| 2014年12月23日(火) |
グランドセーヌ3巻感想 |
昨日届いたグランドセーヌ3巻収録話の各話感想〜。でも単行本未収録部分についても触れてます。 絢爛たるグランドセーヌ 11話 スワニルダの役を表現できなかったことについて、「私のせいでヘンなヤツになっちゃったスワニルダがかわいそうっ」と考える奏の思考が可愛くて好きです。しかし、無意識でこれだけ踊れる奏って、やっぱすごい子ではあるんだよなあ……。 絢爛たるグランドセーヌ 12話 11話で「私の踊りで」スワニルダを演じられるようになりたいと言っていたから、決選では独自解釈で踊るのかと思いきや……の裏を返される展開が面白かった回でした。自分では演じきれない部分を、熟練者の真似で乗り切る……。それで乗り切れるだけでもすごいけど、このままじゃ滝本先生の言う「あなたが踊る意味はない」ということになっちゃうよーという心配も掲載当時はあったり。でも、あくまで「まずはそこ(=真似)から」ということなのだと13話以降で語られるので、3巻読んでる今は心配してません(笑)。 絢爛たるグランドセーヌ 13話 さくらがとてもピリピリカリカリしてるのですが、それもこれもバレエに一生懸命だからなんだよなあ。今本誌に登場してるエマは、実力はありそうだけれどさくらのように懸命さやバレエが好きで踊らずにいられない感じはないので、比べるとやっぱりさくらの方がライバルとしても好ましい子だなと思ったり。 絢爛たるグランドセーヌ 14話 入賞は嬉しいけど素直に喜べない冒頭の奏の表情がたまらない(笑)。表彰時に「素敵なガムザッティでしたよ」と声をかけてもらった翔子ちゃんの表情もすっごい可愛いし。あと、何よりその下のコマの顔を輝かせて心の中だけでおめでとうを言ってる奏の可愛いことったら。 さくらとの賭けのために栗栖バレエスタジオに向かった時の奏が、「さくらにバッタリ会えたりしないかな」とむしろ会いたがってるのが可愛いんだよなあ。約束を守ったことを知っても欲しいし、さくらの様子がおかしかったことも気になるし……というのに加えて知ってる顔があった方が心強い部分もあるんだろうな、と。元からそれほどさくらに対して苦手意識があるわけじゃないのも、3巻ラストの二人の雰囲気に繋がるんだろうな。 絢爛たるグランドセーヌ 15話 玉木先生の踊りがかっこいいんですわー。本物を見たら、なんだかんだと言って「楽しく踊ろうクラス」の子供たちが真似したがるのが可愛い。バレエの基礎を学ばせずに自由な発想で躍らせるという趣旨のクラスではあるけど、踊れるものならきっちり学んで踊りたい気持ちだってあるんだよね……。ピルエットが出来て喜んでる男の子も可愛いし。 でも、踊る楽しさを味わってるのにプロを目指そうとしない奏ちゃんの疑問は、まだまだ現実を知らない子供の考え方だなあ……とも思う。下手な夢を見させない栗栖バレエスタジオのやり方はそれはそれで正解じゃないかとも思う……。時々、翔子ちゃんが梨沙とは違うパターンで挫折組に入っちゃうんじゃないかという不安があるのさ。 「その感情を胸に抱きながら〜」のコマは、くるみわり人形とサロメと白鳥の湖とジゼルかな? 絢爛たるグランドセーヌ 16話 他の子に向けられた注意も留意すべきこととして自分の踊りに活かそうとする奏の貪欲さがすごい。 この回は、なんといっても「道場破り」のやりとりが可愛くてたまらんです。さくらは「馴れあうなんて真っ平」と言ってるし、その後の奏には自分の状況を教えずにどんどん進んでく展開からもその点は本気なんだろうけど、前のように「あなたが大嫌い!」と叫んじゃうような気持ちはもうないんだろうな。翔子ちゃんとはタイプの違うライバルキャラになってくれて好きな子です、さくらも。
2巻の複製原画プレゼント、当たってました〜。 さくらのイラストの奴。翔子ちゃんのいるやつだったらもっと嬉しかったのにと思うけれど、贅沢言えない嬉しさです! 記名入りだよ……! 3巻もまた応募します。当たらないだろうとは思うけど、赤の帝国なき今感想を堂々と送れる希有な機会なので……。アンケートはセインティア感想で余白なくなるのじゃ。
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