| 2011年05月04日(水) |
アスプロス&デフテロス語り |
原稿中のBGMは最近鬼束一曲リピート。 LC双子座のイメージソングが増殖しやすいのは、恋愛な歌でも両思いな歌でも片思いな歌でも失恋な歌でも友情な歌でも家族な歌でもはまりそうに思えてくるだと思います。原稿の内容は一切関係なくただのギャグ本なのですが。
双子座アスプロス、デフテロス 原作のサガとカノンとの共通点を見出そうとするのが難しい人たちです。 教皇暗殺といった行動や、片方の存在を隠しておかなければいけなかった境遇といった外的部分の共通点が目立って、性格についてはどちらかというと遠い方かな、と思う。喧嘩鬼やアーレスのような、サガやカノンとは違う部分から元ネタ引っ張ってきてるってこともありますしね。(まあ、アーレスについてはアレですが) あえて言うなら、前にも書いたけど、サガとカノンは逆対応(サガ→アスプロスでなくサガ→デフテロス、同様にカノン→アスプロス)と考えた方がしっくり来ます。主人公の師匠格という点では、これはアニメ設定だけどサガが星矢に対してそういった部分があったくらいだし。 もっと言うとこれも前に書いたことですがサガとカノンの悪いところを集めるとアスプロス、良くも悪くもないところをデフテロスが担当してるのかなと思えてきますね(苦笑)。 少なくとも、兄だからサガとアスプロスが対応、弟だからカノンとデフテロスが対応してるってわけじゃないと思う。原作から引っ張ってきてるだろう台詞も、カノンの台詞をアスプが言っていたりデフが言っていたりとまちまちだし。
キャラクターの描写は、LCで上位に入る好きキャラたちです。見事だなあと感心するんですよね。 カノン島で喧嘩鬼しているデフテロスからは、一見してアスプロスが生きていた頃のデフテロスが想像されないけれど、アスミタと会話するデフテロスが割合に大人しいものだから、キャラの一貫性がないとは思わない。むしろ、高校デビューを果たしたはずが中学時代の知り合いに会っちゃって戻っちゃってるんじゃないのこれみたいな雰囲気になってて、なんか楽しい(笑)。 アスプロスはアスプロスで、子どもの頃から偉そうは偉そうなんですよね、言動が。指導教官に対しても、言葉ばかりは敬語だけどわりと上から目線。 ぶれがあるようで意外とぶれてない感じが好きです。
原作だとカノンが隠れていないといけなかった理由は明言されてないので、個人的には単純な影武者(超秘匿の)だったんじゃないかと思ってるくらいですが、LCの設定は超過酷。 双子がダメってわけでも、双子座になれる人が双子だとダメってわけでもなく、単純にデフテロスがアウトーッ!ってだけだったんじゃないかなあと思いつつ、真実は明らかになってないんですよね……。外伝でそのあたり分かると嬉しいです。実際、どれくらいの人に存在を知られていたのか、とか。 外伝に期待する人間関係は、デフテロスはアスミタ、アスプロスはシジフォスたちとどんな関係だったのかな……というのを見てみたい。 アスプロスが乙女座としか呼ばないアスミタをデフテロスは名前で呼んでいるので、教皇暗殺未遂より前から知り合いだった可能性もあるかなあ、と。アスミタはアスミタで「ここへ来て確信した」という言い方してるので、やっぱり以前のデフを知ってたのかなって気もするし。 アスプは、シジフォスと同い年くらいかと思ってたら実は年下だったので、二個下の人間から見てシジフォスってどう映ってたのかなあ……と気になってます。
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