| 8220,閑話小題 〜読書日記=読み解き《般若心経》 |
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2023年11月01日(水)
伊藤比呂美 著 { 伊藤比呂美 読み解き《般若心経》 ● 40年ほど前に 創造工学の中山正和の<創造学>を読み、その中で 何かを創りあげるには己をむなしくし、純真に様々な要素を積あげる必要がある、 その為には仏教の空の状態に己を空しくしておく必要がある… 其処に般若心経 を記憶しておけば自ずと色が浮び上がる!というもの… 成る程と合点がゆき、 早速身の回りの人たちに勧めたことがあった、まずは1万回、そして3万回は 唱えたもの。二人の息子が、毎朝の仏前で知らない間に記憶をしていた、
● 息苦しくなり…お医者にいったところ、まずは肺癌ではありません… しかし 心筋梗塞の一歩手前、一つ間違えると死に到ります! 即座に手術に入ります… 失敗確率は15%。毎日のように手術をしているので…心配する必要がありません! まさか私めが心臓病で死にかけているとは
=HIROMI S.= この本全体を覆うのは濃厚な死のにおい。人は死を意識するようになって、 初めて宗教を身近に感じるものなのか? 特に母親の死のくだりは強烈。 この娘がどのように母を見送ったか。まるでそれだけで一遍の詩のようなくだり。 恐ろしく、美しく、悲しく、妖しく、生きる者と死んだ者との命が交錯する。 私の親はもうすぐ死ぬ。私もいつか死ぬ。私の子供も、いつか老いて死を迎える。 命はそうやって、一瞬の灯のように舞台に立って、消えていく。それは一瞬のこと かもしれないが、だからこそ、たった一度の大切な今なのだ
発願文 わたしは願っています。 死ぬときには あわてず さわがず みだれずに 自分らしい心のままで 死んでいけますように。 身にも心にも くつうがなく
落ちついていけますように。 悟りに入れるように 穏やかに 仏さまを目の前に見ているこころ持ちで 私たちを救いたい仏さまが向かいたいという 仏さまのほんとうの願いにのって じょうずに 死んでいけますように。 そして、じょうずに死んでいけますように。 そして浄土にたどりついたら得て いつか元の世界帰って いつか元の世界に帰って こんどはわたしが 苦しむ人の助けになりたい。 人々が迷うのをやめないかぎり、 いつまでも、 いつまでも、 わたしはずっと願続けます。 以上です、
身も心を投げ出して 救われんことを信じてます。
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