堀井On-Line



681,「まれに見るバカ」 ー 読書日記 ー1

2003年02月14日(金)




「ぶざまな人生」が面白かったので、同じ著者のこの本をインターネット
で取り寄せた。とにかくすっきるする!「わが内なる馬鹿」というところか!
わたしも辛辣だが、ここまでひどくはない!
読んでいてわたしなど可愛いものだと思ってしまう本である。
こんな本を書いてみたいものだが、無理だ。
これもまた下手な書評などより「まえがき」と「あとがき」を抜粋した。

ー表紙裏ー
人の世に一定程度のバカがいるのは常識である。
「浜の真砂はつきぬとも、世にバカの種はつきまじ」と。しかし、そうは知りつつも、
平成の世にわが日本につぎつぎとバカが異常発生している驚くべき事態をいったいどう
考えればいいのか。性別も年齢も、収入も地位も関係がない。
さらには有名人・無名人も問わない。
なぜ、こうした事態がこの国に出現したのか?「バカ」の生態と由来とその現状を
あますところなく伝え、読む人に不思議なことに、生きる勇気が湧いてくる「当世バカ」
生態図巻。

【目次】
第1章 バカはなぜ罪なのか/第2章 バカ本を読む/第3章 現代バカ著名人列伝
/第4章 現代無名バカ列伝/第5章 わたしの嫌いな10のバカ言葉/第6章 
「あとがき日付」一言バカの諸君/終章 バカを寿ぐ


まえがきー「バカが幸福になると手がつけられない」

わたしはバカがきらいである。
なぜなら、バカはバカであるからである。
と、厚顔にも公言するくらいなのだから、当然わたしはバカでない。
と、自分で否定する奴に限ってバカだという説があるが、でもバカでない事を
主張する。二回否定するする奴もまたバカだという説を聞いたことがないから、
これでわたしは非バカは証明された、と納得していただきたい。
50年も生きていると、さまざまなバカに遭遇するものである。
だが、幸いなことに、バカのかたまりという全身バカには意外と出会わなかった。
そこそこのバカ、「折々のバカ」、時々発症する季節バカには随分とであったが。
わたしもかってはその一員っであることはあったが(30歳まで)。
しかし広く世の中を見渡してみると、感動的なことに、正真正銘のバカは
やはりいるものだ。長ずるにつれて、全身バカも少なからず存在するものだ、
ということがわかった。
本書は、そのようなまれに見るバカ(だけでない)の生態に関する物語である。
  ・・・・・
本書での「バカ」は、学歴なんかとはまったく関係がない。
性別も年齢も、収入も地位も関係がない。
うれしいことに、一流大学を出ていて一流企業に勤めていて法外な収入があって
地位がありながら、掛け値なしの「バカ」という者もいる。
悲しい事に、学歴も地位も収入ないけれど、やはりどこから見ても
やはりバカ「としか言えないような人」も当然いるのだが。
本書は「バカ」の定義にはこだわらない。一方的にわたしが、こいつが「バカ」
だと思った人間が「バカ」なのである。
  ・・・・
バカになにをいっても無駄である。なぜなら、他人の言葉など右の耳から
左の耳に素通りしてこそバカだからである。
内省するバカなど語義矛盾もはなはだしい。・・
現在の日本は、「幸福になったバカ」の天国である。
  ・・・

 感想文−1
ーーこの文章だけでも何かすっきりする。
わたしの書きたい事をすべて書いてくれているようでいて、
わたしのすべてを書かれているようだ。
以前も書いたが、「男はつらいよ」の中で、頭の軽い男に「このバカ!」と言った人
にその男が「バカにバカという奴が一番バカだとお母ちゃんが言っていたぞ」
とやり返す場面があったが。
一番バカが書いていると思って読んでいると、奥行きが広い本に思える!?

                          ーつづく
新書
著者: 勢古浩爾
出版社:洋泉社
ISBN:4896916018
サイズ:新書 / 248p
発行年月: 2002年 01月
本体価格: 720円
WEB紀伊国屋
 ☆☆☆

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