くるぶしニッキ

2002年07月19日(金) 涙のジンギスカン

有名なので説明するまでもないと思いますが、北海道名物のひとつ「ジンギスカン」。
旅行に行った時に食べたジンギスカンがおいしかったよ〜と言われると
元北海道民さきはやっぱり嬉しいもんです。
ただし、地元の人間はいつもビール園などでジンギスカンを食べているわけではなく、
バーベキュー感覚で外で食べてます。
「今週末バーベキューやろうぜ〜」が
「今週末ジンギスカンやろうぜ〜。」となります。


さき高校3年生の夏。
学校祭の打ち上げにクラスでジンギスカンをやることになりました。
さきの学校は(一応)進学校だったので
周りはみんな受験生。(当然さき除く。当時何も考えていなかった。)
おおっぴらに遊べるのもこれがサイゴということで
みんな異常に盛り上がっていました。

会場は学校から少し離れた公園。
(といってもすごく広い。山っぽいというか森っぽいかんじの場所。)
夕方くらいからやりましょうということになってました。

ところが当日の昼間。
さきは当時付き合っていた彼氏とケンカをして
2人とも大荒れ。
そんな状態でジンギスカンは開始されました。

ジンギスカンといえば
もちろんビール!
ところが開始した時には担任の先生がいたので、
おおっぴらにビールを飲むわけにはいきません。
コップに入れた時点で見た目が「ビールですっ。」とばればれなんで。

じゃあ・・・・・・。
焼酎なら透明だから
ばれないだろう。

においはジンギスカンでかき消されるし。

そんなわけで担任の目の前でがばがば飲み始める人続出。
もちろんさきもかなりハイペースでがんがん飲み始めました。
(これをやけ酒と一般的には言う)

あたりが暗くなりはじめたころ、
「あんまり大騒ぎすんなよ〜。」と担任は撤収。


さぁ。本番の宴、開始じゃ。


気が付くとまわりは酔っ払いばかり。
もちろんさきもべろんべろんです。

当時、さきはまだ若かったんで自分の飲めるお酒の量をわかっていなく、
(もともと弱いのに)あきらかに飲みすぎてしまいました。

吐⇒潰

まぁそれでも吐いてしまえばこっちのもんで
地面に座ってお茶をずびずび飲みながら、
周りの酔っ払いたちをぼーっと観察していました。

そこに彼氏登場。
「なんだお前、ゲロって〜。大丈夫か〜???」

「・・・・・・・うん。」

「なんかみんな移動するみたいだけど、歩けるか?」

「んーーーーちょっとまだふらふらしてる・・・。」

「よっしゃあ。おんぶしてやる!

(ただの酔っ払いだよ、こいつも。)

ふらふらした足取りでさきをおんぶする彼氏。

「ありがとーね。」

「・・・・・・・・・・・・・」

「?」

「ぐすっ。なんでおまえはいっつもそーなんだよ・・・・。」

「・・・・・????」

「だから俺はあやまってるだろ???ぐすっ。」


泣いてます、こいつ。

その彼氏は、
あまり真面目じゃない部類の人で、
(人のことは言えないが)
暴力事件を起こして停学をくらったりと、
涙が想像できない男でした。

どうやら彼もむしゃくしゃしていたようで
かなりの量の酒を飲みまくっていたらしいです。

この後、

泣き虫ぼっちゃん
泣きながらチャリをこいで帰っていきました。

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