堀井On-Line



[162] 手順

2001年09月26日(水)




人生を生きてきてつくづく思うことは,どう学びどうそれを

実現してきたかというとである。大学を出たとか高校を出たとかは二の次、

しかしそこで何を学びなにを得たかがポイントのように感じる。

私の場合、浪人が一番勉強になった。そこで得たものは、

そこにたつと「ぎりぎりの線に立つと」知恵が出てくるということだ。

そこで手順を身につけたことだ。

人生の若い時にこれを身につけないと、人生の後半に問題にあたったとき

その解決に苦労する。

ぎりぎりの崖っぷちにたってはじめて、手順は身につくのではなかろうか。

それも前向きである必要がある。

チャレンジの中で自分を追い詰めて(その中で自己をぎりぎりのところに立たせる中で)、

知恵が出てくるプロセスを手順というのではないか。

30数年いろいろな仕事を手がけてきた。

仕事は違えど同じことがある、それがプロセスである。

どこの世界にいっても馬鹿な二代目がいる、そしてプロセスをみて笑う。

プロセスとは傍目でみてミットモナイ姿でもあるからだ。

プロセスは直線的にいかない。それが傍目からでは解らないからであろう。

「目的と手段」の手段に似ているが手順はその両方を含む。

「空即是色」のところもある。空にしてそこから手順を踏むからだ。

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