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2006年01月04日(水) 道化師「一時解凍」ファイナル

今日はフィジカルシアター『ウーエン・イ・ウースト』の2回目観劇と、道化師バンドの2本立てです。
よく立て続けに行ったなぁ(笑)

芝居の方が先に決まってたんですよ。
で、後からライブが決まりまして。
やー、芝居のチケットを取る時に昼公演にしておいてよかった(笑)

芝居の方でもかなりお腹いっぱいな気分を味わいました。
ライブに行くまでは、「もう今日はお芝居だけで十分!」とか思ってました。
でもその後、それはそれは号泣もののライブを観たのです。

もう、もう、たくさんのことを観て感じて味わって、今日という今日はお腹一杯すぎて胃もたれ起こしそうです(爆)


『ウーエン〜』の話は明日のとこに書きます。

今日は道化師バンドの方を。

………後日書きます。
今はね、まだ言葉にして吐き出したくないんです。
しばらく心のうちに留めておきたいのです。



今日観た景色と、今日ぶつけあった想いはどんな言葉にも換えられないし、今日得たパワーは、今後の最大の強みになるでしょう。
そして、あの瞬間に涙しながらした覚悟は、今後揺らぐことはないでしょう。

「今日この場に集まったのがみんなでよかった」

あいじの言葉は、そのままみんなの言葉です。




ツアーが終わってしまいました。
祭りの後は寂しいものですが、明日からはただ寂しいと思うだけではない、心地良い余韻に浸りながら、アキラなりの「日常」を精一杯生きていくよ。
次、会う時まで。


今回のツアーもご一緒させて頂いたぼやっきーと子小人さん。
大変お世話になりました。

ある時は大変不愉快な思いをさせてしまい、本当に悔やまれます。
今なら、あの時の自分に「大丈夫だから」って言えるのにね。
呆れずに一緒にいてくれてありがとう。
今日のライブに貴方達と一緒に行けてよかった。


気が弛むとすぐにでも涙が洪水を起こしそうになるので今日はこの辺で(^.^;)


**

あれよあれよと日が経ち、1月19日になってしまいました。
でも4日のつもりで書きます!

**

新宿で『ウーエン〜』を観た後、新宿駅でドロンジョ様と別れ、ぼやっきーとガリバーと合流。
九段下で子小人さんと合流。
今日は昨日より1時間早いので、そそくさと会場へ。
がちゃがちゃは、全員のを2バージョン、あいじ、魔王様、兄、、、だったかな。
全員バージョンは嬉しかったなv

今日の席は昨日と同じ南スタンド。
1階席なので昨日の席からガクンと下に下がっただけです(苦笑)
でも、視線の高さ的に昨日よりずっと観やすく、近く感じます。
今日は今日で新鮮かもね。

衝撃のラストを飾る本日のセットリストはこちら。
1.深い眠りが覚めたら
2.FREEZE
3.ENEMY
4.PERFORMANCE
5.有害の天使
6.ICAROSS
7.HOME SICK
8.THE FIRST CRY IN HADES(GUILTY)
9.THE LAST CRY IN HADES(NOT GUILTY)
10.HEAVEN
11.PIECES
12.パラノイア
13.OVER DOSE
14.ATENA
15.SUPER STRING THEORY
16.PSYCHEDELIC LOVER
17.MAGNET HOLIC
18.ネオグロテスク
〜En.1
19.FINALE
20.HILL〜幻覚の雪
21.ANSWER
〜En.2
22.MYCLOUD
23.CREATURE
24.HUMAN GATE


5曲目、7曲目、20曲目、21曲目は、ずっと聴きたかった曲なんですよー!
7曲目は先日聞いたけど、他のは今回のツアーで初めて聴いた!
すごい嬉しかったよー!!


・3曲目、昨日までアンコールに配置されていた『ENEMY』が久々に3曲目に登板!やっぱりこの曲は「3曲目」って感じがする。3曲目というポジションが似合うと思う。
・4曲目前MC。
「君たちの神様は俺だ!俺を拝め!そして帰りにはお賽銭を……」
おーい(笑)
「神聖な場所で…日の丸の下で中指立てて…これ以上言うと怒られます」
何度罰当たりなことしてきたかわからんよ(^.^;)
兄が初詣とか何とか言ってる横で、あいじが親指を立てたのを下にやってたよ。すぐ横で罰当たりなことしてまっせ(笑)

・6曲目、ド頭のギターソロで魔王様間違う。そしてイントロのギターであいじがハデにトチる。おいおい…何を仲良く2人してトチってるんですか(-_-;)素でずっこけるアイジャー2人(<ア&ぼ)

・8曲目〜10曲目。なんでしょう、今までの中で一番パワーがあって、身を切る思い、切られる思いがして、胸が詰まって、、、言葉で上手く表現できないくらいすごかった。個人的にこの3曲の流れってすごく真価を問われると思うんです。表現力もそうだし演奏・歌唱力も含めて、バンドの力量がすごく問われると思うんです。だから初めてこの流れでセットリストを組んだのを聴いて「これは『挑戦』だな」と思ったくらいです。今日、あれだけのものを聴けて嬉しかったです。

・11曲目。この曲はすごく好きだけど、聴いててつらい曲です。歌詞がね、聴いててつらいんです。いつも最後の方の『どこかにきっと置き忘れていた大事な夢の欠片達をこの手はいつか取り戻せるさ』で、兄がメンバーを指したりするでしょ。たまに『手を離せば砕け散る硝子のように儚い記憶達よ』で指すこともあって、どちらにせよ、アキラはこのくだりでいつも涙が出てきてしまって、ほとんど毎回目を伏せてしまうんです。
いつも不安定で、あぶなっかしくて、大事なものを守ることに一生懸命になりすぎて独りになることもある人の口からそんな言葉を聞かされたら、痛みを伴う寂しさを感じてしまう。だから聴いててつらいんです。
それが、今日はメンバーを1人ずつゆっくり、はっきりと指差して、『取り戻したさ』って歌ったんです。
くそー、今日もまた泣いてしまったじゃないか。でも、なんか肩から力が抜けた気がする。次からふつーに「好きな曲」として聴ける気がする。

・12曲目前MC。
「正月早々キレてるか!…もう正月じゃないか」
鏡開きまでは大丈夫だよ(笑)
「お前らは甘やかされてる!若者たちは大人に甘やかされすぎ。ここでお金を払ってわざわざ来てもらってるが言う。俺たちはお前たちを甘やかさんぞ!ただ、俺は褒められて伸びるタイプですから!
どんなアピールだよ!(爆笑)

・12曲目から続けてすぐに13曲目!…のはずが、兄、しゃべりだす。そこでハイハットでカウントを取り始めた太鼓屋さんは慌てて止める(苦笑)兄が1回客を煽った後に再度カウントを取り始めるも、やっぱり兄がしゃべりだしちゃって、またもカウントを止める太鼓屋さん(^.^;)なんだよ、太鼓屋さんだけ2回もフライングしたみたいじゃんか(苦笑)
・14曲目、今日の「真紅の吐息」の犠牲はあいじでした。ものっそい嫌そうな顔で、一生懸命頭だけ逃げてたよ(笑)
・15曲目、下手スロープ上にいた魔王様に絡む兄。コーラスに戻ろうとする魔王様を阻止すべく兄が羽交い絞めにしようとしたけど無事脱出(笑)走って逃げる魔王様を、兄は途中まで追いかけてたけど途中で引き離されて諦めた御様子。コーラスの邪魔するの久々に見たわ(笑)

・16曲目前MC。
「もっと腰振っちゃって!」
そのフリってことは次の曲はマグホリかな!マグホリ大好き!
…と思えば、始まったイントロはサイラバ。兄、曲フリを完璧に間違えたね!子小人さんいわく、そのフリを聞いて太鼓屋さんは思いっきり慌ててセットリスト表を見直してたらしいよ!(爆笑)やっぱりその曲フリされるとマグホリか?って思うよね〜。

・18曲目前MC。
「もっと流行の音楽があるでしょうに…。あの〜…ほら、アレとかじゃなくていいんですか…んー…何にしようかな」
考えとけよ(笑)
「んー…ゴスペラーズとかじゃなくていいんですか」
古いなぁ(苦笑)<ホントに言った。
「古いとか言うな!失礼だろ!(苦笑)」
スミマセン(^.^;)

・20曲目、フェイクスノウが降りました。見る分にはきれいです。でもアリーナ席の方々、ご愁傷様です(苦笑)あれ降られるとぶっちゃけ困るんだよね(^.^;)
・21曲目、始まる前に「今日、答えを出します」そう言って始まったこの曲。最後の最後「歌い続け」がやけに強調されていたように思うのですが気のせいでしょうか。そして、どのあたりだったか忘れましたが、この曲でも兄はメンバーを1人ずつ指差していました。

・EN.2でのMC。
太鼓屋さん。
「超ぉ〜〜〜っ気持ちいい!」
たくさん声を浴びせて欲しい、と何度も「もっと!」「もっとぉっ!!」と繰り返しておられましたよ。
そして弟が登場。
「こぅたぁ♪とか言われるとメロメロっといきますから。呼んであげてください」
コータコールまで煽る太鼓屋さん。
何度か叫ばせた後、マイクから離れて「いい?」とお伺いをたててました。
対する弟は、若干の間をおいて、手でオッケーマーク出してました。
何だ、その間は(苦笑)

弟。
「さっきオッケー出す時にこう(OK)か、こう(銭)で迷ったんだよね(笑)」
君が常日頃から金銭の話をする時にその仕草をしていることがよーく解ったよ(苦笑)
「バンドやっててよかったと、今日は心から思います」

話し終わった弟、太鼓屋さんとなにやら相談事を始める…。


魔王様。
登場してきて、客に歓声をがんがん煽る。
そしてステージの縁までわざわざ出てきて、両手でバッ!と制止。
「一度やってみたかった(笑)」
どうしてそうやって芸の道を極めようと一生懸命なんですか(笑)
「元気そうですね(客「ぃえーい!」)…幸せですか(客「ぃえーい!」)…彼氏といるより幸せですか(客「ぃえーい!」)。……『いぇーい!』って言われて、俺はどう対処したらいいんですか(笑)」
自分で振ったくせに(^.^;)

話し終わった魔王様、リズム隊の相談事に混ざる…。

あいじ。
「どうも。…すっげーシンとしてんじゃん(苦笑)そんないいこというわけでもないし(苦笑)」
みんな真剣に聞いてるんだってば(笑)
「会話の中で感情の起伏ないっしょ、でも俺の中ではすっげぇあるからね!」(※あいじの声にはあまり起伏がない)
言いながら、手で波を表してたよ。
そんなに必死にならなくてもよくわかってるぞ☆(笑)
「今日のライブ、集ったのがみんなでよかったなって思います」

話し終わったあいじ、3人のミーティングに混ざる…何の相談???
結局最後まで何の話し合いだったのか解らず終いでした。

兄。
昨年1年間を振り返ってのお話を少々…。
「俺の性格的に、全部さらけ出して、時には皆に不安を与えたりするのを覚悟でやってきました」
「よく、バンドも10年続くと壁にぶつかって、本来の目標を見失って壊れてしまうということが多くて…正直、壁にぶつかった1年でもありました」
「フリーズしたものを一時解凍し、それで壊れてしまうくらいなら壊すしかない、そう思って回ったツアーでした」
「壁にぶつかって、もしかしたらホントに壊れてしまうかもしれない、とも思ったこともあったけど……、真剣にぶつかって、真剣に話し合って、全員で決めたことがあります」
「俺たちは、このバンドを、絶対に、やめません」
「もういつどうなるか解らないなんて言わない。俺は一生このバンドを捨てない。これが答えです」

そして始まった22曲目、兄は動ける竿もの3人、1人ずつに、こめかみあたりに口付けをしてまわっていったよ。
弟の時は頭なでなでのオプションでついてたよ!(笑)
涙声になりそうなのを堪えて歌っていたね。
でもお客さんはみーんな泣いてたね!(笑)

24曲目、今回はずっとインディーズ時代の曲を一切やらずにやってきたんですが、最後に「御褒美です」ということでこの曲が選ばれました。
個人的に、この曲は本当に大好きで、大事な曲です。
だからこのイントロでまた号泣(苦笑)
そして、とうとう我慢仕切れなくなった兄が歌えなくなってしまいました。
1フレーズだけだけど後ろを向いて…多分すごい泣いてたんだろうな。
その前後もすごい涙声だったしね。
このバンドを守れて一番嬉しかったのは、きっと兄だと思う。

オーラス。
あいじ、「野ブタパワー注入!」のポーズを今度はスタッフさんとやってたよ。
魔王様、ピックを投げようとしたらお立ち台ふもとにぽと…とな。
「お?」って感じでしばらく見てた(笑)
あと、両手でクロスするように投げたりもしてたな。
あとは、アリーナ席の端っこの方、お客さんがいないあたりに飛んだのをスタッフさんが取ったんだよね。それを「お前が投げて!」と言う魔王様…顔がふつーに怖いから(苦笑)

兄の最後のお言葉。
「明日からすぐまた活動するんですが…まだ発表できるものがないので……詳細を待て(笑)」
「他の楽しみ方があればそっちもヨロシク。でも!みんなPIERROTが1番です」
そう言ってる横で、あいじが「いちばん」て言いながら人差し指たててたの。超かわいかったー(*^.^*)

お立ち台で5人整列してお辞儀をした後、兄がピースしてたなぁ。珍しい。

今日のモバイルサイト用の写メは太鼓屋さんとローディーさん。
でも、それを撮る前、あいじが自分のデジカメでお立ち台あたりで記念撮影。
それがなかなか上手くいかなくて時間くってたのね。
その間に太鼓屋さんが後ろに回って入ろうとしてたよ(笑)
今日は多分入れたんじゃないかな。昨日は間に合わなかったけどね(^.^;)

そして最後の最後。
「しーっ!」てやって、太鼓屋さんが生声で「お前らホンット最っ高!!!」と一発かまして帰られました。


終わった瞬間にまた泣くかと思ったけど、すっかり笑顔でした(^.^)
最高の気分です。

この後、いつものコースで市ヶ谷のファミレスに移動。
もうすでに目が腫れぼったくてしみる感じで痛かったなぁ。
冷やして寝た方がいいんじゃないかって軽く本気で考えたよ。



今日の、「このバンドを一生捨てない」と言った、彼曰く「一生モンの覚悟」についてですが。
アキラは基本的に、「存在」を表す言葉にかかる「絶対」は信用していません。
極論かもしれないけど、5年後、10年後はおろか、1週間後、1日後、1時間後、自分も世界もどうなるか解らないでしょ。
5分後に突然心不全を起こすかもしれない。
10分後にどこかの世界でテロが起きるかもしれない。
明日、事故に巻き込まれるかもしれない。
来週、大地震が起きるかもしれない。

それは自分に限ったことではなくて、家族、友人、好きなアーチスト、生きている人全てに起こりうることです。

それはともかく。
1つのバンド・グループが壊れる理由は、何も解散だけじゃない。
アーチストとして絶望的な病気にかかるかもしれない。
プレイヤーとして致命的な怪我を負ってしまうかもしれない。
年齢的に引退せざるをえなくなるかもしれない。
平和的であろうとそうでなかろうと、幕引きの形がどうであれ、形あるものが壊れればそれはとても寂しく、哀しいことです。
場合によっては納得できなくて、やりきれない思いもするでしょう。

「永劫の存続」がいくら言葉で保障されたとて、未来にどうなるかは誰にも解らないのが現実です。

これがアキラの「存在するもの」「生きる者」への考え方です。
だからといって、それを不安に思ってオロオロしたりネガティブになったりしません。
明日どうなるか解らないからこそ、「機会」を無駄にしないように。
素敵な時間に最高の思いをして、笑顔で帰れるように。
そう思って、アキラが大切に想う人とは常に本気で向き合い、誠意一杯に接してきたつもりだし、これからもそれは変えません。
友人家族芸能人関係なく、それなりの接し方をもって、ね。
それが礼儀とさえ思っています。
だからかな、「解散する」と勝手に思い込んで勝手に不安がってる人……ぶっちゃけものっそい鬱陶しい(苦笑)


道化師バンドの場合。
彼らは常に不安定で、危なっかしくて、ぶつかりあった衝撃で原型をとどめないほどにまで散り散りになってしまいそうだったけど。
それで壊れてしまうくらいなら、むしろ壊してしまえ。兄の言葉じゃないけど、アキラもそう思っていました。
実際それが現実となれば、多分立ち直るまで時間がかかるし、いっぱい泣くし、何日かは仕事もサボるかもしれません(コラ)

2回目のアンコールの冒頭で、兄が静かに、言葉を慎重に選びながら話しているとき、早鐘を打っているかのように心臓がドキドキしていたのを今でもはっきり憶えています。
「とうとう来るべき時が来たのかもしれない」とか、そういったことさえも考えられず、ただただ頭の中は真っ白で、自分の心臓の音を邪魔に思いながら、兄の言葉を理解しようと必死でした。

何を言われても、オロオロしたり、ネガティブにならないように。
かろうじてそれだけを思ったときに兄が放った言葉は、アキラが一番信用しない言葉だったのです。

でもね、それでもね。
言葉にされたことは、やっぱり嬉しかったんです。

彼らがあの決意をし、覚悟をするまでに、どれだけの衝突を繰り返し、どれだけ苦しい思いをしたかなんて解らないけど。
信用しない言葉とはいえ、やっぱり嬉しかったから。
そしてライブが終わった後に思ったのです。
ガラじゃないかもしれませんが、行き着いた言葉はこれでした。
いつぞやも同じことを書いたけど。

愛してるよ。


2005年01月04日(火) 最高で最強のFINALE
2004年01月04日(日) 申年だけど牛
2003年01月04日(土) 父と娘と。
2002年01月04日(金) 馬子にも衣装


柏木 暁 |MAILHomePage

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