diary/column “mayuge の視点
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許せん、その無神経

 他人の無神経さに腹がたつことがある。ひとまず自分のことは棚に上げてブチまけてみたい。

 このところ僕は車を運転することが少なく、主に自転車や徒歩で街を行く。季節はもうじき冬至である。日が暮れるのが早い。そこでいつにもまして思うのが、薄暗くなっても車のライトを点灯せずに走る車が多いということだ。まるで「ライトを点けないでどこまでねばれるか」という記録に挑戦しているんじゃないかと思うほど、無灯火で無意味に頑張っている。

 だとしたら、見当違いもはなはだしい。たしかに、夜道で暗がりを照らして運転者の視界を確保するのは、ライトの主要な役目である。ただ、もう一つ忘れて欲しくないのは、自動車や自転車のライトには、まわりの車や歩行者たちに、自分がそこにいるということを伝える役割があるということだ。つまりライトとは、自分のためだけではなく周囲のために点けるものでもあるのだ。

 運転者の方、夕方バックミラーで後続車の位置を確認する場面を想像してみてほしい。そもそもバックミラーの鏡面は黒っぽくできている。さらに細かいことをいえば、後ろの車を視認するには、後部のこれまた黒味がかったガラスを通さなくてはならない。もし後続車の色がグレーだったりでもしたら、相当注意して見ないと、危うく見逃してしまうことになりかねない。

 この時点で無灯火車は、周囲に迷惑をかけている。明らかに他人にストレスを与えているのである。でもライトを点けない奴に限って、そういう意識が皆無なんだよなあ。おじさんはもう、怒り心頭なのである。

 他にも、似たような無神経さに「駅の階段における傘の先端処理問題」がある。これもまた、他人の迷惑を顧みない行為だ。あー、許せん。でも注意すると殺されるので、こうして「遠吠え」するだけなのである。反省。

2003年12月11日(木)

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