思い出に変わるまで
DiaryINDEX|past|will
ほんのささいな事だった。 テレビの特集で大阪の自転車事情がよろしくないってので商店街ですれ違う自転車乗りの会話。
「あぶないねん、どこ見とる」 「そう言うお前もあぶないねん」
冗談みたいなやり取りに私は
「うわっ、通りすがりざまにケンカ吹っかけてるよ大阪人。怖〜」
この言葉がお気に召さなかったのか段々さとしクンの言葉にカドが立ってきた。
「じゃあその怖いと言ったとこにはもう行かんで。行く必要ないやろ?」
は??? どうしてそうくる?
「何怒ってるの?」
「別に、俺はこういう性格や。mamiが言ったんだぞ、行きたくないって。もう実家(大阪)には行かんで」
「私行きたくないなんて言ってないじゃん、ね、タメ子。パパ怖いねぇ」
この言葉が輪をかけたのか会話はどんどん冷たくなるばかり。 なんか楽しく見てたテレビも気が失せて気分悪くなったからタメ子を抱っこしながら別室に黙って移った。 別に怒るような事言ってないじゃん。 いつも会話してる事言ってただけなのに、突っかかってくる事ないんじゃない? 怒られる意味がわからん。 段々ハラワタ煮えくり返ってきた・・。 だいたいさ、初めてのお使い事件もしかり、テレビ見て普通に感想言ってキレられちゃ、どうすればいい訳?
数時間後、お風呂にお湯をはり始めたさとしクン。 「お風呂入るで」 声をかけてきたけど無視。 上がってきて 「タメ子もお風呂入れや」 返事をせず黙ってタメと二人でお風呂へ。
いつもはタメを上げるのはさとしクンの役目。 今回は頼らず一人でやってやる。
脱衣所にタメの服をセットし、今着てる服はいつでも脱がせれる状態にし、先に私が髪を洗ってる間は脱衣所で待機のタメ。 タメを入れる準備が整ってから浴場に入れ、一緒に出ればOKさ。
ところが裸でタメを抱きながら出てきた途端、さとしクンがスタンバって待てた。 胸にしっかりタメを抱き直すと 「何をいつまで怒ってんのや」 って奪うようにタメを連れて行く。
だいたい怒らせたの誰?? 腹立つ!
着替えてさっきまで居た部屋にまたこもった。 遠くでタメの泣き叫ぶ声が聞こえたけど、さとしクンが連れてったんだもん。 面倒見ろや。
数分後 ミルクの作り方を聞きに来た。 「おっぱいやるからタメちょうだい」 今度は私が奪うようにタメをもらい、授乳。
結局眠ったタメを置きに寝室に行ったら既にヤツは就寝。
余計ムカつく。
色々考えたよ。 一緒のテレビ見て、何気ない会話で怒られちゃ何を喋ればいいワケ? 相手の反応伺いながら会話しろっての? だいたい怒るポイントが分からない。 じゃ、会話しなけりゃいい?
ほんのささいなケンカからすごく深刻な事まで考えてしまいました。 多分さとしクンにしてみれば自分の地元がけなされた気がしたんだと思う。 私はそんなつもりで言った覚えはないし、いつもならこれくらいの会話は普通にしてた。 訳わからなくて、ただ寂しく思った。 友達なら怒るタイミングも分かるし、あうんの呼吸で雰囲気も読める。 私とさとしクンは夫婦でも友達より距離があって、所詮は他人なんだな。 って感じた。
|