞台が揃った。さあ、これからどうなる。 まて次号(といっていつもやらないな〜)。 第一章がモニタスクロールしなくても読めるくらいの短さで とんとん進むなら、このままRPS小説にしてもいいな。
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