補足というわけではないのですが、もう少し書いてみようかと。
あの後2・3度見直してみましたが、やはり本編中では泣けないです。これはブルーだけじゃなく、他の死についても同様。ただ、私自身はあくまでもブルーファンなので、泣く泣かないを含め、全てはブルー一色になってしまうのだけれど(苦笑) なので、やはりここでの“泣く”は“ブルーの死”限定で。
これはもう、私にしては本当に珍しい事です。私って基本的に結構良く泣くんですよね。本もそうだし、テレビ(アニメ・ドラマ問わず)にしてもそう。ここはって場面には絶対に泣いてる。無論、それが大好きなキャラであればあるほど泣く確率も高くなるわけです。(因みに一番私の涙腺を緩めるシチュエーションは、大好きなキャラが死ぬ場面もそうだが、それよりも何よりも好き合っている者同士が死に別れるのが一番辛い。残して逝かなければならない者の想い、残される者の想い。どちらもが切なくて仕方ない。ただ、私の場合、その全てがわりと同人誌に分類されてしまっているのが難点といえば難点。読む同人誌は基本的に思い入れの強いキャラのものが多いですからねぇ……) その私が全く泣けないってどういうことなんだろう?ともう一度考えてみた。
前回の日記にも書いた通り、ブルーの行動に微妙に納得しちゃったのが一点。 で、もう一点はやはり「アッサリしてるからだな」という事で結論が出ました。アッサリしてるのは“ブルーの死が”ではなく、どちらかと言えば周りの反応ですな。 最後の方で少しそういう描写が入りましたが、ブルーの死に涙してたのって、ハーレイ・ジョミー・フィシスの3人だけじゃなかったですか? まぁ、ゼルは仕方がないにしても(彼はナスカについてからハロルド達とは色々ありましたら)、他は? ブラウとかエラとか。ジョミーと共に出て行ったのを知ってるブリッジクルー達は? それともハーレイの独白(「ブルー…」)は皆を代表してのものだったとか? それは…ちょっと……止めて……。 30分という短い時間の中の更に短い時間で描ききるのは難しかったのかもしれません。でもせめてジョミーが一人で戻ってきてワープを叫んだ時に、ブリッジ全体を舐めるようにして驚愕の表情や俯く者、歯を食いしばる者など、ブルーの事(ここはナスカの仲間達の事ともとれるわけですが)を思っての仕草が解るようにしてもよかったんじゃないかなと。もしくはその前にブルーの思念を受け取った描写を入れるとか。 そういったものが一瞬入るだけでも見ているこちらの印象は随分変わります。
もしくはあの回全部をブルーで完結させるとか。つまりはこんな感じ↓ ナスカにて救助活動をしている最中。ブルーの最期の思念を受け取ったジョミーが一瞬辺りを見回して、その後ハッと気が付いて信じられないってカオをして、それから虚空に向かって「ブルー―――っっ!!」と絶叫してフェードアウト、とか。(あ……。でもそれって16話で一度やってたっけ) そんな終わり方でも今回は良かったんじゃないかなと思ってみたりもしました。 で、その後の色々(ジョミーがフィシスから補聴器を受け取るとか(でも正直、フィシスから受け取るのはちょっと違うと思うんですけど)、皆の前で今後の方針を話すとか)は全部次週に回す。 ……残り話数が9つくらいしかないし、やっぱり難しいか?(苦笑) だって、まだアルテメシアを占拠して、地球まで行かなくちゃいけない。しかも地球についたら終わりって訳じゃなくて、VSキースもあるだろうし、マザー・コンピューターともやりあわなきゃいけない。内容盛り沢山ですもんねぇ。
そういえば、ブルーの言葉は思念波としては届かなかったんですかね? 既に力が殆どない状態だったから使えなかったとか? 力を温存する為に使わなかった? どっち??
そして、銃弾。 あんなに被弾しなくちゃいけなかったんだろうか……。 右目とか、右目とか、右目……。
それにしても、何度見てもED冒頭の蒼の間のベッドだけは泣けます。本当、泣けます。そこだけは、もう、本当に。
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