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2009年03月13日(金)
イオンには大学を卒業直後、ジャスコの創業期に一年在社したことがある。 まだジャスコ・オカダヤという名前で、三社合併の一期生。僅か一年でも全エネルギーをようした記憶がある。 その後のジャスコの躍進は目を見張るものがあったが、地方の郊外型SCに全エネルギーを傾けたことと合併が 最大の戦略ポイントであった。辞めた直後に三菱商事と組んでダイヤモンド・シティを設立したのを憶えている。 その7〜8年後に長岡に立ち寄った元同僚の話によると、「SCが大当たりで、テナント料だけで元が充分とれ 本体の出店はイニシャルコストも、ランニングコストも零になる」という。 なるほど、その後も快進撃を続けるのも肯ける。この10年は常に時代の変動の中で株価は2〜3千円をつけていた。
ところが、去年からイオンに対して「悪質なデマが流されている」というニュースを時どき見るようになった。 株価を意図的に下げるためだという。 先週、たまたま日経ビジネスの去年12月8日号「イオンの誤算」の特集を図書館で見つけた。 それによると、やはり重大な岐路に差しかかっているようだ。 この時期〈12月)の株価総額が二年前のピーク時の四分の一、10年前の現在の社長が就任時期の二分の一。 さらに現在550円まで下がっているから、さらに25パーセントも下がっているので六分の一になる。 僅か二年余りに六分の一は、重大な事態である。 このままでは第二のダイエーになってしまう。 時代の激流は、あのイオンさえも飲み込んでしまう。 この10数年も拡大路線を続けてきたかというと、アメリカの「ウォルマート」の影に追われたため。 しかし西友を買い取って乗り込んできたウォルマートは、その後、日本の風土に合わずに大苦戦。 意識のしすぎのようである。 その上に三つのマイナス要素が重なった。 ・まずは出店拡大にストップをかけた「まちづくり三法」である。 ・次にこの金融危機のため、公募募集に対して出資者が激減してしまった。 ・さらに稼ぎ頭だったイオンクレジットの金利が18パーセントに引き下げられ金利収入が激減。 要するに郊外型SCバブルが弾けてしまったのである。 これ以上下がると、恐れていたウォルマートが株を買い集める可能性も充分に出てくる。 百貨店の大同合併も含めて、流通も氷河期に入ってしまった。
・・・・・・・・・ 2535, 今年のフランチャイズ・ショーの感想 2008年03月13日(木) ヾ(@⌒ー⌒@)ノおはよ?♪ 二年ぶりにホテル・レストランショーと、フランチャイズショーを見てきた。 晴海に出来たビッグサイトで毎年開かれているが、30年来毎年行っていたが、この数年は隔年にしている。 おおよそ大会場を二回周る。 一度目は大雑把に見て周り、二周り目は気になったところに行く。 もともと店舗ショーと、一緒に行われていたが数年前から分離、開催されるようになった。 ただ不景気のためか、年々勢いがなくなっている。 ー今回、面白いと思ったのを挙げてみると、
*木製のカプセルホテルのベッドである。 家具屋が忠実に防音をテーマにして作ったもの。ホテルのテナントが撤退したあとに狙いを付け提案型にしたのが ポイントという。 当方にぴったりだが、少し値段が高いのが玉に瑕だが、木製のカプセル内は寝ていても 抵抗感が無いのがよい。 何か押入れの中で寝ているような感覚になる。 しかし木工団地の家具屋に行って特別仕様でつくれるレベルである。 だから提案型にしなければ、誰もが自分で家具屋と組んで作るだろう。
*次に面白いのが電子レンジ・炊飯器。 特別仕様のレンジにビニール製の器に米と混ぜ物をいれて米を炊くもの。 20種類ほどのチャーハンや、炊き込みご飯や、雑炊が手軽に作れる。 ホテルやレストラン向きのもので、ご飯が電気釜のものよりはるかに美味しい。
*ホルモン焼き肉屋のフランチャイズも面白い。 客単価が普通の焼き肉屋の7割の3500円が売りだという。 広島の業者のようだが、出店の全てが成功していると豪語していた。 それと「10円饅頭」「新しい形の質屋」のフランチャイズも面白い。
*ある厨房メーカーが「つぼ八」の部長にインタビュー方式でオール電化の厨房を紹介していた。 スペースを取らないですむのと、厨房の温度の不快さを防げるという。 光熱費の20?オフになると言っていたが、一切火を使わない厨房には驚いた。 行きつづけていると、バブルの崩壊以降の日本の衰退がハッキリ見えてくる。 それと問題意識を持ってみてないと、何も見えてこない。 今回の私の問題意識は「今まで無かった、変わった店と商品」である。いずれにしても、夢があってよい!
・・・・・・・・・ 2007年03月13日(火) 2170, 「日の名残り」ー 2 読書日記 (~Q~;) おはよう?? ファ?
最後にある丸谷才一の解説の中の、ある一節がよい。 彼をしてこれだけの解説をさせるのだから、カズオ・イシグロの作家のレベルを窺い知ることができる。 ーまずは、その解説の一節を抜粋してみるー
ーヘーゲルの名文句に「従僕の眼に英雄なし」あるが、ヘーゲルは、「それは英雄が英雄でなく従僕が従僕だからだ」 と言い添える。服を着せたら長靴をぬがせたり、身のまわりを世話してくれる卑小な男にかかると、 どんな歴史的人物も偉大なところが見えなくなる。欠点しか目につかない、というわけだ。 そういう理屈で押し切ることで、ヘーゲルは彼の歴史哲学を構築した。そうしてたいていの歴史小説は、 英雄を従僕の眼で見る手法と、英雄崇拝的な民衆の眼で見る態度とをまざあわせる手法で成り立っている。ー ーー この文章を読むまでは「英雄の私生活はその偉業を除けば普通の人と何ら変わらない」 という解釈で、従僕の卑小な眼の限界というヘーゲルの隠された意味を初めて知った。 最近、「そうだったのか!」と、知らなかったことがあまりに多い。 良く解釈すれば、知識が増えた分だけ周辺の知らないことに気づいたということになるが。 そんなレベルには、まったくないことは自分がいちばん知っている。 またいかにもイギリス的なところが書いてある一節を紹介してみよう。断片からみる文化も興味をひかれる。 ー私どもの世代にとりましては、執事としての職業的威信が雇主の人間的価値の大きさに比例して決まってくると 言って過言ではありません。 ・・・ 父の世代の執事は、世界を「はしご」に見立てていたと存じます。 いちばん上には、王室や公爵家をはじめとする、古い家系を誇る家々があります。 やや下がったところに、「新興階級」が位置し、サラにずーと下がってある位置を越えると、あとは単純に 財産の多寡で上下関係が決まります。多少とも野心のある執事は、このはしごをできるだけ高くまで上ろうとしましたし、 一般的には、高く上るほど、その職業的威信も増したと言えましょう。 もちろん、ヘイズ協会の言う「名家」の背後には、こうした価値観が隠されていたのです。 ・・・ 私どもの世代では、この世界を「はしご」ではなく「車輪」に見立てていました。 それは、偉大なお屋敷を中心に回転する車輪なのです。中心で下された決定が順次外側に放射され、 いずれ、周辺で回転しているすべてにー 貧にも富にもーいきわたります。職業的野心を少しでも持つ執事なら、 誰でも車輪の中心を望み、そこへできるだけ近づきたいと願ったでしょう。 ・・・・(中略)
ー執事になりたての頃は、私も雇主から雇主へ頻繁に移動いたしました。 それは、最終的にダーリントン卿に巡りあう幸運に恵まれるまで、そのときどきの地位から永続的な 満足を得られなかったからにほかなりません。召使部屋の火を囲んで「偉大さ」の何たることかを語り合った当時、 ミスター・グレーアム、私も、この問題にこのような側面があろうとは思いもつきませんでした。ーー ーーーー この本を読んでいて、イングランドに行きたくなった。学生時代に行ったイングランドの印象は良くなかった。 プライドだけ高く、昔の威光がもの悲しそうに光っている国。もう二度と来たくない、というイメージがあった。 しかしその時、イギリスは数年いると深い魅力に圧倒されるとも聞いた。 面白いもので、一昨年に北イタリアに同行した人からイングランドの旅の誘いの手紙が来た、さてどうするか。 友人の息子がアイルランドに留学に行っているので、二人で夏に訪ねていこうかと、先日酒を飲んで盛り上がったが、 どういうものか?北イタリアの人に今日明日に手紙を出さないと!この本を読んで感じ取ったことは、 国の品格ということだろう。 この礎は世界中の植民地から奪略をしてきた富から成り立っていることも事実である。 突き詰めれば、どう考えるか?である。 ヾ(●´∀`●) バイ! ・・・・・・・・ 2006年03月13日(月) 1805, おひとりさまー3 (○´∪`●)φ...【ォハョゥゴザィマス】
「おひとりさま」について、二回書いてきたが、この言葉を流行らせた原本の、岩下久美子の「おひとりさま」 は読んでなかった。ところが先日図書館で、この本を見つけて読んでみた。自立した女性というより、 自立した人間について書いてある。私のような「ひとりさま」のプロ?は、今さらの内容だが。 組織に組み込まれている人に自立した行動に苦手な人が多い。 共通の目的を持って分業をしているので、お互いの連携が前提になる。 群れる傾向の強い女性に、この本は良い教訓になる。一人で行動するのは若い女性にとってまだまだ制限がある。 一人では出来ないことが二人だったら出来ることを女性は知っている。 「おひとりさま」という言葉が広く受けられるようになったのは、時代の要請があるからだ。 この本で面白いのは、「パラサイト・ラブ」という言葉である。 携帯電話がパラサイトを助長させたのだろうが、愛情寄生虫とは良くいったものだ。 ひとりー孤独ーを愛せない人間が、お互いを愛せるわけがない。 ひとりの時間をキチっと持てない人間が、二人の時間を維持できるわけがない。 自立してない人は、相手の自立が理解出来ないので適度の距離を保てない。 だから、人間関係が短期的になってしまう。相手に気持がいってしまうので、気持ちが不安定になってしまう。 情報化の時代である。「自分は、こうである!」という『個』を確立しておけば、そしてブログなどに主張しておけば、 会うべき人との出会いのチャンスは幾らでもある。 ((o(´・з・`)グッ。・:*:・゚☆w(´・з・`)バァイ ・・・・・・・ 2005年03月13日(日) 1440, 閑話小題ーつれづれに
ーライブドア問題ー ライブドアとフジTVの日本放送株の新株予約権発行を巡っての地裁の発行差し止めの仮処分申請は、 ライブドアの言い分が認められた。フジと日本放送の経営者の保身のための「奥の手」でしかないのは、 自明のこと。フジのトップがあの程度ということがハッキリしたのが第一の収穫。 いろいろな問題があるのだろうが、それだけでも堀江の今回の問題提示はよかった。 それにしても、なんじゃいあのフジの連中!判決が不利になると、急に低姿勢に変身しだした。 時代の変化と金融のことが解ってない。多くの解説者が「あのフジの??」と論をはるだろう。 あくまでも結果を待って言っているに過ぎない。
ードロドロした話ー 数年前のことだが、「慶応の在学中に、会計士の試験に合格をした男がいる」という 知人の話を聞いて、「是非面白そうなので会わせて欲しい」と頼んで、会った人がいた。 大学と、(会計士になるための)専門学校に同時に通ったという。 話していて、目から鼻に抜けるような頭の切れる人で、地方では珍しい人というのが印象的だった。 しかし、人生の一番大事な時期に全く社会から隔離されたいた左脳人間にも思えた。 でも、こういう人のほうが、痴呆名士様よりズットまともであるが。 痴呆迷死的な要素は一年もあれば、いや一週間もあれば飾り立てることができる。 税理事務所の二代目で、会った時は親父の会社に入社したての頃であった。 「親父も、事務所の人たちも大変でしょう?」と聞くと、「そのとおりで困っている」との返事であった。 たまたま、アニメの「「千と千尋の神隠し」」が話題になっていた時で、 「あの大きな赤ちゃんに類推できるのでは?」というと、本人も「全くそのとおり」と納得していた。 ところが2?3日前のこと、新潟日報の三面を見て驚いてしまった。 親子して逮捕されたとの報道。病院乗っ取り事件で、複雑なドロドロした事件のようだ。 補助金詐欺というが、「せっかく貰えるものなら」という気持ちも解らないでもない。 それだけ補助金とはいい加減なものでしかない。 政権を保持している政党が圧力業界と組んだ??の要素が強い。その方が問題である。
ー「NHKのど自慢チャンピオン大会」ー 昨夜、「NHKのど自慢チャンピオン大会」を見た。16組がグランドチャンピオンを目指して熱唱したが、 ある女性をうたう前に家内に、「歌う前だが、この娘が間違いなく優勝するだろう!」と、いったら、 その予言どおり優勝をした。もしかしたら、彼女の歌を偶然聞いていた可能性があるが、 ホボのど自慢は見ていないので、見ていない。見た瞬間、光る何かを感じただけなのだが。
ー今日の「閑話小題」は、「閑話休題」をもじったものであるー
・・・・・・・ 2004年03月13日(土) 1074, ホテル・レストラン・ショー (2)
ユビキタス(隠れたコンピュータ)を利用した調理器具や健康器具などが目立っていた。 その一つが電子調理機器である。IH式の焼肉機器も、その一つであった。 焼肉屋といえば多大な設備投資が掛かる、個々のテーブルに換気機能が必要だからだ。 それがHI方式で、換気設備が必要なくなり手軽に、焼肉コーナーや焼肉店が出せるようになるという。 また製麺機や小型餃子製造機やパン焼き機とか、職人(経験)の分野へのハイテクによる代替えが進んでいるようだ。 中国に生産基地を置いて、内装工事や家具を現地で生産して、短期間でコンテナで送り届ける会社があった。 紳士服の一部が数年前から行っていたようだが、建設の分野まで中国現地生産が出てはじめた一例である。 大よそ国内の3割?半分の価格をうたい文句にしていた。他に目立っていたものに、インターネットカフェがあった。 漫画喫茶がいち早くインターネットやゲームを取り入れて新しい業態をつくりあげていた。 若者を中心に社会的認知を得てきてるようだ。インターネットカフェが出来ると、近くのビジネスホテル客が激減するとか。 個別に仕切られたボックスのリクライニングの椅子で、千円?2千円で一晩過ごせる。 これにシャワールームでもあれば、別にホテルで寝る必要もないのだ。 カプセル・Hから、更により小さなスペースで済ます流れになってきているのか。
・・・・・・ 2003年03月13日(木) 708, シンプルー単純の勧め
「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを愉快に」というが、 「難しいことをシンプルに」とも言い換えることができる。何事もまずはシンプルにである。 チェーン理論の基本は「シンプルに、それをスタンダードにしつづければ、スペシャルになっていく」である。 「スペシャルをスタンダードにしていけば、シンプルになる」ともいえるが。 デジタルは10進法を0・1の二進法に置き換えたところから出発している。 アメリカの大統領だったレーガンは全ての問題をー「テーマとそれに対して3分類、それを3分類、さらに3分類と 27分類にした報告書を出させて、それに従い判断していた」という。この分類こそスタッフの最重要な仕事である。 自分の生き方をはっきり決めておけば、自然とシンプルになっていく。 それに遵って生きていけば、判断と決断は簡単になる。複雑になっていくのは、自分のルールや生き方が確立されないからだ。 自分で判断をする主体性があれば、全てがシンプルになっていく。 私の場合は早いうちに創業をしたのが最大のメリットであった。 正しいかどうかは別として、とりあえず主体的に判断せざるをえなかったからだ。 「最期は独り」ということを常に自覚していれば、シンプルに生きられる。 複雑に考える必要もないし、悩みも最小になる。何事も単純に単純に単純に 考えれていけばよい。画家の山下清などは、それがプラスに働いたのだろう。 シンプルということは、ABC分析でいうAに絞る事でもある。エネルギーの集中ということだ。
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