だらだら日記

2010年10月14日(木) 祝☆LC200話感想

おめでとうございますロストキャンバス200話感想。

全裸のために2冊買ってきた。
っつーか、元々今回のカラーにレグルスがいたら2冊買おうと決めていただけなんですが。聖衣(冥衣)で股間隠しとか真顔のギャグにしか見えんて。
もう今回読む前はすごく怖くて、なんで今日のロスキャンと明日のクレイドルが連続しちゃうんだよ鬱ウイークかよともやもやしてたけど、マッパ・インパクトで一気に気分上昇(笑)。
でもほんと、あれですっと楽になりました。しかも、良くて今週でレグルス退場と覚悟してたのに、次週に持ち越し。ありがたや。この調子でクレイドルでも先輩ズが来月まで持ち越ししてくれますように。
カラーがカラーだったので、本編でも全裸だったらどうしようミスティとか心配してたけど、そこは流石に空気読んでズボン穿いてたので良かったです。レグルスは子どもの頃からズボンの丈は相葉丈(7分丈くらい?)でしたが、今も聖衣の下はあの長さだったってことなんですかね。修行中は普通に長めのズボンだったけど。レグルス個人の好みがあの丈なんだろうか。

とりあえずマッパ・ランドのことは頭の隅に追いやって、本編の感想をば。
さすがに、勝敗判定は覆っても生死判定を覆すことにはなりませんでしたね(汗)。「どっこい生きてた→でもすぐ死んだ」をされるよりは、まだ良かったかも。
ぬーん……でも死んだ子に悟られてるのは辛いぜ……。そんな年じゃないのにと悲しさがまして痛々しく思えるんだよ(汗)。チキタ★GUGUのあの子とか、ナイトメア★チルドレンのその子とか。★のつくマンガは鬼門だと思ってたけど、聖闘士★矢も例外じゃなかったか。タイトル微妙に間違ってる。
前回のこととか、聖衣だけ残ってる=聖闘士は死亡済のお約束とか、読者視点からはどんなにレグルスが無事な姿でそこに座られてても死者にしか見えないのに、舞台上のラダマンティスにとっては気配が無くとも生者に映るんだなあというのが、なんだか不思議でした。自分があの場にいたら(巻き込まれて普通死ぬとかは置いといて)、やっぱり生きてたように思えちゃうのかなあ。
でも、うん、完全に無傷な部分で気付こうよラダマンティス。お前さんと戦う間、どんだけレグルスがボロボロだったと思うんですか。あと、聖闘士は冥衣の力に負ぶさってる冥闘士と違って、聖衣の力に負ぶさってるわけじゃないので、聖衣の有無は威力と関係ないと思います……。

レグルスの見ていた「故郷の大地」が、今自分がいる「空」に対しての「大地」なのか、ピンポイントでアメリカ大陸を指すのか、つまらないことが気になっちゃいました。いや、これ、真剣につまんないことなんだけどな……。もはやレグルスにとって、そういう括り自体に意味が無さそうっていうか。
「終わったら帰れる」という言葉が、死なずに戻る気だから、というつもりから出てる言葉じゃないのがな……。あれ……マッパ・ショックが薄れてきたのか、上々の気分だったはずなのに目から水が……。今週はもう泣かなくて良さそうって思ってたのになんだこりゃ。

レグルスVSラダマンティスは、聖闘士と冥闘士の戦いではなく、かといって人と神の戦いでもなく、世界観の違う者同士の戦いとしての決着を見た、と思います。
「人」が死んだら冥界に行く、そして地獄が待っている。冥闘士にとっては当たり前のことを当たり前に思わない人間を相手にするなんて、終わってみるとどんだけ不利な条件で戦ってたんだラダマンティス(汗)。
イリアスさんたちに「聖闘士は死んだらみんなコキュートス行き」と言っても、「なにそれ?」で終わっちゃいそうだよ……。聖衣に宿って不出来な弟に死んで詫びれまで言うお兄さんとか、海底神殿に行ってる青銅のために聖衣飛ばす師匠その他とかも、大概コキュートスに埋まってる気がしねえって感じでしたが、この親子はもはやそんな次元の話じゃないよ(汗)。
宗教観というか、死生観が違いすぎる。死んでも死なない冥闘士はアスミタの数珠で不死を封じられるけれど、イリアスさんたちの「死んでも死なない」は封じるものがない。「死」という概念がないわけじゃないけれど、あくまで「肉体の生の終わり」であって、命の環が途切れるわけじゃない。言ってみれば還るべきところに還るだけ。
「神」と「人間」の戦いであれば、そりゃ確かに「神」の方が強そうです。でも、「神の力を持つ人間」と「大自然」だったら、きっと後者の方が強い。もっと言うと、「自然」という言葉より「世界」の方が適当かもしれないくらいだ。ラダマンティスは独立した「個」なのに対して、相手は「個」が同時に「全体」に繋がると自覚している者たち。
勝てんわ、これ……。

レグルスは「見る」ことに特化し、見つめることで物事を把握しようとする。だから、見えないものはつかめないし分からない。
対して、イリアスさんは「感じる」ことに特化しているため、目に見えるもの以上の本質をつかむことが出来る。
そんな風に親子獅子は正反対の存在だと思っていたけれど、実際問題そういうことだったんだろうなあ。レグルスが届かなかった世界は、対象を見つめ、真似ては超えようとして行けるものではなかった。ただあるがまま、感じるだけで良かった。
それに気付けていれば、ひょっとしたら生きたままでもラダマンティスに勝ててたんだろうか、レグルス……。
つうか、結局父親の境地に到達してるだけっちゃだけなので、微妙に先代超えは出来てないんだな、レグルス。
あ、でも、最後のライトニングボルトにはしびれました!
やっとやっとの、誰のものでもない、レグルスの見たことのないレグルスだけの技って感じで……!!
完全な新技じゃないし、獅子座技といえば獅子座技なんだけど、それでもレグルスがやっと人の技じゃない技を使った……と思えてじわっときました。惜しむらくは、ライトニングボルトが超シンプルなパンチ一発技で新技然とした技じゃないことですが、そのシンプルさがかえっていい。不必要に派手じゃないのがいい。そんな風に思えます。自然体最高。そんな感じ。
個人的に、プラズマに対するボルトって、流星拳と彗星拳の関係と違って、多段攻撃だけど多少威力弱めのプラズマと、一発攻撃だけど一撃の威力は強そうなボルトってイメージがあります。あくまで個人的なイメージだけど、そういう見方してた身としては、本当に必要な場所へ打ち込む最後の一撃としてライトニングボルトが使われたのが嬉しかったりします。

神の血を受けてラダマンティスを強化させた心臓が、結局は弱点だってのもいいなあ。好きだなあ。
カルディアが討ち損じた結果が、神の力を持つラダマンティスを生んでいたわけだけど、それでも時間を越えた共同戦線のように思えました。レグルス的には、あくまで時を越えた父親との共同戦線かもしれないけど(苦笑)。

次週にはもうレグルス退場で次の戦闘入るんでしょうね。
土星編が良すぎて好き過ぎて、海王星の守り人(っつーかトクサかトクサなのか?)が可哀想になってきます。何故このど派手盛り上がり戦闘を最後に残しとかないのか……。
でもまあ、輝火が地球にいた時も「無茶すんな、続く守り人が盛り上がらなさそうで可哀想だろうが」と思ったけど、なんだかんだで土星の魔宮で盛り上がってるんだから、何とかなるのかな〜。
個人的にはもう、水鏡復活登場か耶人ユズ登場でもない限り、海王星の戦闘に今回以上のハイテンションは望めなさそうですが(苦笑)。

それにしても、200話……。
私がチャンピオンを買い始めたのが100話のことなので、もう100話分も本誌で読んでるんですね。今回で雑誌で読んだ分>単行本で読んだ分になったんだなあ。
いつか、ロスキャン関係の文章はもやむブログのようにブログにまとめたかったけど、100話分、しかも合間合間に感想追記してる今の分量だと、ログの移行が厳しいですな(汗)。手作業になるので。でも、いつかやりたい。


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