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2002年08月02日(金)
この文は「心に残るとっておきの話」第五集 に乗っていた話で、そのまま写し書きしてみる。
ー老人ホームで孤独に死んでいったある老女のロッカーの中から 見つかった詩、書き置きです。
「何がわかっているのです!看護婦さん、あなたは何わかっているの? さほど賢くもない年老いた気難しい女、ぼんやりとした目付きをして 行動力も緩慢で、食ものをボロボロこぼしても返事をしない。 (努力して、やってみて欲しいの!}とあなたが大声でいっても、 そんな事少しも気にかけない様子で、靴下や靴はいつもなくしたまま、 何も逆らわず、何をしようというわけでなく、長い一日を入浴と食事で 埋めている。そんなふうにあなたには思え、そんなふうにあなたは 私のことを考えているの?
もしそうなら、看護婦さん、目を開いて、私を見つめてごらん。 あなたのいうままに、あなたにしたがって食事をし、私がじっと 静かにここに座っている間に、私のことを話しましょう。 私が十歳の子供の時、父と母が一緒に暮らし、兄弟姉妹は互いに愛し合い、 十六の若い少女のときはウキウキして、もうすぐ愛する人に巡り会えることを 夢み、やがて二十歳になろうとする時、花嫁になり心は踊り、 永遠に守ると約束した誓いの言葉。 ー続く
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