DOTFAMILYの平和な日々
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2011年01月25日(火) 本:夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです

大学生の時、知人に勧められて「風の歌を聴け」を読んだ。1980年のことだった(と思う)。それ以来、村上春樹の長編小説が出る度に、なんと全てハードカバーで買って読んでいる。短編集やエッセイは気がつけば買っているが、全部読んでいるかどうかは定かではない。

が、彼の性格や私生活、他にどのような活動を行っているのかなどには一切興味が無い。彼に関する評論や研究(というものがあるらしい)にも興味は無い。が、去年の暮れにおせち料理の買出しに行った時、本屋さんで「夢をみるために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集 1997-2009」を見つけて、思わず買ってしまった。

う〜ん、目から鱗!

この本、彼が自作について色々語っているのだけれど、「ふぇ〜、そうなの?」と思う箇所がたくさんあった。彼の作品は「シュールレアリズム」なのだそうである。現実と非現実の間を行ったりきたりするそうなのである。従って、非常に理解しにくい作品もある・・・らしい。

う〜ん、理解かぁ・・・

私が村上春樹の長編小説を読むのは、面白いからである。理解しようと思って読んだことはない。理解できないと思ったこともない。これは現実の部分、これは非現実の部分、と分けて読んだこともない。

フィクションって全部、非現実じゃないんですかぁ?

そもそも、彼の小説が文学だという認識がなかった。エンターテイメントだとばかり思っていた。(文学嫌いなんです、私。)ま、面白ければ何でも良いんですけどね。とはいえ、何だかもっと真面目に読まないといけないのかなぁ、という気分になってしまった。

さて、「今年は本を読もう!」と決めていたのに、1月も終わろうとしている頃にやっと1冊目を読み終わった。が、これには理由がある。「えっ、そうだっけ?」と思うjことが多かった3冊を読み返していたのである。「国境の南、太陽の西」「スプートニクの恋人」「アフターダーク」の3冊だ。読み返したのだが、私の解釈は一向に変わらなかった。

たとえば、「スプートニクの恋人」は、「すみれは最後に戻ってきたのか?」という問い合わせが多かったそうである。「夢を見るために・・・」で、村上春樹は「戻ってきた」とも「戻ってこなかった」とも言っていない。私はすみれが戻ってきたと思い込んでいた。読み返してみて・・・やっぱり戻ってきたじゃないか!と思った。

私にとっては、村上春樹の長編小説は全てハッピーエンドなのである。


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