てらさき雄介の日記
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2007年11月16日(金) 道州制の議論

都道府県議会議員の研修会があった。議長会の主催で年に一回開かれるもので、今日は全国から約700名の議員が参加していた。

メインテーマは‘道州制’についてだ。それぞれ詳しい方が講師となり、前半はパネルディスカッション、後半は参加議員も交えて分科会方式で議論を行った。

‘道州制’はその実現可能性の他、いくつかの点で疑問を持っている。そもそも地域主権の時代に、地方自治体の基本的枠組みを国一律で改変することはどうか。

もちろん広域行政体として、現在の都道府県が最早狭すぎることも事実。その対策としては、それぞれの自主的判断で都道府県合併をすればいい。神奈川県も他都県と合併して、関東県をつくればいい。

また例え州をつくっても、そこに国からの大規模分権がされるかについては、はなはだ疑問である。県では出来ないが、州なら出来るという話はあり得ない。

更には地域格差の問題だ。今日の研修会でもパネリストの鳥取県議会議長も発言があった。州をつくっても、州都に一極集中してしまう可能性が大。するとそれ以外の地域にとっては、今までと同じ状態が続いてしまう。

現状の課題解決を最早困難として、安易に道州制と言う政治関係者は多い。しかし道州制のメリットと言われていることは、実は都道府県制度のなかでも求めることが出来るのだ。

今目の前の課題から逃げずに、ひとつひとつ神奈川県政の改革に挑戦していきたい。

【今日一日】
午前中調査活動(道州制関連)/都内
1300都道府県議会議員研修会/東京都千代田区
1930町田相模原若手議員交流会/淵野辺
都道府県議会議員研修会


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