くるぶしニッキ

2003年04月15日(火) 涙の暴走逃避行

先日もTと電話でくだらないことをしゃべっていました。

その日はお互いの性格についてあーだこーだと語りだし、

Tについては、


普段はとんでもなく小心者だけど
(石橋を叩きまくってへっぴり腰で渡るかんじ)
時々何も考えずに暴走する女。



などと結論がでました。

「あの時もあーだった」「この時もひどかった」と色々過去の話が出てきたのですが、

今日は多分まだこのニッキには書いたことがないと思われ、

しかも周りの友達すら知らない話を書こうかと思います。ぐひひひひ。

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今から約9年前。

くるぶしが仙台の専門学校に行ってた時のこと。

当時Tは暗黒の浪人時代

埼玉の片田舎でしょんぼりさみしく石とともに(当時Tは尿管結石だった。)

過ごしていました。

友達もいなく、あまりにも追い詰められているTを見かねて、

くるぶしは8月に10日間ほど学校が夏休みだったのを利用して、

Tのアパートに遊びに行ったりもしていました。


9月。

くるぶしは公務員試験のラッシュがはじまり、

学校は1ヶ月ほど試験休みになりました。

全日程をこなし灰になりかけた(笑)くるぶしは、

1週間ほど実家に帰省することに。

帰省する前日、Tに「明日から実家に潜伏する。」と電話をして。



久しぶりに実家へ帰ってきたくるぶし。

「今日の夜ごはんは何かなぁ」とのん気していると電話が。

母さん「Tちゃんだよ。」

おや??と思って出てみると、

『今、空港にいる!』

「は?」

『帰りたくなったから
帰ってきちゃった〜』


「・・・・・・・・・・・。」

「というわけで会わない?これからバスで駅に行くからさぁ。」


びっくりしながら車で地元の駅にむかうと、Tがいました。

とりあえず近くにあったミスドに入ることに。

「なしたの、突然・・・・。」

「いや〜。あんたが帰省するって聞いたら
 あたしも帰りたくなっちゃってさぁ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「先月も会ってるから久しぶりって感じしないねぇ。
はっはっは。」


最初は元気でした。


夕方からミスドでうだうだとしゃべり、時刻は9時前に。

田舎の夜は早いんで(苦笑)、飲みに行くわけでもない2人はそろそろ帰る時間です。

「さ。そろそろ家に帰ろうぜ〜。送ってってやるからさぁ。」

「・・・・あのさぁ。」

「ん???」

「今日、泊めてくれないかなぁ。」

「へ???せっかく地元に帰ってきたんだから、ちゃんと実家に帰りなさいよ。」

「・・・いや・・帰ってきてること、うちの親は知らないんだよね。。。」

「・・・まぁ、うちも夕方まで知らなかったしな(苦笑)」

「予備校に行ってないのも知らないし・・・。」

「・・・・・・・・まぁねぇ。」

「勉強もしないで、何ふらふら帰ってきたんだ、って怒られるもん・・・。」

※ちなみにこの時点でTは泣いています。

「うちの親、厳しいからさぁ。めちゃくちゃ怒られて追い出されるのは目に見えてるし。」

「・・・・うーーん。娘なんだしそんなことないと思うけど。」

しくしくしくしくしく(涙)

「・・・よっしゃ。今夜一晩はいいけど、明日はちゃんと実家に帰りなさいよ。」

「うん。ありがと。」

そんなわけで泣きじゃくるTをミスドから引っ張り出し、

助手席に乗せてくるぶし実家へ。

その日はくるぶし実家でごはんをもりもり食べ、

風呂にも入り、夜中までまたしゃべり、次の日の朝食も食べて、

Tは自分の実家に帰っていきました。

突然実家に帰ったTを見て、やはり両親はびっくりしたようですが、

当然、怒ることも追い出すこともしなかったようです。

落ち着いたTは次の日、また埼玉へ戻っていきました。

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これがTの

突発的逃避行です。

この暴走の一部始終は、

くるぶしとくるぶし母さんの記憶から消されることはないと思われます(苦笑)








今でも時々、母さんがこの時の話を懐かしそうにしゃべっているのを
もちろんTは知らない・・・。


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