団長のお言葉
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2005年02月05日(土) 狂気!!JJクラブ!! 

 JJクラブ・・・。

 皆さんは、ここの名前を知っているだろうか?

 そう、室内でTVゲーム、卓球、カラオケ、バッティング、・・・

 何でもありだ。

 それに何と釣りまでできるという前代未聞のアミューズメントパークである。

 その場所に私とヒロちゃんで視察してみることにした。

 

 それは街中にあり、
 
 とてもじゃないが、一人ではいるのにはとても勇気が要る場所だ。

 中にはカップルや子連れが群れている。

 「おとーさーん、あれやりたい。」

 「どれやる?やっぱカラオケ?」等など色んな声が犇めいています。

 ヒロちゃん「いくの・・・?」

 私「しょうがねぇよ。今日は釣りしに来たんだ。もっとテンションあげろ。」

 等と虚しく叱咤した。

 中は意外と広かった。

 少し期待したが・・・現れたフィールドは畳、約8枚分にも満たないスペースで

 あった。中にはナマズ、ヘラ、ギル、バス(稚魚)が申し訳なさそうに泳いで

 いた。数が圧倒的に少ない。

 ヒロと私、唖然としている。

 いつまでも唖然としてるわけにはいかない。

 釣りをせねば・・・。

 係員に道具をよこして頂いた。竿は2ft、基本的な浮き釣り仕掛けだった。

 そして餌も貰った。その餌とは・・・・!!!









 うどんの細切れであった。

 私達はお互い顔が青ざめた。

 中に入っている魚は一種類を除いて基本的に全部肉食なのだ。

 マトモに釣れるとしたらヘラかギルぐらいであろう。

 ヒロちゃんのこめかみに青筋が浮かんでいる。

 気持ちは痛いほど解った。

 貴様ら釣り人をなめんな!!!・・・と豪語するほどの勇気は持ち合わせて

 いない。とりあえず釣り開始ッ!

 私は鼻からうどん等使わずに、又、仕掛けも速攻でばらした。

 私が作った仕掛けは

 針の上にヨリモドシをほぼ直結する。そしてその上に噛み潰しオモリを

 セットした、いわばJigみたいなものを作った。ここでルアーの釣りを

 応用してやろうと言う試みだ。

 結果は予想以上だった。なんとスレていながらもちゃんと喰ったのである。

 釣れたのはナマズだった。バスにもギルにも始めは反応が良かったが徐々に

 口を使わなくなった。

 ヒロもそれを真似たがスレた後では後の祭り。ヒロはあっけなくあぶれた。

 後は適当にゲーム等をして帰路に着いた。

 帰り道にて・・・互いに無言だったが・・・、

 私「あはははーーーっ!!うどんだってよ!!どー見てもギャグじゃねぇ

 か!!」

 ヒロちゃん「ばっかじゃねぇの、舐めんのも大概ににしとけってんだ!!」

 私「あははーーーー!!・・・」

 ヒロちゃん「あはははーーーー!!・・・・・・」

 私「あははーーー・・・・・はぁあ・・・」

 


 

















 帰ろうか・・・。






 帰ろう・・・。





 何かが胸に込み上げてならなかった。

 


マグロ