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2001年09月22日(土)
以前身近に[おれは性善説だ]と口癖の男がいた。
本当に性善なら‘それを売りに使うのがおかしい’という事も解らないらしい。
人間なんぞ性善も性悪もごちゃ混ぜになっているもの。
光のあて方でどうにもとれる。「性悪の路線の上を性善で走れ」
あたりが少しもっともらしいのかもしれない。
善良なんてのはある状態、苦労やぎりぎりのところに立ったことのない状態でしかない。
詐欺師やその手合いはその事を熟知している。従って善良という衣服を綺麗に着こなす。
本当に世の中、悪がいる!芯からの悪党がいる。
その人間が‘俺は実は性善’だと信じていたら、それこそ手のつけられない悪党であろう。
それか政治家向きであろう。
自分中に隠れ住んでいる‘邪悪なるものと神聖なるもの’とことん付き合ってみれば、
こういう説は一つの見方の一片でしかない事にきずくはずだ。
どうでもいいことだが、言葉の遊びレベルでいってうちはよいが。
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