diary/column “mayuge の視点”
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kind of

 マユゲは今、英語を勉強している。

 ListeningとConversation、一日二クラスだけしかとっていないので時間的には楽チンなのだが、これがけっこう充実している。

 授業の内容について説明すると、Listeningのほうは主にテープを聞いて喋っている内容を把握するというもの。文化人の人生訓あり、学生どうしの討論あり、ラジオのトークショウありとバラエティに富んでいて、各年代さまざまなアクセントの英語を聞き取る練習になっている。同時に単語やイディオムもピックアップして覚えていく形式なので、日々ボキャブラリーの蓄積になっているはず?である。宿題は、それまでに習ったイディオムなどを使って例文を作るというもの(毎日)と、ラジオ番組を自分で録音してその喋っている内容を聞き取って紙に書き起こすというもの(毎週金曜)。

 この聞き取りのほう、題材はニュースでもトークショウでも唄の歌詞でも自分の興味のあるものでいいのだが、マユゲはいつもトークショウを聞いている。Astrid先生のオススメ番組、FM104.3 KAFE(ラジオ局名)「Dlilah Show」は、パーソナリティの女性デライラさんがリスナーと電話で話をしつつリクエスト曲をかけるというかたちで進行するのだが、その話のほとんどが恋愛ネタ。うちのワイフはterrificだぁ、うちの旦那さまはwonderfulだぁ、あたしのカレシはcoolだぁ、だれもが自分の相手を「よくもまぁヌケヌケと」と突っ込みたくなるくらい熱く熱ーく自慢しまくって曲になだれ込む。

 マユゲはこれを書き起こしているわけである。しかし意外にこれが「カンジワルく」ないのだ。不思議である。自分と相手の関係を説明したりするところなどは実に勉強になる。複雑な家庭環境であるケースも多く、文化面で学ぶところも多い。あれだけ熱く愛を語っても、別れるときはサックリ別れてしまうのね。とにかくそのときそのときを大切にするこちらの人々の考え方を知ることは刺激になる。

 一方のConversationは、ネイティブスピーカーの先生を三人の生徒が囲み、先生が投げかけてくる題材で話し合うというもの。こちらは毎週先生が替わるので、これまたいろいろな人の英語に触れることができる。特に今週の先生EDは愉快な男であった。大のHockey好きなので、オリンピックの試合が続く今週は毎日テンションが高かった。

 生徒は三人セットなので三週目ともなるとだいぶ仲良しである。大学出たての韓国の女の子Mihwaと、マユゲと年齢の近い日本男児Kazuoさん。このKazuoさん、人生経験が豊富でメチャメチャ面白い人。考え方がオトナなので話があうのだ。マユゲ的にはすでに彼を「悪友。(いい意味で)」と位置付けている。バンクーバーの各所を知り尽くす彼からは毎日学ぶことが多い。

 とまぁこんな学生生活を送っているわけだが、授業などを通じて耳にする英語のうち、やたらと頻繁に使わるフレーズがあるのに気づいた。今日はそれを紹介しようと思っていたのに前置きが長くなった。

�,泙困呂澗乎痢◆�,you know,」。

 特に若い奴がやたらと文章中にはさむ。これはあくまでつなぎの言葉らしく、意味を持たないようだ。いちいち文字通りに受け取ってしまうと、「知っとるっちゅうねん」と怒り出してしまう危険性があるので注意したい。

�∀啓稈暴�よく使うのが「Actually,〜」。

 辞書によると「実際に、現に、本当に」といった意味らしいが、とにかく文頭で多用されている。この言葉から始めると、なんだか「それっぽい」英語になるから不思議である。

��そしてなんと言っても、「kind of」。

 これが実はマユゲの一番のお気に入りである。Actually, this is my favorite.とでも言おうか。ネイティブは「カイノブ」とか「カインダ」と発音しているようだ。

 この言葉の汎用性の高さといったらすごい。名詞にも形容詞にも動詞にもつけられる。「It's a kind of problem」、「I was kind of nervous」、「You kind of connect with it」。この言葉のもつ「断定しない感じ」が、我々日本人としても親しみやすい。

 これに近い言葉で「sort of」があるが、響き的にこの「kind of」のほうがなんか楽しいのである。ちょっと腹が減ったら「kind of hungry」。新聞の切り抜きやおもちゃで散らかったEDの机のまわりを「美術館みたいだね」と言ったら、答えは「kind of」。「あなたはコメディアンのようね」と言われたKazuoさんの答えも「かいんどぶ」。なんでもかんでも「kind of」。なんか笑える。

 Kazuoさんも、もともと「kind of 好き」であったということで、学校からの帰り道ひとしきり盛り上がった。日本でも尾木あたりに使ってもらって流行らせて欲しいところだ。というわけでワンポイント英会話終わり。もう「kind of sleepy」なもんで。

2002年02月22日(金)

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