堀井On-Line



7978,閑話小題 〜 殺伐とした事件が…

2023年01月25日(水)



   * 首都圏で、独り暮らしの老人を狙った強盗が 
 殺伐とした時節に、首都圏で何と、三人組の強盗が犯行におよんでいる。
逮捕された若者が、ニュース映像で流れているが、以前なら飲食店の皿洗いで
食いつないでいたのだろうが、その職場も、最近は不景気で職が無い事態。
繁華街で、脅しを武器にしたボッタクリバーの呼び込みとかが、この不景気で
成り立たなくなっているのもある。30年近く、新潟駅前でビジネスホテルを
4棟、経営してきたこともあり、そのエゲツナサニは、驚かされる。
 警察は民事不介入が基本。そこを巧妙についてくる。最近は、警察は厳しく
取り締まるた、40年前は、それは御役所の窓口…その穴を暴力団が、埋める
べく植木、オシボリなどの営業をかけてくる。一度、応じると、利権として…
恐ろしい世界が待っている。一つ判断を間違えると…  

・・・・・・
6890,閑話小題 〜安楽死の選択 ―2
2020年01月25日(土)
           「安楽死」の選択  2019年8月1日 第31号
   * 何とまあ、生々しい
 これだけ普遍的問題に対して、安楽死の問題が、不思議なことに、世界的に
認められてないこと。誰も直視したくないし、その現実から可能な限り避けて
通りたい問題。「人が死を恐れるのは、充実した人生を生きてこなかったため」
というが、充分に生きたとしても、この精神的、肉体的苦痛は避けて通れない。
誰もが独り苦痛を味わって、それを持って消えていくしかないため、死者の願い
が無視され、元もと無かったに等しく取扱われる。延命治療の不自然死が求め
られる時代。死にいく者には、あまりに厳しい。
  〜前回よりつづくが生々しい〜
≪ ◉ 実施の要件を満たしているとの医師の判断により「安楽死」が行えること
 になり、当日「安楽死」を行う施設に到着すると、再び実施の意志が確認され
点滴の準備が始まります。致死薬の開始は自らが行うため、手順の説明を受る。
点滴を始める前に、警察に提出するためのビデオが撮影され、氏名、生年月日を
確認し、「安楽死」を希望するかを再度、尋ねられます。すべての準備が整った
時点で、自分で点滴を開始すると、数分ほどで死に至ります。立ち会った医師に
より死亡が確認され、すべてが終わります。日本では「安楽死」が認められて
いないため、死後、遺体は火葬され、その遺灰は川に散骨されたそうです。

◉ アジア諸国の中では、台湾が終末期医療に関わる治療選択の先駆けとなっている。
 終末期患者が意思表示できなくなっても、「事前指示書」に示した治療を受ける
権利が法的に保障されています。また、韓国も、延命治療に関する患者の事前指示
に従い、人工呼吸や心肺蘇生措置などの延命治療の差し控えや中止を選択することが
可能です。どちらも「消極的安楽死」としての、「治療を受けない」という選択肢
を認めています。日本では、「安楽死」について積極的な議論が進んでおらず、
死について話すことはまだまだタブー視されています。 日本だけでなく、アジア
諸国では、どのような状況にあっても、家族の死を選ぶかわりに、延命措置を選択
する傾向が高いようです。
 −
 その女性は言っていた。「死に方を選ぶことは、生き方を選ぶこと。」と…
遅かれ早かれ、誰にでも必ず死が訪れます。あなたなら、どうしたいですか? ≫

 ――
▼ 大病院では、死に近づくたびに病室のフロアが上がっていく。最上階は、大方
 が無菌室の建前で、悲鳴や泣き声が聞こえないよう隔離されている。 近くの
病室は、その予備軍の部屋で1人ずつ隣の病棟にきえていく。沈黙の病人の孤独の
沈黙が張りつめている。 スイスの安楽死のコストが、150万。前後を含めて
200万。 会社整理も弁護士代が200〜300万。20年前になるが、幼馴染が倒産し、
その倒産劇をかわれて、ビル補修の営業で来た時の第一声が、
『弁護士費用の300万を‘お守り’代わりに別口で持っておいた方がいい。これが
最後の命綱。清算過程の代行で引き受けて… 肩の荷が下りて何もすることはない。
親戚の倒産の七転八倒は、これが無かったため、それは凄惨だった。』と。
 地元では長岡西病院が、この末期専門と聞いている。 同級会などで、死の話題
を出すと、まず嫌われる。恐ろしいのである。同年代なら、普段から、笑い話で
気軽に話題にすべきこと。 その面では、9割以上が救いようがない『 』。
知っているかどうかで、苦痛の濃度が全く違ってくる。最後は1人称の問題。
 その瞬間、1・5人称と思っていた隣人が・『私は、暫くしての問題』と独り??
のが人間の残酷なところ。どのみち、逝くのは逝く。助かるのは一刻の合い間だけ。
なるようになる! 
 こんなこと、毎日毎日、書いていることに改めて気づいたが…
  で、また偶然だが、以下に続く…

・・・・・・
6525,閑話小題 〜年寄り川柳が身に染みる御年頃ですか… 〜2
2019年01月25日(金)
    * 当事者になって読むボケ川柳
 前回のボケ川、どれもこれも、身に染みることばかり。ネット検索に、
これまでの秀逸の面白いのを拾ってあるのを見つけた。これが、味わい深い。
 ‘徘徊と噂されて散歩を止め’‘起きたけど寝るまでとくに用もなし’など、
何ともほろ苦い。ネットサーフィンで、秀逸な川柳を集めたのがあった。
20年前に、新潟郊外で、時計修理屋をしている知人の店の近くに寄った際に、
孫を抱いている姿に我が老いを垣間見た。53歳の頃だったが、好々爺そのもの。
 それじゃあ、現在に私は? 老いは、笑い飛ばすしか術が見当たらない。

≪ シルバー川柳は17年目になり、毎年約9000作品の募集の中から20作品が
 入賞作品として掲載されています。その中でも傑作といわれる面白いものや
時代のニーズを取り入れたものなどを紹介します。

・すらすらと嘘が言えますボケてない
・見くびるな賞味期限は切れとらん

・人恋し恋とは違う人恋し
・三回忌頃から光る未亡人

・合コンだ入歯みがいて紅さして
・耳遠くあの世のお呼び聴こえない

・驚いたあの人あの年あの色気
・徘徊と噂されて散歩を止め

・妻が書く老後の計画俺イナイ
・手をひいたつもりが孫に手をひかれ

・流行語覚えたころはすたってる
・年賀状書かねばあの世とうわさされ

・「ボケちゃった!」難を逃れる名セリフ
・おれおれと名のって妻にすぐ切られ

・いびきより静かな方が気にかかり
・この動悸昔は恋で今病

・年寄りに渡る世間は罠ばかり
・食事会薬でしめておひらきに

・「アーンして」むかしラブラブいま介護
・若者と料金同じ理髪店

・お迎えはどこから来るのと孫が聞く
・誕生日ローソク吹いて立ちくらみ

・万歩計半分以上探しもの
・起きたけど寝るまでとくに用もなし

・ガガよりもハデだぞウチのレディーババ
・LED使い切るまで無い寿命

・お迎へと言うなよケアの送迎車
・子は巣立ち夫は旅立ち今青春

・どこで見る東京五輪天か地か
・マイナンバー ナンマイダーと聴き違え
・アルバムに遺影用との付箋あり


▼‘驚いた あの人 あの年 あの色気’大方は‘色気’より‘毒気’に…。
 即興で一句…‘真顔の孫 面と向かって いつ死ぬの’ ありそうな川柳。
‘どこで見る東京五輪天か地か’も、古希を過ぎた現在笑ってはいられない。
夫婦喧嘩も、老いる度に殺気度が高くなっている今日この頃! そろそろ、
遺影用の写真でも撮りますか? いや、パスポートの紛失用があったか?


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