お茶の間 de 映画
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2004年12月17日(金) 「クリビアにおまかせ」懐かしさを感じるポップでチャーミングなミュージカル仕立ての総天然色ハートウォーミングコメディ♪

『クリビアにおまかせ』【JA ZUSTER, NEE ZUSTER(はい、看護婦さん、いいえ、看護婦さん)】2002年・オランダ
監督:ピーター・クラマー
原作:アニー・M・G・シュミット
脚本:フランク・ハウトアッペルス/ハリー・バニンク 
ピーター・クラマー 
撮影:ピヨッター・クックラ 
 
出演:ルス・ルカ(療養所長、クリビア)
パウル・R・コーイ(隣家のクソ爺ぃ、ボーデフォル)
ワルデマル・トーレンストラ(泥棒、ヘリット)
チツケ・ライディンハ(住人、イェット)
パウル・ドゥ・レウ(美容師、ワウター)
ベップ・コスタ(住人、発明家の博士さん)
エド・ブレンナー(住人、おでぶちゃんのベルトゥス)
レナート・ヴァンダー(住人、へせっぽちのボビー)
フリッツ・ランブレヒツ(ヘリットのおじいちゃん)

ストーリー用ライン


60年代、サクラ草通りを舞台に、君子蘭(クリビア)の名を持つ陽気な看護婦さんを中心に繰り広げられる“ご近所ミュージカル”。

法廷。療養所、クリビア・ホームの女主人で看護婦のクリビアが、
隣人で大家のいじわる爺さんボーデフォルに立ち退きを求めて告訴されたが、あっさり判事に却下される。

療養所とはいうものの、現在彼女のホームに入居しているのは、
病人ではなく、身よりもなく、1人暮らしをするお金もなく、仕事の才能もなく、どうもうまく社会に適応できないけれど、夢と希望に満ちて陽気に生きている人々だ。

バレエダンサーを夢見るけどリズム感がゼロのイエットや、
素晴らしい薬を発明してノーベル賞をとろうと頑張る発明家の
博士さん・・・そんな彼らが、クリビアの慈愛と奉仕の精神の庇護の元、家族のように暮らしている。

・・・だから元気すぎて、毎日一日中、どったんばったん、上から下への大騒ぎ!博士さんはしょっちゅう実験に失敗して爆発騒ぎを
起こすし。
でも、「ドアをバタンをしめないでぇ!」と叫ぶクリビアの声が実はいちばんやかましいのであった。
ボーデフォル爺さんが血圧上がる理由もわかるけどネ。

さて、舞台をまたしてもクビになったバレリーナの卵、イエットが
しょんぼり帰宅する途中、ハンサムな青年ヘリットと出逢う。
2人は恋の予感に酔いしれるが、ヘリットが実は泥棒を稼業にしていたことから、クリビア・ホームとボーデフォル爺さんを巻き込んで大騒動に・・!!

やっかい事は、ヘリットだけではなかった。
博士さん、ついに“悪人を善人にする薬”の開発に成功。
臨床実験なぞなしに、ボーデフォル爺さんの愛猫(※凶暴)に
食わせてしまったぁ!
それに気づかれちゃったからさぁ大変、またしても告訴されてしまった。

まだまだ騒動は続く。
ヘリットのグランパ(お爺ちゃん)が、彼の誕生日を祝いに
やってくるという。
ホームをあげて歓迎パーティを準備していた彼らだが、
ヘリットの爺ちゃんも泥棒だと知って大ショック!!家系らしい・・。

しかもこの爺ちゃん、とんでもない置き土産を!
ついに進退窮まったクリビア。

ああ、行くあてのない彼らはこのまま追い出されてしまうのか。
ボーデフォルは、クリビア・ホームを金持ちの老婦人専用の養老院に改築して大儲けしようとご機嫌だ・・・・。


クリビアにおまかせ!


コメント用ライン


う〜〜ん♪ なつかしい、MGMのテクニカラーミュージカルへの
オマージュがこんもり詰まったハッピーでキュートでハートフルで
カラフルな、レトロ感が心地よい作品。

君子蘭のオレンジの花のように元気いっぱいで凛とした雰囲気の
オレンジ色の髪のクリビア。
どことなく山田花子に似ている愛嬌満点の顔立ちのお嬢ちゃん、
イエット。
2人とも美人じゃないんだけど、親しみのある顔立ちがいい。

この物語、もともとはオランダのお茶の間で60年代に大人気だったTVシリーズ。あれですな、「カラー・オブ・ハート」の中の“プレザントヴィル”みたいな位置づけでしょう。

後に舞台化もされ、舞台の主演も、オランダのトップ女優、ルス・ルカ。
これがこうして映画化され、本国では大ブームになったようですね。

雰囲気が、「リトルショップ・オブ・ホラーズ」にも似てますよね。セットの街角で歌い踊るミュージカル・コメディ♪(話がそれますが、「リトル〜」は舞台では悲劇ですが、映画ではハッピーエンドですよん)

先が読め読めの展開も、ちっともつまらなくない。
1シーン1シーンがとても楽しいのだもの。

赤十字をイメージした赤と白、不思議の国のアリスのような
水色のワンピースに白いエプロンの看護婦さん姿。
とっても綺麗。

個人的にツボは、男性陣のシャツ+ブリーフ(赤十字のマーク入り)(≧∇≦)/

60年代の衣装、髪型、小道具。
そして、オランダの方が見れば、雑誌や雑貨が当時流行したもの
のようで、レトロさがたまらないみたいですね。
オランダ語の響きもステキ。
ドイツ語ほど堅くない、フランス語ほど優雅でない。
公式サイトで知りましたが、登場人物のキャラによって訛が
バラバラなのも、地元の人にはウケるようです。

コントっぽいドタバタ感も嫌みがなく楽しいかぎり。
老若男女を問わず、オススメの映画だと思いますよ♪


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