| 2015年01月09日(金) |
LC外伝シオン編2話感想 |
柱の予告を先に読んではいけないロストキャンバス外伝シオン編第1話「時を超えた使者」感想。
最後の最後の大舞台に、奴が絡んできやがった。 ……というのを、ページめくりながら味わいたかったです。なんで今回、あんなにページ後ろの方なんだ(汗)。 前の轍を踏むまいと巻末の次号予告には目もくれなかったのですが、「なんか早く読むのもったいない〜」とLCから読まずに頭から順に読んでいったためにこんなことに……こんなことに……。終わるのが名残惜しすぎて後回しにしたい心理が作用してこんなことに(泣)。 そうですか、今回の黒幕はカイロスですか。そうですか。 うう……「悪魔め」の台詞や時間が止まった人々や時計の文字盤見ながら「あ、これはひょっとして!」とやりたかったです。
前回のラスト、マニゴルドが黄金聖衣姿だったので、このままずっと黄金聖衣を着たまま物語が進むのかと思ってました。 どこから持ってきたんだ聖衣箱……と思ったけど、聖衣着たまま寝てるのもどうかって感じだから、任務服+聖衣箱で寝てたところへシオンの攻撃で慌てて装着されただけ、そこまで戻れば聖衣箱も回収できるって感じだったのかな。 シオンもお着替えしてるから、とりあえず荷物を整える余裕はあったみたいだし。 しかし、景色がほぼ変わらない場所を数日あてもなく歩くって、きつい……。その間、酒と色気と無縁ってことは、食べるものや水は全部マニゴルドが持ち込んだものだけで間に合わせてるんだろうか。積尸気ワープで調達しにいってたら、ちょいちょい息抜き出来そうな気がする。 そして、当然のように「まあ、マニ外伝の時は何はなくともアルバちゃんという色気だけはあったもんなあ」と思ったりしたのでした。まずそれ以前にあそこは街でお酒も綺麗なお姉さんもいっぱいだったろうけどな!
古代大陸の末裔云々の言葉を見て、「そう言えばジャミール一族のムー大陸人の末裔設定って大全初出だったかなあコススペだったかなあ」と大全引っ張り出してみたのですが(少なくともコススペよりは出しやすいとこにある)。 ……見なきゃ良かった。 いや、LCが悪いんじゃないの! 大全が悪いんでもないの! 私が……私が悪いんだよ! ムー大陸記述を順調に見つけられなかったのが悪いんだよ! あるいは私の記憶力がもっとあれば良かったんだよ! 冥王編で描かれている死亡白銀の墓リストの中に、ユアンの名前を見つけてしまったorz この墓のユアンがあのユアンとは限らない。それこそLUDWIGがアスプロスの墓が作られた時点で既に死んでた人のように、二百数十年の間に死んだ別の白銀のユアンさんかもしれない。でも、セインティアもまた細かいネタ拾ってくるなあと感心させられる星矢派生の一つ。彼の名前がここから取られた可能性は、まだ否定できない……。 そりゃ、聖闘士だからそれほど長く生きると思ってるわけじゃない。マユラ様との戦闘で死んでもおかしかないと覚悟してたくらいだから、今の延命状態だけでも十分嬉しい。けど、ユアンが死ぬ可能性がぐんと跳ね上がっちゃったので……。なんだよう……自分がこんなにショックを受けると思ってなかったよ。どんだけユアン好きだったんだ(汗)。 ゲオルクの名前は一覧にはなかったので、ゲオルクは冥王編まで生き残る可能性もあるかもしれないですね……。
とりあえずシオン外伝の話に戻りまして。 体を溶かして空間移動させる仕組みは、スターライトエクスティンクションと同じものだよね。 残留思念的な力でもカイロスの作った閉鎖空間(?)に作用できるなら、シオンも頑張ってスターライトエクスティンクションを会得してたら、お兄ちゃんの力を借りなくてもマーベラスルームから脱出できたんじゃ。
セージ様とハクレイ様ったら、なんて便利な遠距離会話を……! ていうかですね、この会話方法が見せた可能性はめっちゃ大きいですよ。これなら聖戦後のシオンと童虎がテレビ電話してる描写がありうるわけで! あ、童虎のメソペタ知らない時点で戦後シオンが童虎と顔合わせしてる可能性は皆無だったね! 結局、遠い地で離れて過ごしながらも同じ未来を夢見てた二人浪漫にときめくしかなかったね……! でもまあ、とりあえず老双子については、テレビ電話が可能なことが判明したので、ジャミールから聖域に来ることもなく話しまくっててもいいと思います。
アヴニールは地黒っぽいしジャミール系の一族でもないのかと思ってたけど、ムー大陸の末裔の血に埋葬されるってことは、アヴニールたちこそムー大陸人の末裔で、ジャミールとムーとはこの時点で特に関係ないんだろうか……。 とりあえず、LCでは眉を剃るのはジャミールの習慣で(いやただの薄眉なのかもしれないけど)、ムーの人たちはそうでもないっぽい。でもムーの人たちも特にトーン肌じゃないから、アヴニールだけ特別だったのかな。デフがトーン肌なのと何か関係してきたら面白いんだが。 セージ様やハクレイ様が長生きなのも、シオンやユズリハたちがサイコキネシスに達者なのもムーの末裔だから特別なのかと思ってたけど、そこは全く別の理由だったのかなあ……。 あるいは、ムーの末裔がアヴニールを埋葬した地の一族とジャミールとで分派していたとか? だって、貴鬼たちについてはムー大陸の血が〜と大全設定でしかありませんが設定されてるのだし。 ううむ、いろいろ分からなくなってきました(汗)。
分からないといえば、カイロスについても。 セージ様とハクレイ様の会話からすると、カイロスについて詳しく分かってたかはともかく、それっぽい存在についてはある程度認識してたってことなのかな? ……だったら、アスプが杳馬に接触した時にも気づいてやれようううううとか思ったけど、実際どこまでカイロスについて理解してたか分からないから、とやかく言えんよな……。言うだけは言うけどな。 杳馬のあのテンマ似の姿とか、シルクハットとか蝶ネクタイとかタキシードとか、あの辺は全部18世紀のカイロスならではの仕様だと思ってたけど、前聖戦のちょっと後くらいの時代であのビジュアルで現れるのか。そうか……。 「天魁星の冥闘士=カイロス」で杳馬は常時冥闘士になる人間なのか、カイロスはあくまでカイロスとして転生し続けていて、杳馬の時代にたまたま天魁星の冥闘士にもなりテンマの父にもなったのか、本編の時は結局よく分からないままだったけど、前聖戦の後に自由にカイロスが動けてるということは、前者ではないと確定したと考えていいのかな。アスミタの数珠はなかったにしても、クレスト先生が魔星の監視をしていたように、天魁星=カイロスならハーデス戦後まで自由に動き回れるものでもなさそうな気がするし。 あとは、まあそんなんできるんだったら常時やっとけよという気になるから可能性低いけど、二百数十年前に現れたカイロスが杳馬自身で時を超えて現れた可能性もなくもないかもしれないような。ないか。 話的に分かりやすくするためとはいえ、人間としての名じゃなくあっさりカイロスと名乗って見せるあたり、二百数十年前のカイロスには人間としての名前はなかったのかね……? 牡羊座の聖衣を狙ってるのは、二百数十年後に自分が天馬星座の父になる未来と、更にその二百数十年後にシオン教皇が殺されてサガの乱が起こり、天馬星座がますます大躍進する未来を見て、最初からシオンという黄金聖闘士が生まれないようにするためとかなんだろうか……。あ、でも、アヴニール本人もいろいろ大変な身の上だったようだから、普通にそっち関係なのかな。
時の流れから切り離された空間という設定は、ベタといえばベタだけどとっても好みです。 時間が完全に止まっている人たちと、動ける人たちの違いがどこから生じてるか気になるな〜。魂が離れたら肉体はずっと前に死んでいたように滅びちゃうということは、セージ様やハクレイ様のようにほっといても何百年も生きられるような体ではないってことなのかな。 でもって、動いてる人たちは、見た目は若いまま心は二百数十年の時間を経て老いていくわけで……。うわー、こういうのめっちゃ好みだ! クレスト先生のショタジジイっぷりもすごく好みだったけど、今回現れた少年(?)もめっちゃアリです。アリすぎです。一人称が僕なだけの少女でも可。
有隣堂で注文したアスプロス外伝、無事届きました。 喜久屋とこみらのも無事注文されてますように。あととらはいつものことだけどはよ送ってくれ……。予約毎度便でさえこの遅さ(汗)。 あと、昨日の感想で「双子座の聖闘士は特に考えるの大変」と書いたけど、本当はどの星座も大変だと思います……。すべてはサガ厨の発言ということで。
|