だらだら日記

2011年07月28日(木) LC外伝11話感想

水瓶座流星群は曇ってて見えそうにないロストキャンバス外伝11話感想。うちの地方、つくづく天文ショーと縁がない……。

なんと素直じゃないお人よし。
でも、この分かりにくい面倒見の良さを見てると、カルディアだなあ……と思います。こういう所があるから、チンピラでヤンキーだけどそれだけの人じゃないって思えるんだよね。

今回、冒頭は聖域舞台から。
柱には「聖域は騒然としていた!」と書いてあるけれど、その実騒然としているのはシジフォスの心中だけじゃないかしら(苦笑)。お付きの女官あたりは不在で慌ててるかもしれないけど、セージ様はえらくどっしり構えておられる。そして、聖域にいるほとんどの人間には、アテナの不在は知られてないんじゃなかろうか。黄金聖闘士のカルディアがアテナを知らないってことは、お披露目もまだだったってことだろうし。アテナ発見の報は広まってたかもしれないけれど。
なんか、シジフォスはサーシャのことがともかく心配で心配で、よっぽど自分が飛んでいって守りにいきたいくらいの勢いに見えるな〜。で、カルディアのことはあんまり信頼してない様子。サーシャがアテナだと知らないから無茶をやらかすだろうということなのか、何かの時にアテナを守ろうとするようには一少女を守ろうとしないだろうということなのか、どういう意図での発言なのかははっきりしないけど。
でも、セージ様はいろいろな意味でカルディアのこと信じてる。こういうところ、さすがに教皇様なんだって思えます。
つうかね、シジフォスはサーシャ大事すぎてやきもきしすぎてて、自分が何とかしなきゃって気負いすぎなんじゃないかね。

カルディア外伝、編集さんのアオリがいちいちカルディア視点で面白いです。
そんなわけで聖域から俺様の舞台に場面転換。
カルベラさんに思い切り叱られてるカルディアがつくづく可愛い。22才のカルディアは、可愛い+かっこいいって感じですが、この頃のカルディアはどっちかというと「可愛い」に傾いてるイメージです。これが5年の月日ってことなのか、この先の展開でちゃんとかっこいいカルディアも見られるってことなのか……。
それにしても、カルベラさんも、助けてくれた相手に対して気後れせずにどなりつけられるとは、相当タフなお人ですね。
カルディアもかなり口が悪いけど、カルベラさんも引けを取らない。そして、二人とも、同じように気の回る性格している。ちょこっと似たもの同士だったりするんだなって思いました、カルベラさんとカルディア。

サーシャのおねまがものすごい勢いで可愛い。
なんですか、あれはサーシャの持参品ですか? でもサーシャ手ぶらだってことは、カルベラさんのお古ですか。

外で文句叫び続けてるカルディアもものすごい勢いで可愛い。「サーシャのバーカ!」って、いくつ下の子相手の台詞だと思ってるの(笑)。
でも、この自分も入れろー!な叫びの裏にあるのが、女性陣二人を護衛したい気持ちからだってのが、カルディアの魅力的な部分なんですよね。素直に「心配だから側に居させろ」なんて言わない。とことん自分勝手に振舞いながらも、相手のこと考えてるの。
結局部屋に入れてもらえず、「朝まで勝手にしてりゃいいんだろ」と悪態つきつつ、その「勝手」が「偵察」だなんて本当お人よしすぎ。
本編でなんだかんだ言いつつユニティのこと助けていたり、アニメで冥闘士を倒すだけじゃなくミジョン姉さんを運んであげてたり、カルディアの分かりにくい親切はやっぱりいいなあ。好きだなあ。相手に良く思われたいって欲がないから、ああいう言動取れるのかな。一方通行でいいんだよね。リターンがなくて構わない。でも、表立ってはリターンちょうだいちょうだいって態度も取っちゃう。
深いよなあ、カルディアのキャラって……。

話戻って、カルディア抜きで女子トーク展開させてるカルベラさんとサーシャのこと。
この二人の会話、これがまたいいんですよね。
サーシャの淋しさにちゃんと目がいってるカルベラさんも、部外者のカルベラさんだからこそ本音を話せるサーシャも。
カルディアでは話し相手にもならなさそうとカルベラさんは言ったけど、実際にはカルディアもサーシャの淋しさを嗅ぎ取って連れ出してくれている、その淋しさを理解してはいる。
でも、サーシャはサーシャとしてカルディアに接する限り、その淋しさの理由を語ることは出来ない。結果として、カルディアも、サーシャの孤独を深い部分で理解することは出来ない。連れ歩いていれば顔も晴れるかと思いきや、沈んだままのサーシャと付き合い続けることになる。
初めて教皇の間に入る時、笑って「私も幸せ」と言っていたサーシャを、なんて強い子かしらと感心して見ていたのですが、ちゃんと子供相応の弱さも持ってたんですね。
それでも、アテナであることの不安を、サーシャとしての郷愁を、アテナの聖闘士に吐露することは出来ない、それをしないサーシャが、いじらしくて可愛くて大好きです。
それと、サーシャの中でのテンマ特別枠っぷりも可愛い! アルバ編では一切見れなかったテンマなので、久々にテンマが見れて嬉しいです。
サーシャがテンマのことを好きになったのは再会してからかと思ってましたが、この様子だと孤児院時代から初恋の相手だったのかな。そのことを自覚してはいなかったかもしれないけど。

獣闘士は獣人じゃないかと思ってたので、二足歩行なジャガーは特に驚くところじゃなかったのですが、カルディアが全然驚いてないことにこっちが驚きました。そりゃまあ、人が龍に変わっちゃうような世界ですけどね……。女神とか普通にいる世界ですけどね。
「装着ーッ!」って自分で叫ぶのも可愛いな、カルディア。「ダンチ」って言い方も可愛い。
中南米舞台(カルベラさんの名前が名前なので多分メキシコでいいんですよね)ってことでくるかと思ってた心臓がらみの話も登場し、まさに「面白くなってきやがった」って感じのカルディア外伝第2話。次回も楽しみです♪ その後1週あくのが既にして悔しいくらいです。


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