堀井On-Line



383,チンパンジー

2002年04月21日(日)



TV のドキュメントや本などでチンパンジーの生態の研究が面白い。
人間そのものである。
まずはその社会、ボス争いが面白い。
彼らの社会は厳格な序列が決まっていて、常にその力関係の争いと緊迫が漂っている。
特にボス争いが熾烈である。
また2番手3番手の力バランスが、人間の政争とそっくりである。

鼻が詰まった時など鼻の穴に小枝を入れ、くしゃみを誘発したりもする。
蟻の穴に棒を入れ蟻を抜く行為もする。
ボスのいない隙に浮気をしたりもするし、子供期の遊びと虐めも人間とほぼ同じ。
嫁いびりや集団リンチなどもある。

京都大学の霊長研究所の代々の名物教授が、数十年にわたりその研究を続けている。
その内容がいろいろ出版されている。
またTVでそのドキュメントを数年に一度づつ放映している。

今アメリカの研究所で、チンパンジーの一番人間に近いボノボというチンパンジー
の研究が進んでいる。数回そのドキュメントを見た。
言葉の研究やゲームの姿を見ていると、「人間との差は何処にあるのだろう?」
と考えさせられる事がある。

日本でもアイコという雌チンパンジーとその子供の研究がすすんでいる。
今ではヒトを「第三のチンパンジー」と呼ぶべきという動物学者も出てきている。
人間は狂ったチンパンジーパンジー(猿)というが、言葉を持った猿の
欲望の無限の拡大のなせる業か。

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