さきが仙台市内の某パチンコ店でバイトをしていたころ。 その店は地下鉄駅のそばにあり、当時住んでいたアパートからはバスで通っていました。 駅のそばには居酒屋があり、バイトを夕方にあがると 当然友達と飲みに行くという日々だったのですが。
その日は同棲していたうるさい男が実家に帰省していて 「今日はゆっくり飲めるぜ〜〜。」とご機嫌だったさき。
気が付くと終バスは行った後でした。←まぬけ。
「どーする?タクシーで街まで出て飲みなおすか??」 と友達が危険な誘いをかけてきますが 明日も朝からバイトだし、給料日前で金のないさきはアパートに帰ることにしました。
友達と駅で別れたあと、タクシーに乗ろうと思いましたが 財布の中はすっからかん。
そしてなぜか バックに 未開封のウィスキー。(4本)
・・・・・・? ああ。 きっと居酒屋からパクってきたんだろう。←おい。
当時のさきは酔っ払うと手癖が悪くなるという とんでもない女だったのですが(汗)
その日もいいかんじに酔っ払っていたようです。
さて、酔っ払いさきは 「ほんじゃあ、歩いて帰ってみよーーーっと。5キロくらいだろうし。」 などという暴挙にでました。
5キロは5キロでも山あり谷ありの道のりで しかも酔っ払いです。
どうせすぐ挫折するかと思いきや。
アルコールパワー、 おそるべし。
&日ごろからパチンコ店で肉体労働をしていたので体力はあったようです(当時は)
幹線道路沿いを歩いていたので 何台か車に乗ったにーちゃん達に声をかけられましたが 「このまま遊びにいったら明日、バイトに行けん。」 ↓ 「極貧。」
という図式が酔っ払いのーみそでもわかったので丁重にお断りして のろのろ歩いていました。
さすがに1時間以上歩いていると疲れ始め、あることに気が付きました。
ウィスキーが重てぇ。←今ごろ気付いた。
しょうがない、道端に半分置いていこう。 朝になったら誰かに発見されて、持っていって飲んでくれるだろうし。
と2本歩道の脇に置いてきました。
ウィスキーが重いということには気が付きましたが
歩道に突然ウィスキーが置いてあったら、 あやしすぎて誰も手にとらないということには 気が付いていません。
身軽になったさきはその後も順調に歩き続け ようやくアパートの近所にまできました。 花屋さんの前を通り過ぎ・・・・・・・・・。
チューリップの植木鉢を両手にかかえて歩くさき。
ここまできてまだやるか・・・(汗)
アパートにたどりついたのは午前5時前。 結局3時間以上歩いていました。
こんなに苦労して帰ってきたのに
結局寝不足で バイトに行くはめに。
あれ以降、2度と歩いて帰ってません(当たり前か?)
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