DOTFAMILYの平和な日々
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2011年04月07日(木) これさえあれば、大丈夫!

先週の日曜日、愚息は極真空手のフレッシュマン(下っ端)・トーナメントに出場した。ローカルなトーナメントなので出場者が少なく、ヘビー級の選手が集まらなかった。愚息は・・・スーパー・ヘビー級に入れられた。

スーパー・ヘビー級なんていうとデブがたくさん出場しそうな感じがして楽勝!という気がするが、ここはアメリカである。 愚息もデブであるが、アメリカのデブは想像を絶する・・・じゃなくて、背が高いのだ。例えば、私は「体重100キロです」と聞くと、「そりゃデブだ」と思ってしまうが、体重100キロでも身長が190cm以上あると、しかも筋肉隆々の人であると全然デブに見えない。初心者とはいえ空手をやってる人である。スーパー・ヘビー級というのはそういう人達が出場するのだ。とい訳で、愚息は頭1つ分以上背が高い連中と試合をすることになる。対戦者の腕は愚息の脚より長い!これはちょっと見ものですぜ。

もちろん可愛い愚息がボコボコにやられる姿なんて、ちょっと前ならとてもじゃないが見物できなかった。が、もう大丈夫!愚息には健康保険という強い味方がついている。怪我しようがどうしようが、病院に連れて行けるのだ!初心者しか出場しないトーナメントには、相手を殴り殺せるほど強い奴は出場しない。最悪でも骨折程度であろう。

さて、フレッシュマン・トーナメントは上級者や有段者は出場しないので、上手い人は余りいない。どちらかというと技より力で勝負である。愚息の1回戦の相手も技より力タイプであった。中段蹴りを出したのだが、相手が同じ身長であったら全然決まってなかったであろうという中途半端な位置であった。が、愚息はチビなので、それでも脇腹にきれいに入った。技はなくても力はあるので・・・というか体重があるので、愚息の肋骨はそこでヒビが入ったらしい。

空手のルールは知らないのだが、あれって技が入っても「こんなの全然効いてません。」という顔をしなければ、1本になならないそうですな。(倒れたりした場合は別らしいが・・・いやそれでもスリップですと誤魔化すとか?)という訳で、ポーカーフェイスの愚息の勝ち。その後、愚息は気合だけでは勝てなかったらしく、セミファイナルで負け、3位決定戦で何とか判定で勝って、とりあえずトロフィーだけは頂いた。ナント、セミファイナルの相手は身長2メートル、体重125キロであった・・・相手も初心者とはいえ、愚息だって初心者である。身長はともかく、体重だって完全に負けている!

トーナメントの後、「脇腹が痛いよぉ、足が痛いよぉ、荷物持てないから持って帰ってぇ・・・」と汗びっしょりのクサイ道着を私に渡し、嬉々として仲間と一緒にラーメン屋さんへ行った後、友人宅でWrestle Maniaをしっかりと見てから夜遅くに帰ってきた。

翌日の月曜日、「身体中が痛いよぉ」情けない声をだして学校をサボり、昼前に起きて元気にバイトに出かけていった。身体中が痛くて学校にも行けないヤツに用心棒が務まるのだろうか・・・もちろん務まらない。「体中が痛い」は学校をサボるための言い訳である。

でもまぁ、肋骨にはひびが入っているしい。軟弱なヤツだなぁ・・・先生に言ったら「鍛え方が足りん!」って叱られるぞ!(試合で負傷したのは初めてだけど。)

新しい保険証が届いて、嬉しくて仕方ない私は「お医者さんに行っておいでよ。」としきりに勧めたのだが、ま、行かんだろうな・・・病気には弱いが、怪我には強いのだ、アイツは。

それにしても、健康保険があるというのはナント有難いことよ。


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