いつも通る道に面して建っていた家が取り壊されて、空き地になっていた。その前に立って、ここに建っていた家を思い出そうとしたけれど、思い出せなかった。自分も死んだら、この空き地に建っていた家のように、思い出しても貰えなくなるのだろうか。帰り道でそんなことを考えた。