| 2011年05月18日(水) |
LCアニメ第2章4巻感想 |
3巻が、正確には19話があんまりだったので4巻見る前はまたあんまりだったらどうしようと心配してましたが、4巻は安心の出来でした。もっとも、1期4巻のようなひゃっほー大満足!というほどではありませぬ。 ちょこちょこ改変されてるところも、原作の方がいいなあと思える部分もありましたが、おおむね満足。逆に、ここはもっと描いて欲しいと思ってた部分のふくらましもあり、その点ではおおむねどころかかなり満足でした。 ただ、ここは原作準拠でやってほしかったと思える場所もあり、ちょっと残念。 戦闘シーンも、PVで見た時はいつも以上のまったり戦闘なんじゃないかと思ってましたが、蓋を開けるとなかなか魅力ある戦闘になってましたし、全体で見れば70〜80点評価、です。
* 20話感想 PVでハクレイ様とサーシャの場面を見かけたので、19話でのエルシドとの会話してた夢界の説明を再度やらかすんじゃないかとハラハラしたのですが、そこまでまったりさせる気はなかったようで一安心(苦笑)。でも、使いまわし回想シーンは省いてもいいんじゃないかな……。
イケロスがエルシドさんの名前呼ぶのは、個人的にはちょっと勘弁。アニメだと、冥闘士にも聖闘士のことを肩書きじゃなく名前で呼ばせてること多いけど、名前で呼ばないからこその距離感が表現されないと思うんだよなあ。まして、夢界四神にとっては一人間などどうでもいい、そんな感じであってほしいから、名前じゃなく黄金とか山羊座とか、そういう肩書きでしか捉えない方が良かった。 エルシドさんの吹っ飛び具合が無茶なーってくらい派手になってるのは結構好きです。イケロスの力の強さもそれに耐えるエルシドさんの強さも感じられて。岩壁とか、普通生きてられんでね。さすが聖闘士。
パンドラ様の入浴シーンは、突っ込みどころかと思ってたけど、蓋を開けたら超OKでした。テンマやシジフォスを閉じ込める夢界じゃなく、ハーデスを閉じ込めるためのものとして夢界を語ってるから、くどくどしくも感じない。それに、ここのパンドラ様の胸騒ぎが、物語の最後まで考えると「実はずっとアローンでした☆」の伏線のようにも見えてくるし、そうでなくても夢界にいるからこそ夢界のテンマに干渉することへの伏線になってるので、伏線として十分機能してると思うんですよね。ヒュプノスが更なるちょっかいをかけますの伏線という見かたも出来るな〜。実際、どういう意味での胸騒ぎなのか、後の巻で出てくるかもしれないけど。
オネイロスが小枝で触れる場面については、原作の触れた次の瞬間には夢の中……の表現が好きなだけに、アニメでなんで小枝要ったかわからんです(汗)。耶人たちとはぐれさせるためとかですかね。夢界四神の夢・眠りにおいては絶対的な位置にいる感じは、やっぱアニメだと感じられないなあ……。 サーシャの台詞は、原作ママの「泥だらけだよ」の方がお転婆度高くて好きだなあ。 幼テンマの口ぶりや声の感じは幼いのに、心の中の声はいつものテンマと同じ風に聞こえるのはきっとわざとだよね。カッキーナイス。 アローンは、原作の画板?をパタンと閉じるシーンが好きだったので、違う演出になってたのは寂しいです。 そもそも、ここ、原作だとまだまだ続くよ夢の中!の序盤に過ぎないけど、アニメだとここで終了なんだもんな。そりゃあ、20話予告でサーシャが邪悪っぽい声出しますわ。原作と違って本当のサーシャじゃなかったんだもん。 原作の、エルシドさんも動かしてるけれど、自分たちでも出来ることをやろうとしていたサーシャたちが好きだったので、ここでひたすら「待機だ!」なのは4巻のいちばんの残念どころでした。 オネイロスがテンマを夢界に閉じ込める時の台詞は、アニメ版がかなり好きです。お前ごときを英雄扱いしてやるんだからねっみたいな雰囲気になるし、あっさりエルシドさんが特攻してくるのに「現実の人間は夢の中には入れない」ってのも微妙に間抜けだし。でも、逆に、それを可能とするエルシドさんすげえって部分はなくなっちゃってますね(汗)。
こっからBパート。 アニメのパンタソスがとっても魅力的なので、耶人&ユズリハとの戦闘が追加されてたのは嬉しいです♪ 耳元でささやくとか、ご褒美過ぎるわ! 耶人がちょっと頬赤らめた感じなのもたまらん。攻撃しようとして一瞬手が止まっちゃうのも、らしいなあ。 そして女は女に容赦ないっつーか、原作最終話まで見てからのこの展開はユズリハヤキモチやいてるようにしか見えない(苦笑)。ユズリハが攻撃受けそうとなると、ちゃんと駆け寄ってきてくれる耶人の姿も嬉しいです。 この辺りの原作は、耶人ユズがさっくり寝てるのが神様すげえ感出てて好きは好きだったのですが、パンちゃんの魅力+耶人ユズ効果でアニメの演出も大好きです。 トクサを見ると、原作の消化不良を思い出して腹立ってくるけどな!(笑) アテナをお姫様抱っこする耶人は、原作だとかっこよく助けてる図かと思ってましたが、アニメだとかっこよく助けた後の図って感じですかね。しかし可愛いなあ、耶人。
ここで割って入るエルシドさん関係も、アニメのふくらましが好きです。画面の切り替え方とかも面白いし。何より、原作だと一刀両断で済んでたパンタソスとの戦闘が見れて嬉しい。「黄金聖衣が呼んだのだ」も分かりやすく解説されてるし。すみません、そういう意味だと分かってませんでした……。 エルシドさんの夢は、自分自身の精進による結果でしかないわけで、他者から与えられてなんとかなる夢ではないからパンタソスの攻撃もきかないって流れもいいなあ。 しかし、剥けた後のパンタソスはいかん……いかんよあれは。設定画だとちゃんと男パンタソスも美人なのに、本編の男パンタソスは美人じゃないから、美人じゃない子が美人に憧れて皮かむってたみたいに見えちゃうよ(苦笑)。
テンマがシジフォスと遭遇する場面はどうなのかな、これ……。なんでテンマが夢の中でシジフォスと出会って、すぐに消えたのか、アニメの流れだと意味がよく分からない(汗)。テンマ一人がすごいんですって感じだけど、なんでそこでシジフォスですかって思えちゃうのがなー。山羊座の小宇宙がシジフォスを求めすぎてテンマにまで影響しちゃったってことですかいな。サーシャが間に入ったからこそシジフォスと接触したものと思ってたので、やっぱサーシャが待機状態なのも含めて、この流れは嬉しくないです。 幼テンマから今のテンマに切り替わる場面は、表現がアニメならではで好きなんだけどな。
* 21話感想 やっぱ達磨はNGでしたか。OVAとて所詮そんなものか……。中尾さんの声で切り刻むとか言われると正にブ……なんでもないです。
話の構成を変えて、テンマが目覚める話をここに持ってくるのはいいなあ。ほっといても珍しく同時進行だった原作の同時進行感がより出てて。 マンガだとコマ間で幼テンマに戻すけれど、アニメではカメラを回して柱の陰に隠れた瞬間に戻ってるっていうのも、上手いなあと思う。 ハス様かっこいい。いらんサービスでアルバフィカを足したりしてなくて良かったです。マリアちゃんたちの追加はあったけど。いつもいつも、テンマと来たら思い出すのはツインテールちゃんだけなので、どんだけあの子好きだったのよと原作では突っ込みいれるとこなのよね。 聖衣装着シーンはいらんな……。 モルフィウム・コーマの前演出はきれいだなあ。
イケロスがいろいろ言ってると、「でもアスプー兄さんも空間操れますよ……」とか突っ込みたくなるな。 「つーか」は神様台詞的に止めていただきたいところ。基本的にアニメのイケロスは口調が軽すぎるなあ。「〜だぜ」とか言う人だっけかイケロスさん。
テンマの「ぐずぐずしてる場合じゃないのに」はいらん気がするなあ。マジ何もかもどうでもよくて、そんなこと思いもしないくらいなのかと思って読んでました。 モルペウスの攻撃を避けてからの流星拳は、流れもエフェクトもかっこいい。本心テンマに攻撃する時の流星拳も悪くなかったし。 でも、降ってくるエルシドさんはなんか微妙。降ってき方が微妙……。保護しよう発言がないのも、任務の内容を教えようとしないのもなんか微妙。19話ほどじゃないけど、総じてエルシドさんは微妙なんかな(汗)。
シジフォスさん超夢ヒッキー。 そしてアニメは本当にほいほい名前を呼ぶけれど、それは私のロマンじゃない……。エルシドさんはテンマじゃなくて天馬星座と呼ぶのが萌えなんだ。だから、ちゃんと名前で呼ぶシジフォスとの関係性の違いが出るんじゃないか。
原作だと、男か女か分からないけど一応男なのかなと思えてた合体四神用パンタソス、アニメだと明確に女体パンちゃんですね。じゃあ、途中の声も釘宮さんがやるのかな。
* 特典感想。
ジャケット 9巻表紙のイメージですかね。
リバーシブルジャケット アニメ版イラストと手代木版イラストが対になってる感じで面白い。 でも、もう一方の絵は80話のが良かったな……。いや、確かカラー持ってるけどさ。持ってなかったかもしれないし。
聖戦の記録 ごめんやっぱ基本アニメのエルシドさんかっこわるいと思ってる! 20話は普通にかっこいいけど、21話でまたもにょもにょって感じだし。 という点で、外伝にいちばん不安があるのはエルシドさんだな……。あれでいいんだったら、原作のエルシドさんも本当はああいう人ってことだし。 他はともかく、中尾さんは絶対指名だろうと思ってましたが、やっぱそうなんですね……。でも、実はカッキーも指名か何かかと思ってました。「人気声優さんに詳しくないので」という文言見ると、あくまでキャスティングは人気声優という前提で決めてるのかなと思えて個人的には萎えるところ。合う合わない以前に人気だけで決めてそうに見えてるだけによけいに……。 パキアはやっぱりアルゴーカルテットの最後の一人だったのかな……。じゃあやっぱり必殺技はアルゴー・ハリケーンだったんかいな。あ、これってTwitterでしか書いてない感想だったか(汗)。
ブックマーク いつも思うけどこの毎回違う特典ってそんなに見出す価値がないな……。
シジフォスのカード 戦ってる時はかっこいいんだけどな、シジフォス……。
オーディオコメンタリー いちばんビックリしたのはカルディアの発音でした。ルに強勢置いてました、自分。二高の国の人だもの。 1巻2巻あたり、本編の声とオーディオコメンタリーの声と混ざって聞こえてたけど、4巻は明確に聞き分け出来ますね。本編の音を小さくしたのか、手代木さんの声が慣れて大きくなったのか。3巻どうだったかな。聞き取りにくかった記憶はないので、3巻も今の感じだったかな……。 オーディオコメンタリー、今回は(も?)本編に沿ってない話ばかりですね。 でも、面白い話をいろいろ聞けて良かったです♪ 中尾さん絡みの話は、カッキーの国際電話も手代木さんのミーハー発言も楽しい。ハイクオリティーってのは、電話に向かって有名役の演技でもしてくれたってことかなあ。 テンマとシジフォスのオリジナルエピソードが増えてるっぽい? いい感じだといいんだけどな。微妙だったらションボリング。原作86話あたりの耶人とユズとテンマの会話も増えてるみたいで期待。 耶人についてのコメントは、聞いてて「うんうん!」て思うものが多くて嬉しかったです。なんだろう、クレイドル話しててマユムは癒し系だねーと話してる時のようなこの安心感。それに、耶人とテンマの関係性は、ロスキャンを読み始める前にいちばん求めていたものだったので、その関係が大事にされてるのが伝わってきて気持ち弾むッス。 カッキーがモロ星矢世代って言ってると、本当は微妙にずれてる気がしてしょうがないです、毎回毎回。どんぴしゃは童虎の健太じゃなかろうか……。にしても、「牡羊座」ときて、さっとシオンじゃなくムウ様がくるのな。ムウ様が戦闘向きじゃないって発言になるのは、ポセイドンまでの知識によるんだろうか。ハーデス編だと普通に強いし、ムウ様。 最強の黄金聖闘士についての手代木さんの見解を聞いたら、手代木さんの好きな原作黄金も分かるかなあと思ったけど、双子座……ですか……。順当過ぎて贔屓の入ってる感じじゃないからやっぱ分からない(汗)。二強として乙女座がくるのも、おもきし普通ですし。そして蠍座は、LCはともかく原作は、最弱だと思うよわたしゃ……。 でも、これ、ひょっとしたら原作じゃなくLCの話として聞いてたのかな、カッキー。イベントで聞いてるとエルシドさん贔屓っぽいし、自分も山羊座だしってことで、エルシドと言ってほしかったのかなあという雰囲気もあったり? でも、あそこで手代木さんはさっと「シュラ」の名を出すあたり、前提として「原作の」と思ってたような。流れもムウ様の技の話が出たあとだったしな〜。
設定画 山羊座聖衣が山羊座を主張していた。そうよね、本当はまるっと山羊じゃおかしいのよね……。
* 声感想 エルシドさんの声は100%無理だ!と思ってたけど、「消えた…どこから来る…!?」とか「その先だ」、「研ぎ澄ませ」くらいの声だとわりと悪くない……。平時からこの声だったら嬉しかったのにな……。
以下、新キャラじゃないかもしれないけど、 モルペウス イメージしてたどっしり声でなく静かな感じの声でしたが、わりといい感じ。でも、時々あーなんかちょっとイメージ違うわーになる。でも本当に時々。基本的にはあってたと思う。
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